無垢フローリングなど木の温もりを感じるナチュラルな空間のなかにも、黒をアクセントにすることで引き締まった雰囲気に仕上がったリノベーションのご紹介です。
LDKの床にはオークの無垢フローリングを採用。日本ではナラの木ともいわれ、耐久性が高く木目が美しいことなどが特徴です。
西側の壁に黒のアクセントクロスを一面に貼ることで、空間がぎゅっと引き締まりました。
そして天井には黒のダクトレールとスポットライトを取り付け、スタイリッシュに映えています。
窓際にダクトレールと並行して設置しているのは黒のアイアンハンガー。物干し感のないデザイン性に加え、機能性をも兼ね備えたおしゃれなアイテムです。
キッチンは、ナチュラルテイストな空間にぴったりな木目柄のペニンシュラタイプです。
壁には清潔感漂う白のサブウェイタイル。立体的なフォルムがつくる陰影が高級感を演出しています。
シンクとコンロ、冷蔵庫のほかにも、食器棚やテーブルまでの動線距離を縮めることで、家事効率を圧倒的に高めたスペースになりました。
玄関に入ってまず目に飛び込むのは、モルタル仕上げの広い土間と稼働棚の靴収納。
稼働棚にすることで、靴の量が多くなっても棚を増やせば対応が可能です。また通気性も高まり、湿気がたまることもありません。
土間の奥にはウォークスルークローゼット。
帰宅後には、部屋着などに着替えてLDKへ移動できるなど、オンとオフのスイッチを切り替えるポイントにもなります。
あえて玄関の上框を設けず、フローリングを切りっぱなしにしてすっきりとした仕上がりにしています。
洗面室は清潔感のある白を基調とし、カウンターを造作してオリジナルの洗面台を設置しています。
白のモザイクタイルがレトロな雰囲気を演出し、黒いタオルかけがアクセントになって際立っています。
トイレも全体的にシンプルな白を基調としていますが、アクセサリーを黒にすることでアクセントとなっておしゃれな空間になりました。
寝室の建具にも木目柄を採用することでナチュラルテイストに仕上がり、一日の疲れを癒すには適した部屋といえるでしょう。
LDKのすぐ横に位置する洋室の窓からは東京スカイツリーが望めます。東京スカイツリーは夜のなるとライトアップも変化するなど、飽きのこない一室になるでしょう。
美しい眺望と鮮やかなスカイブルーのアクセントクロスが調和して、魅力的な空間になりました。
全体的に木の温もりを感じるナチュラルテイストでありながら、要所にアクセントを用いることで空間を引き締め、センス溢れるリノベーションになりました。