間取りの改修は新築物件を購入するよりも手軽に、理想の住環境を創り上げることができます。
工夫次第では価格を抑えながらも、希望通りの住宅を手に入れることができますので、非常におすすめと言えるでしょう。
今回の記事では、そんなマンションの間取り改修について、その費用相場から事例、おすすめの会社について解説していきます。
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マンションの間取り変更費用の相場
実際、マンションの間取り改修はどの程度の金額が必要なのでしょうか。
ここからは、そんな費用相場について、4つに分けて解説していきます。
– 基本的な間取り変更にかかる費用
– 間取り+増設にかかる費用
– 間取り+キッチン設備にかかる費用
間取りのリフォーム費用は幅広い
まず第一に、間取り改修において発生する費用の幅は大きいことを理解しておきましょう。
基本的に工期が短い場合は、比較的価格を抑えることが可能です。
しかし、選択する素材のグレードや、間取り改修をおこなう面積によって、同じ工期でも費用は大きく変動します。
基本的な間取り変更にかかる費用
発生する費用は幅広いことは前述した通りですが、やはりある程度の相場がイメージできなければ検討することも難しいでしょう。
あくまでおおよそになりますが、面積に対する費用目安を以下の通りにお伝えしておきます。
50㎡ | 500万円〜1,000万円 |
60㎡ | 600万円〜1,200万円 |
70㎡ | 700万円〜1,200万円 |
80㎡ | 800万円〜1,600万円 |
上記の一例は、1㎡辺り10万円〜20万円を目安として試算しております。
間取り+増設にかかる費用
もう少し細かく絞った費用相場を確認しましょう。
こちらでは、「間取り改修と増設」にかかる費用相場をお伝えします。
一般的には、以下金額をイメージしておきましょう。
窓の増設 | 10万円〜30万円 |
室内窓の増設 | 10万円〜20万円 |
ドアの増設 | 6万円〜25万円 |
壁付けクローゼット増設 | 10万円〜48万円 |
ウォークインクローゼット増設 | 18万円〜80万円 |
上記は全て1箇所に対する相場価格です。
こちらについても、ご覧の通り価格に幅があることがお分かりいただけるでしょう。
間取り+キッチン設備にかかる費用
それでは、改修の対象となりやすいキッチン設備を合わせた費用相場はどの程度でしょうか。
こちらも大きく幅が開きますが、一般的には以下の程度となることが多いでしょう。
キッチン設備 | 50万円〜250万円 |
例えば、壁付けキッチンを対面に変える場合などは、それだけでも100万円程度の金額が発生します。
そのため、余裕をもった予算設定を徹底する必要があるでしょう。
マンションの間取り変更事例【新築・中古】
実際のマンション間取り改修について、事例を確認してみましょう。
それぞれ、以下の3点に分けて紹介していきます。
– 自由設計のフルリノベーション
– 3LDKから2LDKへ改修
間取りのリユースとリノベーション
築年数 | 23年 |
内容 | 一部改修 |
面積 | 64.27㎡ |
費用 | 615万円 |
事例 | https://www.renoduce.com/gallery2/room093/ |
中古マンションに対する事例です。
大きく間取りを改修することなく、一部改修を行うことで全体のイメージを大きく変化させています。
こちらの事例のように進めることができれば、比較的価格は抑えながら実施するこも可能でしょう。
具体的には、以下の通りとなっています。
1㎡辺り、約10万円と前述した相場の最低ラインで済んでいます。
自由設計のフルリノベーション
築年数 | 24年 |
内容 | 全面改修 |
面積 | 71.51㎡ |
費用 | 1,100万円 |
事例 | https://www.renoduce.com/gallery2/room064/ |
こちらも中古マンションにおける事例ですが、先程の例とは違い自由設計による全面改修を行っています。
フローリングには無垢材のオークを使用しているなど、素材にもこだわった住宅へと変貌。
中古マンションでも、理想通りの住環境が作れることが分かります。
こちらの具体的な内容は以下の通りとなっており、1㎡辺り約15万円と比較的価格を抑えながら実施しています。
3LDKから2LDKへ/キッチンの見える間取り
築年数 | 25年 |
内容 | 全面改修 |
面積 | 74.24㎡ |
費用 | 960万円 |
事例 | https://www.renoduce.com/gallery2/rooms010/ |
こちらは大きく間取りを改修している事例です。
もともと合った和室をリビングに吸収させることで、3LDKから2LDKへと変化しています。
さらに、独立したキッチンをリビングへの対面キッチンへと改修しており、以前と大きく雰囲気の変わった住宅へと変貌していることが分かります。
こちらは具体的に以下の通りとなっており、キッチンの改修などを加えていますが、1㎡辺り約13万円と非常にリーズナブルに実施されています。
【注意!】間取り変更できないマンションもある
中古マンションに対するリノベーションは、非常にリーズナブルに理想の住環境を作れることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
しかし、どの物件でも対応している訳ではありません。
以下の2点を確認しなければ、購入後に改修できないという可能性もあるのです。
– ラーメン構造と壁式構造
二重床・二重天井の有無
床と天井については、「二重」と「直」の2種類が存在しています。
そして、改修に適した構造は「二重」です。
なぜなら、それぞれ上下のスペースが空いているため、改修する際の可変性が高くなるからです。
そのため排水管や配線を追加で通すことや、断熱材を入れるといった後付けに対応しやすくなります。
もちろん、「直」でも工夫次第で改修することはできますが、天井を高くするといった改修には対応できません。
気になる物件については、この二重床と二重天井の有無について確認しておきましょう。
ラーメン構造と壁式構造
間取り改修における最大の問題は、物件の「壁の構造」です。
大きく分けて、以下の2種類の構造があります。
- ラーメン構造:柱と梁で建物を支えており、取り壊せない壁が無い
- 壁式構造:床・天井・壁で建物を支えており、取り壊せない壁がある
つまり、間取り改修に適している構造は「ラーメン構造」です。
室内に柱や梁が出てしまう場合もありますが、あえてデザインとして活かすなど個性的な空間へと創り上げることができるでしょう。
マンションの間取り変更はワンストップサービスがおすすめ!
マンションの間取りを改修する場合、間取りが改修できない物件が存在することがお分かりいただけたかと思います。
そのため、せっかく購入した物件であるにも関わらず、理想の間取りにできないことを後から知ったというケースもあるのです。
このような失敗を無くす為に、ワンストップサービスを提供している会社へ依頼することをお勧めします。
なぜなら、このサービスを利用すれば間取り改修はもちろん、その他改修を前提とした物件選びからサポートしてもらえるからです。
不動産会社は不動産専門であって、リノベについては専門外のケースが多いのですが、ワンストップサービスであれば両方の専門家の意見を元に、全てを進めることが可能です。
このような理由から、ワンストップリノベーションを提供している会社へ相談することをオススメします。
様々な会社がこのサービスを提供していますが、中には物件探しや相談だけでも費用が発生する場合もあります。
しかし、リノデュースは事前の調査はもちろん相談についても一切費用は発生しません。
不動産はもちろん、工事内容についても徹底的にサポートしますので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
リノベーションをセットにした方がお得!
まとめ
マンションにおける間取り改修についてお伝えしました。
実施する内容によって、費用の相場が大きく変動しますので、事前の調査はもちろんですが、ご自身がどのような内容を希望するのかを洗い出すことも重要でしょう。
さらに物件によっては対応できないケースもありますので、不動産探しと工事内容の両方に精通した専門家へ相談することをオススメします。
リノベーションをセットにした方がお得!