現在の、賃貸物件での馴染み慣れた生活も悪くないという気持ちがあるなか、賃貸物件だと理想の空間にできない、不便に感じる場面がたまにあるとふと考えた施主様。リノベーションを伴った家を買えば、ストレスのない理想空間に仕上げることができると考えられたことがきっかけで、弊社へ相談されました。
デザインコンセプトは、これまで慣れ親しんだ生活空間や機能を集約して、施主様のリモートワーク中でも家族の顔が見える、家族の輪を大切にした空間を実現したいと話しておりました。
キッチンは、奥様と二人で料理ができるくらい、余裕のある空間をご所望でした。加えて、料理の給仕や片付けなど、生活動線を意識した空間にしたいという全体的なコンセプトから、円形のような間取かつ中央にLDKのあるこちらの物件を購入することができたことも、理想により近づけたリノベーションとなりました。。
水回り設備機器は、衛生面を考えて全て一新しました。また、自由設計というマンションリノベーションの特徴を活かすように、造作の洗面化粧台や棚を設置して、用途の拡張性を高めました。
お子様や、施主様ご自身も、足を段差に引っ掛けて痛い思いを多くしていたようで、リノベーションした自宅は段差が無い家がいいと、はじめから考えておられました。それだけではなく、床を走るお掃除ロボットが十分に機能するというメリットもありました。
施主様は、新居造りにあたり大きな目標として、テレワーク用のスペースを当初から所望されていました。その空間ですが、内窓の採用によって、窓の断熱性能を上げたり、リビング間との疎通・様子が見えることも、子育てを伴う施主様としては有難い要素でした。間仕切りの自由度によってワークルームをガラス張りにしたり、トイレをLDKに組込むなど、リノベーションらしいオリジナルの生活空間を、施主様は手に入れることができました。
住設機器の使い勝手は、施主様自らショールームに出向き、見積りを取るほどのこだわり。内装仕上げの色味に関しても、奥様が黄色系を好まないため、できるだけ寒色でも暗くならない材料選びを心掛けておりました。