「不動産は大手を選ぶべき?」
「大手不動産のメリットって何かな」
「実績などの情報を知っておきたい」
不動産の仲介で大手を選ぶべきでしょうか。結論からお伝えすると、仲介手数料で選ぶなら大手よりも中小規模の不動産業者がおすすめです。
近年の中小規模の業者では仲介手数料が発生しないところが増えていることが理由に挙げられます。
とはいえ、大手の安心感も知っておくべきです。また大手不動産の情報やメリットとデメリットを知っておけば、いざ仲介が必要になった時の判断材料になります。
本記事では、2024年最新の大手不動産ランキングの解説から各会社のメリットとデメリットも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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不動産業界の現状とこれから
いま、国内の不動産市場では住まいの所有から活用へと考え方が変化しています。
近年の人口減少や少子高齢化といった、社会問題から空き家の増加やマンションなどの建物の老朽化が進んでいるのが要因です。
さらに、円安によるインフレの進行や、今後考えられる利上げによる不動産業界の影響も懸念されます。
一方で、官民が手を取り合い、以下のような対策を進めています。
■|スマートシティの開発
■|環境に配慮した住宅建築の推進
社会情勢の変化による課題はさまざまですが、環境の変化に合わせた対応策も進んでいるのが現状です。
また2030年に向けた国の取り組みは、今後の不動産業界を明るく照らす材料となるでしょう。
【2024最新】大手不動産ランキング10選(売買)
ここでは大手不動産会社の最新情報を紹介します。ぜひ参考にしてください。
◉ 2. 東急リバブル
◉ 3. 住友不動産販売
◉ 4. 野村の仲介+
◉ 5. 三井住友トラスト不動産
◉ 6. 三菱UFJ不動産販売
◉ 7. みずほ不動産販売
◉ 8. オープンハウス
◉ 9. 積水ハウス不動産
◉ 10. 東宝ハウスグループ
1. 三井のリハウス
公式サイト | 三井のリハウス |
総手数料 | 約776億円 |
仲介件数 | 約38680件 |
一件あたりの手数料 | 約200万円 |
売上高 | 約16,4455億円 |
店舗数 | 289店舗 |
三井のリハウスは、三井不動産リアルティが展開する不動産仲介サービスです。
主な事業内容は以下のとおりです。
■|賃貸仲介
■|不動産コンサルティング
■|駐車場経営
■|カーシェアリング
不動産業界のなかでも知名度が高く、38年連続で売買仲介取引実績がトップクラスです。
また、売主と買主の両者サポートサービス「360°サポート」や、都市部での中古マンションに強いのが特徴です。
長年の実績と知名度により、多くの顧客が選んでいる不動産企業ブランドで全国のネットワークも広く、地方物件も強い販売能力があります。
2. 東急リバブル
公式サイト | 東急リバブル |
総手数料 | – |
仲介件数 | 約30265件 |
一件あたりの手数料 | 約200万円 |
売上高 | 約1,884億円 |
店舗数 | 199店舗 |
東急リバブルは、不動産業界のトップ企業として豊富な実績と信頼性のある大手不動産会社です。
1972年の創業で歴史があります。売却保証や買取保証、リースバックなど様々な不動産サポートサービスを提供しており、最新のテクノロジーも積極的に導入しています。
とくに東急沿線エリアでは強いブランド力を有しています。
またグループ企業との連携により、総合的なサービスの提供が可能です。
不動産取引において信頼性が高く、多様なニーズに対応できる強みのある企業です。
3. 住友不動産販売
公式サイト | 住友不動産販売 |
総手数料 | 約723億円 |
仲介件数 | 約31502件 |
一件あたりの手数料 | 約190万円 |
売上高 | 9676億円 |
店舗数 | 229店舗 |
住友不動産販売は1975年に創業した歴史ある不動産会社です。
お客様第一主義を理念に掲げ、以下の6つの特徴があります。
