二人くらしに最適なお部屋を探されていた施主様。
間取りの大きな変更は行わず、もともとの間取りを活かしたリノベーションを施したお部屋です。
お二人のこだわりと暮らしやすさをつめ込んだ空間になりました。
素材やデザインにこだわり、贅沢に欲しい物を盛り込んだリノベーションを行った空間とも言えるのです。
見ていただきたいのはそのトラディショナルな雰囲気でまとめられたリビング。
床材にはカバの無垢材を使用。経年でさらに魅力が増していく素材です。
カバの風合いが目立つ床
カバはミネラルストリーク(鉱物線)と呼ばれる、木の成長過程で描かれる線が得も言われぬ風合いを出していきます。
またキッチンのカウンターにも木材を使用。
造作カウンターはすぐに手元から料理を出せる便利さ、そこで食事できる手軽さ、そして床の雰囲気とマッチしたデザインを持っています。
キッチンは一面タイル張りでメンテナンス性に優れている 造作カウンターもポイント
リビング自体は9畳弱と広くはないものの、限られたスペースを有効に使うための、機能的な試みが各所に見られるリノベーションとなっています。
リビングの天井に設置したライティングレールは隅々を照らす
キッチンの壁面には「サブウェイタイル」と呼ばれるおしゃれなタイルを使用。
タイルを全面に配置し、トラディショナルともいえる雰囲気を生み出しています。
敷き詰めたタイルの目地は黒で仕上げたことで、多少の汚れも目立ちにくくなり、家事の手間を省けるというメリットも。
白タイルの黒目地で汚れも目立たない
その他にもリビングの窓側には窓の下までの高さの造作棚を設置。
ちょっとした本棚に使ったり、インテリアや趣味の品をおいたり、観葉植物や写真をおいたりなど見せる収納スペースとして様々な活用が可能です。
腰の高さまで設置された造作棚は、部屋の広がりを妨げないように配慮
リビングに加えそれぞれの寝室を別々に用意。
寝室にはクローゼットを設け、お二人それぞれのプライベートスペースも十分に確保しています。お互いにとって大変心地よい空間が生まれたリノベーションとなりました。
寝室には収納力十分なウォークインクローゼットを造作
洗面所にもタイル貼り&造作棚