この記事にたどり着いたあなたは、上記のような疑問や悩みを抱えているのではないでしょうか。
そんなあなたに寄り添い、
年収800万円で家を買う場合の住宅ローンの借入可能額や、無理なく返済できる金額を解説します。
家の購入は人生の大きな買い物です。
まずはこの記事を読んで知識をインプットし、行動していきましょう。
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年収800万円の住宅ローン借入可能額
まず、一番知りたい借入れ可能額から紹介します。
結論からいえば、年収800万円であれば上限7,900万円まで借りることができます。
「結構借りれる。夢があるな」と思った方もいるでしょう。
しかし、上限まで借入れをするのはおすすめできません。
借入金を上限まで融資してもらうということは、当然「金利を入れて返す」という義務が生じます。
仮に借入金の金利が0.5%上乗せされるとしましょう。
その場合、30年の返済期間で月々の返済額は金利を含めて約22万円です。
年収800万円の手取り額は約49万円。
毎月22万円の返済で残りの生活費は27万円程しか残りません。
せっかくの高年収なのに、生活のクオリティは高くならないでしょう。
借入金を何も考えずに上限まで借り入れてしまうと、生活の質に影響がでる可能性が高いため、しっかりと計画を立ててから行動しましょう。
ここでは、借入可能額についてもう少し深掘りしていきます。
◉ 返済負担率で計算すると月々〜14万円
年収倍率で計算すると〜4800万円まで可能
借入可能額を調べる方法は2つあります。そのひとつが「年収倍率」です。
年収倍率とは、購入したい物件の価格がご自身の年収の何倍に値するかを数値で表したものです。
例えば、5,000万円の物件を購入したいと思った場合。
年収800万円なら、5,000万円÷800万円=約6.2倍です。
一般的に理想の年収倍率は5〜6倍が相場とされています。
したがって、5,000万円の物件価格は年収800万円の方には上限から少しオーバー気味となります。
では、年収800万円で年収倍率5〜6倍以内に収まる金額はというと、約4,000万円~4,800万円となります。
章の冒頭で借入可能額の上限は7.900万円とお伝えしましたが、
4,0000万円~4,800万円以内の物件であれば借入れ額の負担も無理ない範囲となります。
≫≫ 年収800万円で購入できるマンションの価格帯は?住宅ローンや返済額もご紹介
返済負担率で計算すると月々〜14万円
もうひとつが返済負担率です。返済負担率とは、年収に占める返済額の割合を数値で表します。
一般的には25%〜30%が良いとされていますが、
不動産のプロである我々リノデュース編集部の経験上、返済負担率は25%未満をおすすめします。
具体的な金額でいえば、月々の返済額の理想は14万円までが理想的です。
これは生活の質を落とさずに支払える額となります。
例えば年収800万円で返済負担率が30%だった場合、年間の総返済額は約240万円。
月の返済額に換算すると20万円となります。
先ほども解説しましたが、年収800万円の手取り額は約49万円。
月々の返済に20万円を払ってしまうと29万円しか残りません。
一方で14万円以内であれば、返済をしても残り35万円は生活費として充てられます。
そこから将来への投資も可能ですし、資産形成をする余裕もあるでしょう。
≫≫ 住宅ローン借入れ限度額の基準を解説!年収での目安金額もご紹介!
年収800万円の適正住宅ローン額
前項での解説で返済負担率は14万円以下が望ましいと紹介しました。
とはいえ、月々の返済の負担は減らしたいもの。
編集部では12万円前後の返済額に収まるのが無理なく返済できる範囲と考えています。
月々12万円前後の支払の場合。全期間固定金利(1.3%と過程)であれば、借入れ金額は4,100万円で済みます。
返済期間35年で返済負担率は約25.3%。一般的な理想の負担率内にも収まっています。
ここではもう少し適正のローン額について深掘りしていきましょう。
◉ 借入期間別の月々の支払いシミュレーション
固定金利と変動金利別の住宅ローン適正額
住宅ローンを借りる場合、固定金利で借りた場合と変動金利で借りた場合、返済金額が変わります。
【固定金利】
返済期間 | 金利 | 月々の返済額 |
35年 | 1.3% | 約11.4万円 |
【変動金利】
返済期間 | 金利 | 返済額 |
35年 | 1% | 10.9万円 |
35年 | 1.3% | 11.2万円 |
35年 | 1.5% | 11.5万円 |
固定金利で借りた場合、返済期間が35年の場合、毎月の返済額は11.4万円です。
変動金利で借りた場合、金利によって毎月の返済額や総返済額は異なります。
返済期間が35年で金利が1%の場合、毎月の返済額は10.9万円。
1.3%の場合、毎月の返済額は11.2万円。金利が1.5%の場合、毎月の返済額は11.5万円です。
借入期間別の月々の支払いシミュレーション
次は返済期間別でまとめてみましょう。
返済期間 | 金利(固定) | 月々の返済額 |