■|顧客第一主義
■|成果主義
■|働きやすい環境と多様性あるキャリアプラン
■|直営ネットワーク
■|正当評価
とくに、豊富な経験と信頼性が強みです。
全国に広がるネットワークを活かし、地域に密着したサービスを提供しています。
売買仲介においては、豊富な物件情報と専門的な知識を持つスタッフが、顧客一人ひとりのニーズに応じた最適な提案を行います。
4. 野村の仲介+
公式サイト | 野村不動産ソリューションズ |
総手数料 | 約452億円 |
仲介件数 | 約9985件 |
一件あたりの手数料 | 約400万円 |
売上高 | 約1603億円 |
店舗数 | 98店舗 |
野村の仲介+は2000年に設立された不動産大手企業です。
野村不動産ホールディングス株式会社の子会社であり、個人・法人向け不動産仲介に強みがあります。
顧客ニーズに合わせた柔軟なサービス提供、最新のテクノロジーを活用した効率的な取引プロセス、そして専門知識を持つスタッフによる丁寧なサポートが、お客様満足度の高い理由です。
具体的には、AIを活用した不動産価格査定システム、オンライン内見やバーチャルホームステージングなどのデジタルツールの導入、さらに売却保証プランや買取保証プランなどの多様な取引オプションを提供しています。
5. 三井住友トラスト不動産
公式サイト | 三井住友トラスト不動産 |
総手数料 | 約249億円 |
仲介件数 | 約8128件 |
一件あたりの手数料 | 約300万円 |
売上高 | 約5661億円 |
店舗数 | 68店舗 |
三井住友トラスト不動産は三井住友信託銀行グループのひとつです。
長年培ってきた不動産取引のノウハウ、金融機関としての信頼性、そして顧客一人ひとりのニーズに合わせたきめ細やかなサービス提供にあります。
具体的なサービスとしては、不動産売買仲介はもちろん、不動産有効活用のコンサルティング、相続対策、資産運用アドバイスなど、幅広い不動産関連サービスを展開しています。
三井トラスト不動産は、金融機関グループならではの信頼性と専門性を活かし、お客様の多様な不動産ニーズに対して、総合的かつ高品質なソリューションを提供しています。
6. 三菱UFJ不動産販売
公式サイト | 三菱UFJ不動産販売 |
総手数料 | 約190億円 |
仲介件数 | 約4,652件 |
一件あたりの手数料 | 約410万円 |
売上高 | 約4501億円 |
店舗数 | 35店舗 |
三菱UFJ不動産販売は、三菱UFJフィナンシャル・グループの一員として、高度な専門性と豊富な経験を活かした信頼性の高い不動産仲介サービスを提供しています。
大手金融グループの信頼性、長年の不動産取引で培った専門知識とノウハウ、そして顧客一人ひとりのニーズに合わせたきめ細やかなサービス提供にあります。
不動産売買仲介を中心に、資産活用のコンサルティング、相続対策、不動産投資アドバイスなど、幅広い不動産関連サービスを展開。三菱UFJフィナンシャル・グループの豊富な情報網を活用した物件情報の提供や、専門知識を持つスタッフによる丁寧な対応も特徴です。
7. みずほ不動産販売
公式サイト | みずほ不動産販売 |
総手数料 | 約188億円 |
仲介件数 | 約3815件 |
一件あたりの手数料 | 約494万円 |
売上高 | 約4516億円 |
店舗数 | 49店舗 |
みずほ不動産販売はみずほフィナンシャルグループの子会社です。
信頼性の高い不動産仲介サービスを提供しています。
長年の不動産取引で培った専門知識とノウハウ、そして顧客一人ひとりの状況やニーズに合わせたカスタマイズされたサービス提供にあります。
また、みずほグループの総合力を活かした幅広い金融・不動産ソリューションの提供能力も大きな強みとなっています。
みずほ不動産販売は、大手金融グループの一員としての信頼性と専門性を活かし、お客様の多様な不動産ニーズに対して、総合的かつ高品質なソリューションを提供しています。
8. オープンハウス
公式サイト | オープンハウス |
総手数料 | 約168億円 |
仲介件数 | 約8497件 |
