渋めのカラーが目を引く2LDK+2Sのお住まい。
アパレル関係にお勤めのお洒落なご夫婦と娘さん3人家族で暮らすお家です。
元々、数年前にリノベーションされたお部屋を、自分たち好みの間取りとデザインに再リノベーションしました。
お仕事の関係もあり、衣類の収納スペースで一部屋確保した大胆な間取りと、渋めのカラー選定が目を引くキッチンや寝室のカラーリングによって、一つひとつのお部屋の個性が引き立ちながら、まとまりのある上品なリノベーションに仕上がりました。
キッチン空間のデザインについては、コンパクトかつオープンなⅡ型レイアウトとしました。コントラストのあるタイル調デザインは、壁面を白プレーンタイル、床をダーク系ヘキサタイルで仕上げました。セージ色で渋めの扉カラーや、モルタル調の腰壁アクセントクロスといったコーディネートが光ります。
二方向動線を設けた大型パントリーの併設も、当初の計画のうちです。
寝室と4.7畳のウォークインクローゼットの間取りとデザインについては、寝室5畳と同程度の広さを確保した大胆な間取りとしています。お互いを行き来できる、開口のみのフリー動線プランです。3面ピンクベージュの温かみのある寝室カラーも特徴的です。
間口目一杯に広げたフラットなリビング・ダイニング空間を大きな特徴としました。南向きの採光にも優れています。
リビングの脇には、完全に間仕切れる個室スペースの併設を行いました。用途に合わせて開放的なリビングを個室に変更可能です。
どうしても2つの個室と、2つの収納(大型ウォークインクローゼットとパントリー)が必要だったため、リビングの広さを保ちつつ、一つひとつの部屋が狭く感じない様に、可動間仕切りや開口のみの間取り、工夫した動線を提案しています。
当初コンクリート現しやモールテックスなどの仕上げをご希望されていましたが、進めていく中で、コスト面も少し落としたい方向になり、今回、同じ様な見た目のクロス等で再提案しました。
コストを抑えるため、既存の洗面トイレを残しながら、雰囲気がガラッと変わる提案をしています。
キッチンでの作業効率を考え選定したⅡ型キッチンを中心とした広々LDKを、必要な部屋数・収納エリアを実現しながらも機能させ、壁を白で統一したことで全体的に清潔感があり、建具やキッチンなどの色味ともマッチした、コーディネートの優れたお部屋となりました。