娘さまの大学卒業から勤務開始を機に、お互いの通勤圏内での物件探しを開始した施主さま。
当初は、現居の近くのみを検討していらっしゃいましたが、価格や広さ、通勤時間の兼ね合いなどで、
ご家族の家事をふたりで分担しているため、少しでも日々の家事の負担を減らしたいということで、
フルリフォーム済みの物件にもかかわらず、設備関係には妥協を許さず、一つ一つの設備を機能重視で置き換えてい
きました。一部、既存部を残しながらも、家事動線の確保、収納スペースの確保、表装の変更など、ちょっとした
手を加えたことで、使い勝手も空間も見違えるほどのものとなりました。
まずはLDKです。キッチンと横並びのダイニングテーブルを置けるスペースの確保、壁掛けテレビ、ダウンライト、ハイドア、風通しの良いソフトクローズ機能を有したガラス張りなど、リノベーションの醍醐味としてプラスに捉え、結果としてご満足頂けるプランを実現させることができました。
「少しでも家事を楽にしたい」ということで、水廻りの設備は、お施主様が何度もメーカーのショールームに足を運び各社比較しながら、ご自身で選ばれました。
ユニットバスの「おそうじ浴槽(自動洗浄)」機能や、キッチン水栓用の「フットスイッチ」、キッチンの「海外製の大きな食洗機」や「フラットでお掃除のしやすいIHクッキングヒーター」など、全ての設備機器はお施主様のこだわりのもの詰まったものとなっています。
できるだけシンプルな構成をしたいという事で、収納スペースを十分に確保し物が散らからずに済む工夫をしました。広い土間から、回遊性をもたせる形で生活動線を確保しています。
洗面室およびバスルームです。廊下とリビングからウォークスルー方式で入室でき、ワイドな洗面台の天板には右側下部にドライヤーなどを収納できるスペース、洗面台とミラーキャビネットを一体型でなく別付けにす
る造作風味、浴室横には物干し&衣類たたみ台を備えたランドリースペースを設けました。洗濯機の横に乾燥機を置けるスペースを確保したのもポイントです。
お家全体の動線と、設備機器の機能性にこだわりを魅せたリノベーションでした。