もともと和風テイストで作られた在来工法の戸建て住宅。何度か行われたリフォームにより、色も素材もチグハグになってしまっていたところ、全体としての統一を持たせるように、色味を調整していきました。
既存の柱材や窓のシートなど、元々の部屋の色味が好みではないと話す施主様は、表装の色への拘りは強く、ショールームへ多数通いつめ、結果、全体として落ち着きのある、和モダンな空間へと生まれ変わりました。
こちらは2階に元々ありました和室、リノベーション前のお家では1階にも6帖の和室がありましたが、そちらはLDKスペースとして拡張し排除、日当たりの見込める2階に和室という機能を集中させる作りにしました。
上記した1階の和室は、部屋そのものを廃して隣接しているLDKを拡張する形にして広々とした空間になりました。収納建具は洋風に、建材そのものや、それに施す塗料に至るまで、施主様の統一感のあるセレクトが光ります。
大きな吹き抜けがある解放感のある玄関や廊下もこのお家のお気に入りポイント。ほかの部屋同様、十分な採光が見込める点も嬉しいところ。
こちらの戸建、吹き抜けのほかに、ロフト付きのお部屋も。縦の空間にも印象を与えるため、該当箇所にアクセントクロス2種で仕上がりを施しています。
圧倒的広々空間と、コンセプトを一貫した表装の和モダンリノベーション。この空間で自由にインテリアや機能性を高めて個性的なお住まいを実現できると思うとワクワクが止まりません。