ご夫婦お二人ともものづくりに関わる仕事をされているという、こちらのお部屋の施主様。
それだけにリノベーションも、家がご夫婦にとってのキャンパス、そしてアトリエになるような創意工夫あふれるデザインが求められました。
まず従来のリビングと個室の壁を取り払い2LDKから1LDKに変更。キッチンを含めて20畳以上の広々としたLDKとなりました。
LDKのリノベーションのポイントは大きく2つ
まずは天井以外が仕上げ前ということ。仕上げをあえて行わず、ご夫婦二人で自由自在にリデザインできる壁にしています。家に命を吹き込む画竜点睛の一筆はご夫婦二人で実現したかったということでしょう。DIYでできる部分は御自身で手掛けることで、費用を抑えることにも成功しています。これもリノベーションだからこそなせる技。
もう1点は壁面に多数配置された有孔ボード。フックを掛けたて収納に使ったり、そのボード自体のデザインを活かした飾り付けをしたりと、アイデア次第で使い方は無限大。アイデア溢れるご夫婦だからこそ、有孔ボードを用いたいという希望が生まれ、そのご希望を無理なく反映しています。
訪れた方も「おおっ!」と思ってしまうほどのこちらのお部屋。
ライトもダウンライト、ライティングレール、スポットライトと多様な照明を設置し、夜には色々な顔を見せる部屋に仕立て上げました。
リビングだけではありません。ご夫婦のこだわりは家全体にあふれています。
ちょっとした休憩にも使えるロフトは屋久杉の間伐材で作られており、木の温もりを感じられるものに。
寝室をリビングとまたがって設置されたこのロフトは、収納場所として、限られたスペースを有効活用することもできます。
キッチンの造作棚、洗面所の鏡の枠などちょっとした場所に木材を採用。
デザインのアクセントにするとともに、優しい雰囲気の空間を作り上げることに成功しています。