山越しに海も望める自然豊かなリゾート地。定住のお住まいとして計画しつつも、立地特性を生かしてホテルの様な落ち着き感と遊び心取り入れたいと考えました。お施主様はインテリアとお酒が好きな方で、お持ちの家具や嗜好イメージに内装の色や質感を合わせていきました。
豊かな自然を望みながら、趣味の映画やワインを思う存分楽しめる、贅沢な1LDKの住まいです。
LDKはダクトレール、スクリーン、ハンギングバー、キッチンカウンターなどをブラックで統一。水回りは、白基調の選定とし(特に照明やハンギングバーを白いアイアンで統一)、清潔感を創出しました。
照明は、ホテルのような明るさ(暗さ)を作れるように、調光機能を取り入れつつも、意匠的なペンダントやブラケットをアクセントに。クロスは白ではない薄グレーのものを基調とし、大胆なグリーンのアクセントを取り入れた、落ち着きとちょっとした遊び心が映える空間になっています。
対面キッチンへの変更と付帯パントリー。
現在、施主様がお持ちのこだわり家具に合わせて、同系色の無垢フローリングや造作カウンターを計画、好きな真鍮の素材感も床見切りや棚ブラケット(支給品)など、随所に採用をしました。
こだわりの設備として、100インチのスクリーンを設置しました。キッチンのワイングラスホルダーの設置も相まって、趣味の映画やワインを思う存分楽しめる、贅沢な1LDKとなりました。
上記こだわりポイントで解決できた部分も多いですが、それ以外としては特に室内の段差解消がポイントです。
既存は水回りが1段上がっていて、リビングで下がるお部屋となっていましたが、室内の全てフラットにすることが必須でした。水回りも動かすため、通常は玄関で大きな段差が付きますが、身体の負担を考えて幅広のステップを計画しました。
玄関の動線では、既存は玄関扉からストレートに廊下があり、直接室内が見えてしまいましたが、視線を遮ぎるよう敢えてクランクさせています。
広々としたLDKと寝室で、お気に入りの家具を設置したい。料理が好きなので、キッチンにゆとりをもたせたい。段差のないフラットなお住まいにしたい。これらを全て叶えたリノベーションとなりました。