一件あたりの手数料 | 約186万円 |
売上高 | 約3633億円 |
店舗数 | 68店舗 |
オープンハウスは、革新的なビジネスモデルと積極的な成長戦略により、不動産業界で急速に成長している企業です。
独自の「仲介専門店舗」モデル、豊富な物件情報、競争力のある価格設定、そして顧客ニーズに合わせた柔軟なサービス提供にあります。
また、新築一戸建て事業での強みや、不動産投資サポートなど、多角的な事業展開も魅力となっています。
不動産売買仲介はもちろん、新築一戸建ての企画・開発・販売、不動産投資コンサルティング、リノベーション事業などを展開。自社開発の新築一戸建ては、都市部での好立地と手頃な価格帯で人気です。
オープンハウスは従来の不動産業界の常識にとらわれない革新的なアプローチと、顧客ニーズに即したサービス提供により、急成長を遂げています。
9. 積水ハウス不動産
公式サイト | 積水ハウス不動産 |
総手数料 | 約123億円 |
仲介件数 | 約7075件 |
一件あたりの手数料 | 約174万円 |
売上高 | 約2626億円 |
店舗数 | 115店舗 |
積水ハウス不動産は、大手住宅メーカーである積水ハウスグループの不動産仲介部門として、高品質な住宅建築の知見と豊富な不動産取引経験を融合させた、信頼性の高いサービスを提供しています。
積水ハウスグループの長年にわたる住宅建築ノウハウ、全国規模のネットワーク、豊富な物件情報、そして顧客一人ひとりのライフスタイルに合わせたきめ細やかなサービス提供にあります。
また、不動産仲介だけでなく、賃貸管理や不動産投資など、総合的な不動産サービスを展開している点も大きな強みです。
大手住宅メーカーグループの一員としての信頼性と専門性を活かし、お客様の多様な不動産ニーズに対して、質の高い総合的なソリューションを提供しています。
新築・中古を問わず住宅の購入や売却、賃貸管理、不動産投資を検討している方々にとって、安心で信頼できるパートナーとなるでしょう。
10. 東宝ハウスグループ
公式サイト | 東宝ハウスグループ |
総手数料 | 約118億円 |
仲介件数 | 115,173件 |
一件あたりの手数料 | – |
売上高 | 約2897億円 |
店舗数 | 24店舗 |
東宝ハウスグループは、不動産仲介を中心に、賃貸管理、リフォーム、不動産投資など、総合的な不動産サービスを提供する企業グループです。
地域に根ざした豊富な不動産情報、経験豊富なスタッフによる丁寧な対応、そして顧客のニーズに合わせた多様なサービス提供にあります。
自社開発の物件管理システムを活用した効率的な賃貸管理サービスや、独自のネットワークを活かした投資用不動産の紹介など、多角的なアプローチで顧客ニーズに応えています。
東宝ハウスグループは、地域密着型のサービスと総合的な不動産ソリューションの提供により、お客様の多様なニーズに応える体制を整えています。
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大手不動産会社のメリット
ここでは大手不動産のメリットを紹介します。
◉ 売買以外のサービスが充実している
取り扱い物件が多い
大手不動産会社が多くの物件を扱えるのは、その規模と知名度によるものです。
全国規模のネットワークと強力な広告力を持つ大手企業は、個人所有者や他の不動産業者からも多くの物件情報が集まります。
例えば、ある大手不動産会社では、一度に数万件の物件を取り扱っているケースもあります。
豊富な物件数は、顧客にとって以下のようなメリットをもたらします
■|比較検討しやすい
■|希少物件がある(掘り出し物件)
大手不動産会社は、豊富な物件情報を活かして、顧客一人ひとりのニーズに合わせた提案ができるのが強みです。
売買以外のサービスが充実している
大手不動産会社が売買以外のサービスを充実させている理由は、顧客の多様なニーズに応えるためです。
不動産に関わる様々な課題を解決することで、顧客満足度を高め、長期的な信頼関係を築けます。
たとえば、以下のようなものが挙げられます。
■|リフォーム・リノベーション
