新築マンションを購入したいけど「初期費用がいくら必要なのかわからない」とお困りの方は多いのではないでしょうか?
新築マンションを計画的に購入したいなら、初期費用にいくら必要なのか把握しておくことが重要です。
本記事では、新築マンション購入時に必要な初期費用と諸費用の内訳を解説します。
新築マンションを購入予定の方は、ぜひ最後までご覧ください。
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新築マンション購入時に必要な初期費用
新築マンション購入時には、以下の初期費用が必要です。
- 頭金
- 手付金
- 諸費用
新築マンションを購入予定の方は、3種類の初期費用の概略を把握しておくと、スピーディーに物件を購入できます。
3種類の初期費用の概略を把握していないと、購入直前に予想外の費用の発生に戸惑い、契約がスムーズに進まないおそれがあるので注意が必要です。
初期費用は主に頭金、手付金、諸費用の3種類です。
新築マンションの諸費用の目安としては物件価格のおよそ3〜5%が相場と言われています。
物件価格以外も確認をして資金計画に影響がないようにしましょう。
計画的に新築マンションを購入したい方は、次項で初期費用について詳しく解説しているので参考にしてください。
新築マンション購入時の諸費用
結論として、新築マンションの購入時には以下の初期費用が必要です。
また、新築マンションの購入時に必要となる諸費用額は、マンション購入額の3%〜5%であると言われています。
3種の諸費用の詳細については、下記で解説しているので参考にしてください。
◉ 手付金
◉ 諸費用
頭金
新築マンション購入時の頭金は、基本的に自己資金での支払いが必要です。
しかし、近年では頭金なしでも購入が可能なオーバーローンと呼ばれる物件価格以上のローンを組める仕組みがあります。
ただし、頭金を用意しておくことは、将来的な返済負担を軽減するために重要です。
また、頭金を用意できない場合には、繰り上げ返済を行うことでオーバーローンを防げます。
もし頭金を用意できないなら、繰り越し返済を視野に入れましょう。
毎月の返済負担を軽減するためにも、無理のない返済プランを立てることが重要です。
≫≫ マンション購入時の頭金はいくら必要?頭金ゼロの3つの注意点も解説
手付金
手付金は、契約時に支払う金額で、通常は物件価格の5〜10%が一般的です。
未完成の物件の場合、手付金は5%程度に設定されています。
手付金は現金で準備する必要があり、契約が成立しない場合には返金されることもありますが、契約解除の際には手付金が没収されるケースもあるので注意してください。
また、手付金は頭金の一部として充当される場合があります。
手付金を頭金に充当すると、月々の返済額を軽減できるのがメリットです。
手付金は物件購入において重要な役割を果たし、契約の信頼性を高めるための手段として利用されます。
諸費用
物件購入時には手付金や頭金が必要ですが、ほかにも次のような費用がかかります。
- 不動産登記費用
- 住宅ローン費用
- 火災保険費用
- 固定資産税
- 都市計画税
- 不動産取得税
上記の費用は「諸費用」と呼ばれ、物件を購入するために必要な手数料や税金が含まれます。
諸費用は、物件価格とは別に支払いが必要になるので、新築マンションを購入予定の方は覚えておきましょう。
次に、諸費用の内訳について詳しく説明します。
具体的には、どのような費用が含まれているのか、どのタイミングで支払うのかなどをみていきましょう。
新築マンション購入時の諸費用の内訳
新築マンションの購入時にかかる諸費用の内訳を、下の表にまとめました。
◉ 住宅ローン費用
◉ 火災保険費用
◉ 固定資産税と都市計画税
◉ 不動産取得税
諸費用 | 内容 |
不動産登記費用 | ・不動産の所有権や抵当権を登記する際にかかる費用 ・司法書士の手数料や登録免許税などが含まれる |
住宅ローン費用 | ・住宅ローンを借りる際に発生する費用 ・ローン手数料・保証料・印紙税などが含まれる |
火災保険費用 | ・火災や自然災害による損害を補償する保険料などが含まれる |
固定資産税 | ・土地や建物などの固定資産に対して毎年課税される税金 ・市町村に納める必要がある |
都市計画税 | ・市街化区域内の土地や建物に課税される税金 ・固定資産税と同様に市町村に納める |
不動産取得税 | ・不動産を取得した際に一度だけ課税される税金 ・物件の購入額や評価額に基づいて計算される |
