アイランドキッチンを中心に家事動線を意識した空間設計をすることで、機能的でストレスフリーな暮らし方を実現したリノベーションをご紹介いたします。
まずはLDKです。
自由な空間づくりが可能なアイランドキッチンを中心とし、そこから「リビング」はもちろん、「洗面所」や「バルコニー」までつながることで快適な3 way動線を実現しています。
家事のなかでも多くの時間を費やすとされる「料理」と「洗濯」を同時進行で行える環境は、忙しい家庭にとって時間短縮となり非常に効率的です。とくに洗面所からバルコニーまで一直線に移動できることは、ストレスを最大限抑えられる家事動線となり、きわめて機能的な暮らし方を可能にします。
そして、キッチンと洗面所の間には建具を設けていません。
こうすることで、よりスムーズに移動することができるほか、湿気がこもりやすい洗面所の換気効果も高められます。なお、開口上部にはロールスクリーンを設置しているため、状況に応じて活用することでプライバシーの確保も可能です。
キッチンの背面には造作棚を設置。
見せる収納とすることで、頻繁に使う道具の出し入れも楽になるなど、料理の手間を大幅に省けます。
1日のうち多くの時間を費やす家事の効率を高めると、時間に余裕が生まれて生活の質も向上するでしょう。
キッチンの腰壁には、インテリア性が高く、そして遊び心を感じさせるタイル仕上げとなっています。
カラーや濃淡が異なるひし形のタイルを組み合わせるだけで立体が浮かび上がり、個性的な表情を楽しめるだけでなく存在感も抜群です。
ペンダントライトの柔らかい光とも相性がよく、おしゃれ度もアップ。
一方、LDKに隣接するのはプライベートスペースとなる洋室です。
全体的に明るく、折り畳みデスクも搭載するなど、何かに取り組むにも集中できる環境となっています。
また間仕切りに室内窓を設置することで、LDKと若干のつながり感を残しつつ適度な光を採り込めます。
どことなくレトロチックな雰囲気が漂う洗面化粧台です。
丸型のミラーとモザイクタイルの組み合わせが、シックでおしゃれな空間演出にマッチしています。
玄関は、全体的に明るいなか、濃色のフローリングと建具、そしてペンダントライトが美しいコントラストとなって上質な空間に仕上がっています。
シューズクロークの出入り口をアーチ状とし、アクセントとしての効果を発揮しながらも、圧迫感のない柔らかく開放的な空間となりました。
家事効率を最大限高め、生活のムダを省くことで、快適で機能的な暮らし方を実現したリノベーションの完成です。