カフェ風リビングに憧れる方は、多くいます。こちらのお部屋の施主様もそんなご希望を持っていらっしゃいました。
そこで打ち合わせの上でお好みのテイストを聞き、ヴィンテージモダンをテーマとしてカフェ風リノベーションを行いました。
縦に長いリビングは広がりを感じる
まず見ていただきたいポイントは床のフローリング。斜め張りすることで、動きや変化を室内に与えています。
素材は天然無垢の木材を採用。無垢の木材ならではの風合いや吸湿性など機能やデザイン性の高さも魅力です。
キッチン周りの壁は輸入品のタイルをふんだんに利用し、施主様の趣味にマッチする仕上げにしています。
キッチンとリビングの壁には白系統のブリックタイルを配した
空間は、リビングとダイニングキッチンをまとめ、約18畳のLDKにしたことを中心に設計しました。
家で最も過ごす時間の長い部屋を、お気に入りの空間に生まれ変わらせたリノベーションです。
キッチンは3口ガスコンロのシステムキッチン
リビングだけではなくキッチン天井にもスポットライトを設置
夜のムーディーな雰囲気を演出するには、室内の素材だけではなく照明をいかに使うかも重要です。
そこで照明にもこだわってみました。スケルトン状態にして塗装仕上げの天井には、隅々まで照らしてくれるスポットライトを照明として設置。
コの字型のレールに設置したことで、自由に動かすこともできます。
コの字型にレールを設置していることがよく分かる
メイン照明としても、間接照明としても使えるすぐれものです。
音楽をかけながら、照明を絞って壁だけを照らせば、なんとも心地よい気持ちになれます。
カーペットと室内の雰囲気がマッチしている
他のリノベーションのポイントは個室も重視している点です。お子さんの子供部屋の確保のために、従来の和室と納戸をそれぞれ5畳程度の個室にしました。
個室があることで、プライベート性も保てるように配慮されています。
リビングと個室。リノベーションによって、それぞれが家族全員にとって大変住み心地の良いお部屋になったのです・
寝室には押し入れを改装したクローゼットを新設