25年 | 1.3% | 17.6万円 |
30年 | 1.3% | 13.6万円 |
35年 | 1.3% | 11.4万円 |
借入金が4,100万円の場合、無理なく住宅ローンを返済するためには、
返済期間を35年とし、金利は1.3%程度に抑えるとよいでしょう。
返済期間は短くなるほど、返済額は多くなり、長くなるほど、毎月の返済額は少なくなります。
≫≫ 初心者でも分かる住宅ローンの正しい選び方は?3種類の金利や審査について解説
世帯年収800万円の場合の住宅ローンと注意点
世帯年収が800万円の場合、注意しなければならないのが夫婦どちらかのみでのローン申請「シングルローン」では審査が通らない場合があるということです。
夫婦で年収が800万円あるという部分に信用があるため、世帯年収でローンを組む必要があります。
そこでおすすめなのが以下の3つの住宅ローンです。
夫婦や事実婚など、2人が連帯して借りる住宅ローン
2人の収入を合算して審査するため、単独で借りる場合よりも借入可能額がアップする可能性があります。
また、どちらか一方の収入が減った場合でも、もう一方の収入で返済を継続することができます。
夫婦や親子など、2人以上が連帯して借りる住宅ローン
ペアローンと同様、2人の収入を合算して審査するため、
単独で借りる場合よりも借入可能額がアップする可能性があります。
ただし、どちらか一方の収入が減った場合、連帯して返済義務を負うため、リスクがあります。
親や兄弟など、第三者が保証人となって借りる住宅ローン
連帯債務型と異なり、保証人が返済義務を負うため、連帯して返済義務を負うリスクはありません。
ただし、保証人に万が一のことがあった場合、保証人に支払った保証料を自己負担することになります
共働きではなくなったときのことも考える
共働きではなくなった場合のことも考えておきましょう。
収入が減り、住宅ローンの返済が困難になる可能性があります。
また、返済負担率が上がることによって、生活費を削減したり、貯蓄を切り崩したりする必要があるため生活に余裕がなくなることも視野に入れるべきです。
そのためにも「借入額を減らす」「返済期間を延ばす」「ボーナス返済を活用する」以下のような対応策を用意しておくと心に余裕ができます。
借入額を減らすことで、毎月の返済額を減らすことができ、収入が減った場合でも返済が困難になるリスクを軽減することができます。
また、返済期間を延ばすことで、毎月の返済額を減らすことができますが、総返済額は増えることに注意が必要です。
ボーナス返済を活用することで、毎月の返済額を減らすことができます。
また、配偶者や家族の収入を増やすことも視野に入れておくべきです。
転職や副業で収入を増やすのも効果的でしょう。
新築よりも中古購入+リノベーションがおすすめ
リノデュースが構想した魅力あふれる中古物件リノベーションの事例をご紹介します。
築10年の物件を蘇らせたこのプロジェクトでは、お客様のご要望に応えて、キッチンの位置を維持しつつ、広々としたパントリースペースを新設しました。
また、機能的なワークスペースとパウダールームも実現しています。リビングはデザイン性に富んだ壁材と床材を活用し、室内には明るい光が降り注ぐ「デコマド」を設置。
快適で明るいリビング空間を実現しています。
新築物件を購入するのは、憧れのマイホームを手に入れられる方法の一つですが、中古物件は、新築物件に比べて価格が安く、また、好みのエリアや条件の物件が見つけやすいというメリットがあります。
また、中古物件をリノベーションすることで、自分好みのデザインにカスタマイズすることも可能です。
新築物件の価格が4800万円の場合、中古物件を3600万円で購入し1200万円かけてリノベーションすると、自分好みのデザインにカスタマイズしたマイホームを手に入れることができます。
もちろん、リノベーション費用は物件の状態や希望する内容によって大きく異なりますが、新築物件と比べて、費用を抑えながら自分好みのマイホームを実現できる可能性が高いといえます。
上記の事例のように中古購入+リノベーションを行いたい方は以下の記事を参考にしてください。
≫≫【2024年最新】東京のリノベーション会社ランキング10選!大手から上場企業まで徹底比較
≫≫ リノベーション会社の選び方解説!成功のポイントと失敗を避けるコツ
まとめ
年収800万円での住宅ローンの借入金額と返済について紹介してきました。
住宅ローンは収入が多い分上限が高く設定できます。
しかし上限いっぱいの借入れには、返済が苦しくなったり、
生活の質が落ちるリスクがあるためおすすめしません。
年収800万円では4,100万円程、月々の支払は14万円未満が良いでしょう。
また、個人での年収と世帯年収では借入れ金額に差が生じます。
世帯年収での借入れにはペアローンや連帯保証型などのローンタイプがおすすめです。
住宅ローンを借りる際には、これらの点も考慮して、無理のない返済計画を立てることが大切です。
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