■|住宅ローンの相談
■|引っ越しサポート
■|保険サービス
結論として、大手不動産会社の充実した売買以外のサービスは、顧客にとって大きな付加価値となります。
単なる物件の売買だけでなく、不動産に関する総合的なソリューションを提供することで、顧客の多様なニーズに応え、長期的な関係構築につながるのです。
大手不動産会社のデメリット
メリットがる一方で以下のようなデメリットもあることを把握しておきましょう。
それぞれ詳しく解説していきます。
◉ 柔軟な対応が難しい
◉ 仲介手数料が値引きしずらい
営業マンのハズレがある
大手不動産会社の営業マンは、個人のスキルや経験にばらつきがあり、ハズレを引いてしまうと、デメリットとなる可能性があります。
大手不動産会社は、多くの物件を取り扱っており、知名度も高いことから、安心して任せられるというイメージを持つ人も多いでしょう。
しかし、社員数が多いということは、それだけ個人のスキルや経験にばらつきがあることを意味します。
営業マンのスキルや経験によって、顧客への対応の質や、物件情報の提供の仕方、交渉力などに大きな差が生じます。
たとえば、以下のような部分でデメリットを感じるでしょう。
■|希望にそぐわない提案をする
■|アフターフォロー不足
残念な営業マンがいるのは、人材育成の仕組みや、営業マンの評価制度に問題があるケースが考えられます。
たとえば、売上ノルマが厳しく設定されている場合、顧客のニーズよりも、契約を優先してしまう営業マンもいるかもしれません。
大手不動産会社を選ぶ際には、営業マンの評判や、過去の取引実績などをよく調べて、信頼できる担当者を見つけるのが重要です。
柔軟な対応が難しい
ラインなどでこまめに対応してくれるところはなかなかないことが現状です。
また、こちらに関してもある程度のフローに則って営業しているため少々ドライな対応といった印象を受けるかもしれない大手不動産会社は、その組織の大きさゆえに、顧客の個別的なニーズに柔軟に対応するのが難しく、画一的なサービスになりがちです。
柔軟な対応が難しい理由として、以下のようなものが挙げられます。
■|トップダウン型で意思決定ができない
■|組織の縦割りが強い
顧客視点に立ったサービスを提供するためには、組織改革や、新しいビジネスモデルの構築が求められます。
あなたの個性を尊重し、あなただけの住まい探しをサポートしてくれる、小さな不動産会社との出会いを求めてみるのも良いかもしれません。
仲介手数料が値引きしずらい
大手不動産会社は、そのブランド力や豊富な物件数などの関係で仲介手数料の値引き交渉が難しく、顧客にとってはデメリットとなる可能性があります。
仲介手数料が値引きしづらい理由として、以下のような点が挙げられます。
■|規模が大きい
■|業界の慣習
少しでも費用を抑えたいと考えている方は、大手だけでなく、中小の不動産会社も比較検討し、複数の不動産会社から見積もりを取るのがおすすめです。
仲介手数料無料のリノデュース
リノデュースは、仲介手数料が無料という大きなメリットがあり、住宅購入にかかるコストを大幅に削減できます。
住宅を購入する際、仲介手数料は大きな負担となります。一般的に、仲介手数料は物件価格の3%+6万円(上限あり)が相場とされています。
たとえば、3,000万円の物件を購入する場合、仲介手数料は約108万円かかります。リノデュースでは、この仲介手数料が無料です。
つまり、3,000万円の物件を購入した場合、約108万円のコスト削減が可能。浮いた費用は家具や家電の購入や、リフォームを行うための資金に充てられます。
リノベーションをセットにした方がお得!
大手不動産ランキングのまとめ
大手不動産会社は、豊富な物件数や実績が魅力ですが、その分仲介手数料が高額になる傾向があります。
一方で、リノデュースのように仲介手数料無料のサービスを提供する企業も増加中です。
仲介手数料無料なら、その分住宅購入費用を他の用途に充てるのが可能。
大手ならではの安心感と、費用を抑えたいという両方の希望を叶えたい方は、ぜひリノデュースのような選択肢も検討してみてください。