2020年の国勢調査の結果、東京都の単身者の割合は約半数以上という結果になっています。
全国の平均割合は約38%なので、東京都は平均値より10%ほど単身者が多い結果です。
誰かと暮らすよりも、一人で暮らすほうが気が楽という理由からあえて結婚しない選択を取っている人数も増加しています。
また、賃貸住宅に住み続けて家賃を支払うより資産のためにマンションを購入する人も少なくありません。
この記事では、一人暮らしでマンションを購入する際のメリットやデメリット、購入にかかる価格の相場を解説します。
一人暮らしでマンション購入する際にオススメな間取り
一人暮らしでマンションを購入するなら、間取りや立地などの決定権はすべて自分にあります。
好みで間取りを選択してもよいですが、現在だけではなくライフスタイルの変化など未来の生活を視野に入れて決めてみてはいかがでしょうか。
一人暮らしといっても人それぞれ生活の様式が異なります。
職場に勤務をしている人、テレワークや個人事業主で自宅で作業をする人では、必要とする面積が違うためです。
それぞれ、用途別におすすめの間取りを紹介します。
ただ、中古マンションを購入してからリノベーションを考えている際に理想の間取りに変更ができない物件が存在します。
それをわからずに中古マンションを購入してしまい後悔する方が増えています。
だからこそ、中古マンション購入する段階でサポートしてくれるワンストップリノベーションを提供している会社に依頼することをオススメします。
>>【東京編】ワンストップリノベーション会社7選をランキング形式で比較!
>>【東京都】中古マンション購入時の仲介手数料無料会社おすすめ3選
– 住生活を重視するなら2LDK
– 一生住むことや売却も検討するなら3LDK
立地が良いエリアでマンション購入するなら1LDK
マンションの資産価値を決める大きな要因は立地ですが、立地の良いエリアで一人暮らしをするなら1LDKがおすすめです。
立地が良く人気のあるエリアは、土地の値段が高いためマンションの価格も比例して周辺の相場より高くなります。
そのため、ファミリー向けの間取り物件は予算がいくらあっても足りません。
1LDKでも一人で暮らすには充分な広さを確保できます。
また、将来的に賃貸に出す予定があれば、1Kや1DKといった間取りはあまり需要が高くないため、単身者から夫婦のみの世帯まで生活のできる間取りを選択しておきましょう。
住生活を重視するなら2LDK
テレワークで作業部屋が必要だったり、ライフスタイルの変化に対応するなら2LDKといったことで説明をお願いします
余裕のある広さで豊かな生活を送りたい人は、2LDKがおすすめ。
テレワークなど自宅で集中する部屋が必要な場合、リビングと寝室以外にもう1部屋あれば、仕事や趣味用の作業部屋として使用用途を分けた使い方が可能です。
また、ライフスタイルの変化により結婚をした時にも、2LDKの間取りは夫婦と子ども1人なら生活できる広さです。
パートナーと同棲を考え始めたときに、物件を借りなおす必要がなく相手が引越しをしてくれれば新生活をすぐにスタートできます。
一生住むことや売却も検討するなら3LDK
中古マンションで最も需要が高く、売れやすい間取りは3LDKです。
将来的に売却も視野にいれている場合は、夫婦やファミリー層に人気の3LDKを選択しておけば間違いないでしょう。
購入したマンションに一生住み続けることを前提としている場合にも3LDKの広さがあれば安心です。
2LDKと同様に、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応ができます。
結婚をして子どもが2人産まれても、夫婦の部屋と子ども部屋を確保できるので、家族が増えるごとに引越しをする手間がかかりません。
一人暮らしのマンション購入にかかる価格相場
一人暮らしのマンションを購入する場合の価格相場を紹介します。
購入にかかる価格は年収ごとに相場が決まっているので、自分の年収と比較をしながら予算を考えましょう。
– マンション購入に踏み切る年収は400万円以上が7割
年収ごとのマンション購入可能額
マンションの購入費用は、年収の7.6倍が相場です。
年収 | マンション購入費用 |
350万円 | 2,660万円 |
400万円 | 3,040万円 |
500万円 | 3,800万円 |
600万円 | 4,560万円 |
700万円 | 5,320万円 |
800万円 | 6,080万円 |
900万円 | 6,840万円 |
1,000万円 | 7,600万円 |
一人暮らしの人が購入するマンションの価格は3,000万円台が最多ですが、支払う頭金の額や住宅ローンの金利などの要因で月々の支払額に差が生まれます。
無理のない範囲で毎月の返済額を調べて、購入できるマンションの価格を決定しましょう。
>>住宅ローン借入れ限度額の基準を解説!年収での目安金額もご紹介!
