高層階の角部屋。他方向から入ってくる光と風を存分に生かせるリノベーションです。随所に見られる工夫とこだわりをご紹介します。
一番長い時間を過ごすリビングダイニング。もともと和室だった部屋との境をなくし、約15畳の開放感ある大きなリビングダイニングへ。2方向から入る光を遮る壁を外し、全体が明るい空間になっています。天井を限界まで上にあげることで、より空間を広く感じられるようにしています。
照明はライティングレールにスポット照明を設置し、間接照明を採用。天井の色はあえて白ではなく薄いグレー、ライティングレールは黒にすることで、圧迫感なく、かつ窓枠サッシの色とも一体感が出るので、大人の爽やかさを感じる空間に仕上がっています。
システムキッチンの取手も黒のアイアン素材にすることで、部屋全体との一体感があります。キッチン部分のフロアはモルタル調のタイルを採用することで、落ち着いた雰囲気があり、掃除もしやすい素材です。
背面収納棚はゴミ箱を置ける高さ、家電製品のための奥行き、その他小物を置く高さが計算されています。キッチン奥にはちょっとした収納スペースを作りました。ウォーターサーバーやお米や缶詰など、あると嬉しいキッチンストレージです。
最大の特徴である、リビングからメインベッドルームへ繋がるウォークスルークローゼット。収納力抜群でスペースの有効活用にもなります。可動棚は好きな高さに棚を調整できるので、お持ちの収納ケースに合わせることが可能です。
湿気が溜まりがちなクローゼットもウォークスルーにすることでベランダからベッドルームまで全て解放することができ、風通しがよく、実用性も抜群です。
水回りにも随所にこだわりがあります。洗面化粧台にはモザイクタイルを入れることで、普通の洗面台から清潔感と高級感のある洗面台になりました。
浴室には横型ワイドミラーを採用することで浴室を広く見せる効果があります。
トイレには一面にアクセントクロスを入れることでホテルライクな大人な印象に見せています。
ちょっとしたスペースも無駄にはしません。壁の隙間には飾りスペースを設けました。ちょっとしたスペースを作ることにより無機質な一面の壁からセンスあふれる空間となります。
玄関には大量の靴収納棚と上着をかけられるハンガーパイプを設置しています。高さはお好みに調整可能です。上がり框は斜めにすることで玄関全体を広く感じる効果があり、広がった方の土間にはスーツケースなどを置いておくこともできます。
これもリノベーションだからこそ実現できる技ですね。