新築マンション購入時には、6種類の諸費用が必要となります。
諸費用の内訳を正確に把握している方は、スムーズに物件購入を進められるでしょう。
次項から諸費用について詳しく解説しているので、効率よく物件探し・購入したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
不動産登記費用
不動産登記費用には、登録免許税が含まれます。建物や土地のローンに関しては、それぞれ登記が必要であり、税金を支払わなくてはなりません。
例えば、建物の所有権移転登記や抵当権設定登記などが該当します。
登記手続きは一般的に司法書士に依頼するケースが多く、依頼料はおよそ5万〜10万円程度です。
司法書士は登記申請書の作成や提出、必要書類の準備などを代行してくれるため、手続きがスムーズに進みます。
不動産購入時には、不動産登記費用を考慮して十分な予算を確保しましょう。
住宅ローン費用
住宅ローン費用には、さまざまな手数料が含まれます。
住宅ローン費用に含まれる手数料を、下の表にまとめたので参考にしてください。
手数料 | 内容 |
融資手数料 | ・住宅ローンを借りる際に金融機関に支払う手数料 |
ローン保証料 | ・返済が滞った場合に保証会社が代わりに返済するための費用 |
契約印紙代 | ・住宅ローン契約書に貼る印紙代 |
団体信用生命保険料 | ・住宅ローン返済中に死亡や高度障害になった場合にローン残高をゼロにする保険料 |
住宅ローン費用と一括りにしても、主に4種類の手数料が含まれています。
住宅ローン費用には、上の表の手数料が含まれており、総合的に考慮する必要があるので覚えておきましょう。
また、各手数料の詳細を理解し、適切な計画を立てることが重要です。各手数料の把握により、予算を正確に立てることができ、予期せぬ出費を避けられます。
住宅ローンを検討する際には、各手数料の内容と金額を念入りに確認し、総合的に費用を見積りましょう。
正確な住宅ローン費用の把握により、効率よく住宅購入を進められます。
≫≫ 初心者でも分かる住宅ローンの正しい選び方は?3種類の金利や審査について解説
火災保険費用
火災保険費用は、火災や自然災害による損害を補償するための重要な費用です。
まずは、自身が加入しているプランがどの範囲まで対応しているのかを把握しておきましょう。例えば、下記の項目を加入時にはチェックしてください。
- 災害時、建物だけではなく家財も補償されるか
- 風水害が補償されるか
- 盗難などのリスクがカバーされているか
上記の項目を念入りにチェックし、安心できるプランをみつけましょう。
また、地震に関しては、火災保険だけでは補償されないため、地震保険に別途加入する必要があります。
地震保険に加入していないと、地震による損害の補償を受けられません。
新築マンション購入時には、火災保険+地震保険をワンセットで考え、各保険にかかる費用なども計算に入れておきましょう。
固定資産税と都市計画税
物件を購入、維持し続けていく上で固定資産税・都市計画税の支払いが必要になります。
固定資産税・都市計画税について下の表にまとめたので、参考にしてみてください。
項目 | 内容 | 課税率 |
固定資産税 | 土地・建物などの固定資産に対して毎年課税される税金 | 毎年約1.4% |
都市計画税 | 市街化区域内に土地・家屋を所有している人が対象となる税金 | 固定資産税評価額に対して毎年0.3% |
固定資産税・都市計画税は、毎年支払う必要があり、固定資産の評価額に基づいて計算されます。
固定資産税と都市計画税は、地域の公共サービスやインフラ整備のための重要な財源です。
新築マンションを購入予定の方は「毎年支払う税金がある」と覚えておきましょう。
≫≫ 分譲マンションの固定資産税いくらかかる?仕組みから計算方法を解説
不動産取得税
不動産取得税は、土地や家屋を取得した際にかかる税金です。
不動産取得税は、不動産を取得したタイミングで一度だけ課税されます。課税額は基本的に固定資産税評価額に対して4%です。
例えば、新しく家を購入した場合、家の固定資産税評価額に基づいて不動産取得税が計算されます。
不動産取得税は、地方自治体の財源となり、地域社会の発展に役立てられている税金です。
購入計画を立てる際には、不動産取得税も含めて予算計画を立てましょう。
≫≫ 新築マンションの購入時の注意点から確認すべき4つのポイントを徹底解説
資金不足で新築物件が買えない場合
「資金不足で新築物件が買えなかったらどうしよう」と不安を感じている方も少なくないのではないでしょうか?