>> 中古マンションの価格相場を調べる方法とは?年収に応じた適正価格も解説
マンション購入に踏み切る年収は400万円以上が7割
マンション購入の平均価格は3,100万円で、男性は年収400万円以上が7割という結果がでています。
400万円以上の年収があれば、3,000万円以上のマンションを購入できる可能性が高く、中古マンションならなおさら選択肢が広がります。
また、女性は年収が400万円未満でも4割の人が購入に踏み切っています。
「家賃を支払い続ける賃貸物件より、質のいい分譲マンションに住みたい」といった理由からマンションの購入を選択する人も少なくありません。
一人暮らしでマンション購入するべき人とは
アパートや一戸建てとは違い、セキュリティ対策をきちんと行っているマンションが多いです。
一人暮らしは、ファミリー層よりも留守の時間がどうしても長くなってしまいがちですが、安全面が高い点がマンションならではの特徴だといえます。
住宅ローンを組める年収や一括払いできる預貯金があれば、誰でも購入を検討することができますが、マンションを購入する前にメリットやデメリットを比較しておきましょう。
– マンション購入するデメリット
– 価格を抑えるなら中古マンション購入+リノベーション
マンション購入するメリット
賃貸住宅は自分の資産ではないので、ほとんどの場合リフォームは大家さんの対応範囲ですが、マンションを購入して自己の所有にすれば、内装のリノベーションを気軽に行えます。
毎日生活をする自宅が自分好みの内装に工事できれば、住み心地のよい空間を作り上げることが可能です。
また、分譲マンションは住宅ローンの支払いが終了すれば資産になり、賃貸物件としても保有ができます。
賃貸として保有するのではなく売却するなら、購入時の価格より高い価格で売れると利益が残る可能性もあります。
住宅ローンを完済して住み続ける場合は、固定の支払いをせずに老後の住まいを確保できる安心感があります。
マンション購入するデメリット
マンションを購入してしまうと、気軽に引越しができなくなります。
住宅ローンは、「自ら居住をする物件」に対しての借入が原則です。
住宅ローンの契約者が住んでいないことが分かれば、適用対象から外れるためローンの一括返済を求められます。
そうなると一括で返済をするか、事業用ローンに借り換えをする必要があります。
また、自己の所有になれば固定資産税や管理費、修繕積立金の支払いが必要です。
売却時にローンの残債が残ってしまう可能性もあるので、将来的に売却を考えているなら市場価値の見極めが大きなポイントです。
価格を抑えるなら中古マンション購入+リノベーション
中古マンションを購入してリノベーションすることで費用を抑えて理想の住まいを実現できることを説明お願いします
マンションの中でも新築と中古は相場が異なります。
一般的に築10年までは新築時の価格と比べて約15%の下落率だといわれています。
築11年~20年までは約30%下落している物件が多いので、新築マンションを購入するより中古マンションの方がお得に購入できるといえます。
また、中古マンションなら自分好みにリノベーションが可能で、購入時の価格を抑えることで予算をリノベーション費用に充てることができます。
リノベーション済みの中古マンションが販売されているケースがありますが、リノベーションにかかる諸費用が販売価格に含まれています。
中古マンションの割安感が減ること、要望に沿ったリノベーション内容ではないこと、目に見えない配管部分の工事はしてない可能性があることから、あまりおすすめできません。
まとめ
一人暮らしの人口は今後も増加する傾向です。
一人暮らしで中古マンションを購入すれば、資産として保有できるだけではなく、老後の家賃の支払いや賃貸契約を断られてしまうといったリスクを回避できます。
一生住み続ける可能性がなくても単身用の間取りは、賃貸の需要が多く安定した賃料を確保できる可能性が高いです。
ファミリー向けの間取りは、今後のライフスタイルの変化があっても柔軟な対応ができます。
現役で働いている元気なうちに、中古マンションの購入を検討してみては?