ドアの開け閉め不要な大空間のワンルーム。視覚的なノイズの少ないミニマルな空間デザインで魅せる、リノベーションをご紹介いたします。
大空間のワンルームかつ、一年を通してどこに居ても適温が保たれるよう、高気密・高断熱性の確保が拘りのポイントとなっています。性能を確保するための床断熱施工(床暖房あり)、高気密材による壁断熱施工、全ての窓に二重窓(半透明UVカット)を設置しています。
ワンルーム内は、視覚的ノイズをなるべく少なくした部分が拘りポイントとなっています。
キッチンは、サンワカンパニーのグラッドコンパクトというミニマルデザイン商品をご選定され、空間に溶け込むようになっています。仕上げ材の床材、壁材などを含め、空間はグレートーンで統一されています。
サニタリー内の設備については、掃除のしやすさが拘りのポイントとなっています。
必要最低限の機能のみ残したシャワールーム(LIXIL)、フロートタイプのトイレ(TOTO/FD)、フラットな洗面カウンター(アイカ/スタイリッシュカウンター)などです。
サニタリールームの内装は、ブラウン系でまとめていますが、天井と壁のクロスは一部柄物のアクセントをご選定されています。全て、施主様ご自身でショールームなどへ行かれて検討されました。
その他、細かい部分では、音楽鑑賞用のスピーカーに拘りを持っておられ、リビングダイニングの一部に音質が良くなるとされている医療用のコンセントを設けたり、猫を飼われる予定があり、玄関ドアの室内側に脱走防止用の網戸を閉められる様な工夫もこだわりのポイントとなっています。
家具やものをあまり持たず、無駄のない生活を実現するため、ドアの開け閉めが不要なワンルーム空間をご希望されていました。
今回のリノベーションでは、床や壁の断熱材、二重窓を新たに施工し、高気密・高断熱の性能を確保することで、30畳越えの大空間ワンルームを実現しました。サニタリールーム以外はドアの開け閉めが不要となり、ミニマリストならではの間取りとすることができました。
配管経路なども床高が上がらないような配置を緻密に設計し、なるべくフラットな面で構成することで、掃除のしやすさとミニマルな空間デザインを実現しています。