ご主人がフレンチシェフということで、キッチン周りを特に充実させたいと、特に念入りに設計打ち合わせを行いました。また、現状1室となっているお子様たちのお部屋は、将来的に壁で2部屋に隔てられるよう、各所補強を入れ、成長に即した可変的な間取りを実現しました。
コンクリート躯体現しの無機質な壁面に木フローリングの有機的な床仕上げが独特なコントラストを生み出す、魅力的な空間としました。間取りは、キッチンを壁面に這わせて設置し、すぐ後ろをダイニング、リビングとそれぞれの境界をなくし、一体化することで占有面積を思うように、自由に利用できるように設計しました。
躯体の色味をそのままにキッチンはステンレス、冷蔵庫は業務用冷蔵庫を設置し、アンティークのダイニングテーブル、チェアを配置し、暖色系等の明るさの照明にすることで、温かみのあるレストラン、カフェ風な落ち着く空間を目指しました。
ご主人がフレンチシェフということで、キッチン周りを特に充実させたいと、特に念入りに設計打ち合わせを行いました。レストランの厨房を彷彿とさせる幅2400のステンレスキッチン、大容量の業務用冷蔵庫を配置している点も本格的です。
お子様の様子をリビングから確認できるようにと、それぞれ室内窓を設置しました。実際は、お子様の部屋は仕切られていますが、多くの部分がリビングダイニングに接している為、生活の核が集約される空間を一体として利用していただける間取り・配置を提案しました。
お子様の部屋は、現在、ひとつの空間を2人なかよく利用していますが、将来的には壁で2部屋に隔てられるよう、各所補強を入れ成長に即した可変的な間取りにしました。
リノベーションで中古物件に新しい価値を与え、その古さを生かし、躯体を露出させることや、壁を抜くなどの思い切ったお施主様のご要望を実現することができました。
味のある古さの中に、新しさが見え隠れしており、今回完成した独特の雰囲気は、中古物件+リノベーション特有の部屋を実現したことで、お施主様にも大満足していただけました。