結論から述べると、資金不足でも優良物件を購入できる方法があります。
次項では、資金不足に直面した際の対処法を紹介しているので、参考にしてください。
◉ 中古物件購入+リノベーションを試みる
◉ 中古物件購入+リノベーションならリノデュース
物件のグレードを落とす
資金不足に直面したなら、物件のグレードを落とすことを検討しましょう。
例えば、下記の項目を見直してみてください。
項目 | 見直し内容 |
立地 | ・通勤や通学の利便性を考慮する |
広さ(間取り) | ・必要最低限なスペースを確保し、無駄なスペースを削減する |
設備(耐震性能など) | ・必要な設備とそうでない設備を決め、優先順位をつける |
築年数 | ・築年数が浅い物件だけを考慮に入れない |
共益費・修繕積立金 | ・管理費や修繕積立金が高い物件は避ける |
上記の項目を参考に、優先順位を決め、もう一度予算を照らし合わせてみましょう。
妥協できない項目は優先順位を繰り上げ、妥協できる項目は優先順位を下げてください。
物件購入後、快適な生活を送りたいなら、物件のグレードを下げて現実的に無理のない買い物をすることも大事です。
中古物件購入+リノベーションを試みる
中古物件の購入とリノベーションを組み合わせることで、新築物件を購入するよりもコストを抑えられます。
中古物件は、新築に比べて価格が低いため、予算内で広さや立地の良い物件をみつけやすいのが魅力です。
また、リノベーションにより、自分の好みやライフスタイルに合わせた空間を作り上げられます。
資金繰りに苦労している方は、中古物件の購入+リノベーションを選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。
≫≫ 中古マンション+リノベーションが人気急増!その理由と物件選びのコツを解説
≫≫【2024年最新】東京のリノベーション会社ランキング10選!大手から上場企業まで徹底比較
中古物件購入+リノベーションならリノデュース
中古物件の購入には、通常、仲介手数料が発生するケースが大半です。
もし、仲介手数料をネックに感じているなら不動産会社のリノデュースがおすすめです。
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リノデュースを利用することで、時間と費用の両方を節約しながら、満足度の高い住まいを購入できるでしょう。
「リノベーションに興味がある」「仲介手数料がネックに感じている」という方は、一度リノデュースに足を運んでみてください。
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新築マンション購入における諸費用のまとめ
本記事では、新築マンション購入時には、下記の初期費用が必要であると解説しました。
- 頭金
- 手付金
- 諸費用
さらに、諸費用には6種類の費用が含まれています。
- 不動産登記費用
- 住宅ローン費用
- 火災保険費用
- 固定資産税
- 都市計画税
- 不動産所得税
新築マンションは最新の設備が整っているため魅力的ですが、資金繰りに苦労する方が多いのが現状です。
資金繰りに苦労しているなら、中古物件の購入を視野に入れてみてください。
実は中古物件には、立地の良さ・選択肢の豊富さなどさまざまなメリットがあります。
また、中古物件購入+リノベーションは理想の住まいを完成させるための有効な手段です。
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