中古マンションを購入したいけれど「そもそも新築より中古の価格が高くなるのはなぜ?」と疑問に思っている方も少なくないでしょう。
中古で理想の住まいを手に入れるためには、まず中古が新築より高くなる要因を理解しなくてはなりません。
本記事では、中古マンションが新築より高くなる原因を詳しく解説します。
また、物件の適性価格の調べ方なども紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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中古マンションが新築マンションより高くなる原因は資産価値
結論から述べると、中古マンションが新築より高くなる要因は資産価値にあります。
建物の資産価値を上げる要因を、以下にまとめました。
下記の条件にあてはまる中古マンションの資産価値は高騰しやすいです。
また、資産価値の高騰を見越して、不動産会社が価格を維持・上昇させる傾向があります。
次項から、中古マンションの資産価値を上げる各要因について詳しく解説します。
◉ 希少価値の高い物件
◉ 管理体制が整っている物件
◉ 再開発が予定されている物件
アクセスがよく人気エリアの物件
アクセスが良く人気エリアの物件は、資産価値が高騰します。
なぜなら、交通の便が良い場所に住むことで、日常生活が便利になるため多くの人々が住みたいと考えるためです。
とくに、次の施設が近くにあるエリアは物件価格が上がりやすいと言われています。
■|商業施設
■|学校
■|病院
近辺に上記のような施設が点在する物件は、中古であっても新築より高い可能性があります。
アクセスの良さを重視する購入者も少なくなく、人気エリアに建つ中古マンションには多くの需要があります。
希少価値の高い物件
希少価値の高い物件は、独特の条件や見た目から高く評価され、価格が高騰するケースがあります。
しかし、希少性が高い物件の価値を維持するためには、需要が継続するかどうかを見極めることが重要です。
デザイン性の高いマンションや特定のテーマを持つ物件は一時的に人気が出ることはあるでしょう。
ただし、長期的な需要が続くかどうかは慎重に判断する必要があります。
また、部屋の日当たりや展望も正しく見極めなくてはなりません。
希少性価値が高くても「日当たりが悪い」「展望が悪い」という特徴のある物件は、需要の維持が難しいでしょう。
管理体制が整っている物件
管理体制が整っている物件は、高めの価格設定で売りに出されています。
なぜなら、管理が行き届いているため、中古マンションであってもメンテナンスがしっかりと行われ、綺麗な状態を保たれているためです。
例えば、共用部分の清掃や設備の点検が定期的に行われている物件は、入居者にとって快適な環境を提供し続けることができます。
また、外壁の塗装や防水工事なども適切に行われているため、資産価値が下がりにくいです。
管理が行き届いた中古マンションは、新築と同じく、即入居できる環境が整っているため人気になりやすいです。
再開発が予定されているエリアの物件
再開発が予定されているエリアの物件は、周辺環境の未来的な発展が期待されるため、物件価格が高騰します。
再開発に伴うインフラや景観の整備により、新たなビジネス拠点や居住施設が建設され、地域全体の魅力が増えます。
また、将来的な発展を見越して投資の一部として、物件の購入を検討する投資家達も少なくありません。
再開発エリアの物件は、居住を希望する購入者だけでなく、投資家達の需要も高いため、資産価値が高騰しやすいと言われています。
中古マンション購入で失敗すること
「中古マンションを購入したいけど失敗したくない」という方も多いかと思います。
物件選びで失敗したくないなら、あらゆるケースを想定しなければなりません。
事前に管理組合や不動産会社に確認を取り、設備の状態や修繕計画を把握することが重要です。
また、購入後に予期せぬ問題が発生した場合でも、迅速に対応できるように準備する必要があります。
次項では、中古マンションの購入でありがちな失敗事例を詳しく紹介します。
ぜひ、ひとつの知識として購入の際に、役に立ててください。
中古マンションを購入する際には、以下のケースに気をつけましょう。
◉ 修繕積立金が購入後に発生したこと
購入後すぐに設備が故障し支払い義務が生じたこと
中古マンション購入時のよくある失敗例として、購入後すぐに設備が故障し修理費用を買い手が負担しなければならないケースがあります。
前オーナーが自主的に設置した設備は補償対象外となることが多く、買い手が費用を負担することになる事例も少なくありません。
とくに次の設備は前オーナーが自主的に設置したケースが多いので気をつけましょう。
■|エアコン
購入後のトラブルを避けるためには、購入前に設備の状態をしっかりと確認し、必要に応じて専門家の点検を受けることが重要です。
修繕積立金が購入後に発生したこと
中古マンション購入後に修繕積立金が発生することはよくあります。
事前に管理組合に確認することが可能ですが、住み始めてから予期せぬ問題が発生し急に積立金の価格が上がるケースも少なくありません。
例えば、建物の老朽化や予期せぬ災害により修繕が必要になった場合です。
予期せぬイレギュラーに対応するためにも、購入前に管理組合に修繕計画や積立金の状況を入念にチェックしましょう。
また、問題が発生した際には、不動産会社に相談するのも有効な手段です。
≫≫ 中古マンションの管理費/修繕積立金の違いは?各相場と値上がる要因
マンションにおける適正価格の調べ方
適切な価格でマンションを購入するためには、適正価格を把握する必要があります。
