リビングはその家の顔になるとも言える部屋です。来客が来たときも、寝室を見せる人はあまり多くないでしょうが、リビングには必ずと行っていいほど人を通すでしょう。
こちらのご家庭では、リビングに収納力とデザイン性をもたらす造作の大型収納棚を設置されています。
棚は壁面造作家具メーカーへのオーダー品。壁面一面に設置された大型収納棚は、リノデュースとのサイズの打ち合わせも入念に行い、ピッタリと隙間なく埋まるものとなっています。
圧迫感もなく、それでいて意匠性も十分。リビングの顔に相応しいデザインの施工を行いました。
オーダー品の造作家具はボリューム感抜群で、テレビ台にも使える
配線なども事前打ち合わせで配置を決定しておいたので、無駄にコンセントなどが露出することもなく、スッキリとした印象をもたらしています。
見せない収納、見せる棚というコンセプトを十分に反映させたリビングには施主様も大満足。生活感を過剰に出さず、おしゃれな空間に仕上がっています。
天井の化粧梁も見逃せないポイント。骨太な化粧梁を配したことで、シンプル過ぎない、適度な装飾感を与えています。
天井には黒い3本の化粧梁
フラットすぎる天井は、見上げた時に物足りなさを感じる方もいます。化粧梁があることで壁と天井、両方に意匠を盛り込めました。
リビング以外の部屋も見てみましょう。
基本的にはシックにまとめたリビングとは対象的に、キッチンや洗面室にはデザイン性の高いタイルを配しています。
木製の洗面台にデザインタイルと異なるテイストを盛り込んでいる
油汚れが付きやすいコンロ横にデザインタイルを配置
キッチン背面には収納力抜群の食器棚
タイルは手入れのしやすさと、デザイン的な遊び心を両立する優れものアイテム。手軽に交換もできるなど、気分で変えられる便利さも魅力です。
2つあった個室はそのまま残し、夫婦の寝室にも、子供部屋にも使えるようにテレビ配線工事を実施。
またフルリノベーションながらも、玄関床はそのまま利用するなど、コストを抑えるところは抑えて、700万円以下と比較的低価格で工事を行うことができたのも、この施工のポイントとも言えるでしょう。
寝室はフラットな構成
玄関床はリノベ前のままでもおしゃれ