同じ港北区にお住まいだった30代のご夫婦。ご主人のお勤め先は横浜・みなとみらいにあります。
現在は、ほとんどリモート業務のため、通勤には困らないが、リモート業務から出社に切り替わった時を考えて、通勤や生活に便利な立地として、大倉山を選択しました。
物件選びの一番のポイントは、眺望と日当たり。日々の生活にゆとりとリラクゼーションを求め、明るい日差しの中に緑が見える眺望にこだわった末に見つかった物件でした。
施主様のお気に入りは、南・西・北の三方角部屋と広いルーフバルコニー。もちろん眺望、日当たりは極上のものでした。この解放感を最大限活かすために、従前リビングと和室に区切られていた南・西面をひとつにして、広いリビングにしました。結果、リビングからはパノラマ状に広がる眺望は、昼は間近に大倉山の雄大な緑景、夜は新横浜やみなとみらいの夜景を楽しめる、スィートルームになりました。
設計もそれに合わせて、なるべく空間を広く取り、無駄なスペースができない様なプランを提案しました。
フローリングやキッチンの木目がマッチし、壁やドアのアクセントが引き締まって、非常に上品な空間のお部屋ができあがりました。
当初から、旦那様が最もやりたかった内容は、全室二重サッシで気密性の高いお部屋にしたいと言うことでした。
設計していく中で細かい仕様も考えていき、西側は遮熱ガラス、他は断熱ガラスで色を分け、よりこのお部屋に特化した二重サッシが計画できました。
土間収納が欲しい反面、お部屋の条件的に難しい部分がありましたが、必要最小限で計画して、その他の個室を極端に狭める事なく計画できました。
奥様のご要望としては、洗面からファミリークローゼットを作って寝室までの裏動線を確保したいとのことでした。限られたスペースの中で、通路だけの動線で無駄なスペースにならない様、通路と脱衣室を兼用し、床材の切り替えも考慮して、寝室とウォークインクローゼットが一体になる空間構成とすることで、狭さを感じない工夫をしています。