ただ、マンションの相場は、需給関係や経済情報の影響を受けやすいため、適正価格の算出が困難です。
しかし、以下の調べ方を知っておくことで、適正価格に近い金額を算出できます。次項では、各項目について詳しく解説します。
適正な価格で理想の住まいを手に入れたい方は、参考にしてください。
◉ 不動産取引価格情報検索を利用する
◉ 不動産に依頼することで調べてもらえる
似た条件の物件と比較をする
マンションの適正価格を調べたいなら、まずは似た条件の物件と比較しましょう。
おすすめの比較方法は、次の通りです。
■|いくつかの不動産から物件情報を提供してもらい比較する
最近の不動産サイトでは、細かく条件を絞ることができ、似た条件の物件を探しやすくなっています。
手軽かつスムーズに物件を比較したい方には、おすすめの手段と言えるでしょう。
また、いくつかの不動産を訪問することで、表に出ていない非公開の物件情報を提供してもらえる可能性があります。
比較対象としてより多くの物件情報を入手したい方は、実際に不動産会社に足を運んでみるのも有効な手段です。
不動産取引価格情報検索を利用する
中古マンションの購入を検討する際には、国土交通省が提供する「不動産取引価格情報検索システム」の利用が可能です。
当システムでは、実際の取引価格情報を基に、地域ごとの不動産価格を調査できます。
購入予定の物件が適正価格か、どうかを判断する手助けとなるので、一度利用してみると良いでしょう。
さらに、当システムを利用することで、過去の取引データや周辺の市場動向も把握できます。
とくに初めて不動産を購入する方にとっては、安心して取引を進めるための強力なツールとなるでしょう。
適正価格で満足できる物件を手に入れるためにも、積極的に「不動産取引価格情報検索システム」を活用してください。
不動産に依頼することで調べてもらえる
「レインズ(REINS)」というシステムを利用することで、全国の不動産取引価格情報を検索が可能です。
ただし、不動産会社に依頼して調べてもらう必要があります。
レインズは国土交通省から指定を受けた不動産流通機構が運営しており、実際の取引価格や取引事例を確認できるツールです。
情報量が多く、正確な情報が記載されているので、物件選びの手助けとなるでしょう。
また、レインズで入手した情報を基に、不動産のプロの意見を入手できるのもメリットです。
レインズの情報にプロの意見がプラスされることで、ほかでは入手できない貴重な意見を入手できます。
物件選びに限界を感じてる方は、不動産会社に足を運び、レインズを活用してみましょう。
≫≫ 中古マンションの価格相場を調べる方法とは?年収に応じた適正価格も解説
中古マンションをお得に買う方法
ここでは、中古マンションをお得に買う方法を紹介します。
なかには、立地条件や希少価値などが要因となり、新築より高額になっている中古マンションが存在するのも事実です。
しかし、基本的には新築と比較して、中古は安い傾向にあると言えるでしょう。
また、中古マンションにはよりお得に購入できるコツがあります。
「初期費用を抑えたい」「中古マンションの購入を検討している」という方は、次項をご覧ください。
◉ 仲介手数料無料の会社を選ぶ
購入意思を伝え値引き交渉を行う
中古マンションの購入を検討する際、購入意思を伝えることで値引き交渉が可能になるケースがあります。
表示されている価格はあくまで売り出し価格であり、交渉次第で価格が下がることもあります。
例えば、10万円程度の端数を切り捨てるような値引き交渉が一般的です。
購入意思を明確に伝えることで、売主も真剣な買い手と認識し、交渉に応じやすくなります。
値引き交渉を成功させるためにも、事前に市場価格を調査し、適正な価格を把握しておきましょう。
仲介手数料無料の会社を選ぶ
中古物件を購入する際には、基本的に仲介手数料が発生します。
仲介手数料をネックに感じ、新築の購入を検討する方も少なくないでしょう。
しかし、なかには仲介手数料でサービスを提供する不動産会社があります。
仲介手数料が無料の会社を選ぶことで、初期費用を抑えられるほか、選択肢の幅が広がります。
そこで、コストを削減したいならリノベーションを視野に入れてみましょう。
リーズナブルな中古物件を購入し、リノベーションを依頼することで、理想の住まいを手に入れられます。
≫≫ 【東京編】中古マンション購入時の仲介手数料無料会社おすすめ3選
≫≫【2024年必見】不動産仲介の売買実績ランキング20選!仲介手数料無料の会社も紹介
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■|適正価格の調査
■|リノベーション
■|施工管理
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新築より高い中古マンションのまとめ
本記事では、中古マンションが新築より高くなる理由や適正価格の調べ方を解説しました。
結論として、物件の適正価格の把握は、理想の住まいを予算内で手に入れる上で欠かせません。
また、本記事で解説したように、なかには新築より高い中古マンションがあることがわかりました。
ただ、限られたケースであり、基本的には中古マンションの方がリーズナブルな価格で購入できます。
したがって、コストを抑えるなら中古マンションの購入がおすすめです。
よりお得に中古マンションを購入したいなら、中古物件購入+リノベーションを検討してみてください。
リノベーションを選択肢のひとつに加えることで、自分好みの快適な住まいを実現できます。
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