天井高がとてもとても高くフロアライン2480mmと、お部屋の既存状態の良さを活かしつつ、尖りすぎないデザインを意識し、使いやすさに重きをおいた内装設計を目指しました。
既存の間取りを踏襲した配置になっていますが、キッチンスペースは、ある程度区切られた空間が良いとのご要望をいただいておりました。室内窓を設けて、視線が抜けるデザインにすることで、壁により隔てられえていながら圧迫感・閉鎖感を全く感じない納まりとしています。
後付けで設置したパントリーからキッチン、各部屋へ繋がる廊下の寸法採りを何度も検討を重ねたことにより、それぞれがとても使いやすい寸法になっています。
旦那様がアメリカ人ということで、洋風のテイストを随所に散りばるデザインのご要望をいただきました。中でも寝室とする洋室のクロス仕上げには、ベルサーチのクロスを施しました。
凹凸のある立体的なクロスは、お部屋全体の高級感をぐっと高め、心踊るような高貴な空間に様変わりしました。
和室にも金色のクロスを施工し、外国からのご友人にかっこいい和室を見せたい、とのことで、オリジナルな空間を目指しました。
洋風でダイナミックな表装と、シンプルで居心地を重視した、一見2種類に見える雰囲気をリノベーションによって融合できた事例ではないでしょうか。