【住宅ローン繰り上げ返済】タイミングやメリット・手数料を解説

【住宅ローン繰り上げ返済】タイミングやメリット・手数料を解説

夢のマイホーム購入。住宅購入は高い買い物。

ローンを払いきるには数十年かかるのが一般的です。

しかし「繰り上げ返済」を利用することにより、早く払い切ることもできます。

子供の教育費が予定以上になりそう
退職後も払い続けられるか分からない
金利だけでも大きな負担に感じる

今回は住宅ローンの繰り上げ返済に関して、上記のような不安や疑問にお応えしています。

借りたお金を毎月支払い続けることに不安を感じる場合は、「余剰のお金で早く払ってしまう」ことを検討してみても良いかもしれません。

また、途中で収入や周辺環境は変化するもの。

そのため、リスクヘッジ対策の意味でも住宅購入のノウハウは覚えておきたいものです。

ぜひ最後までご覧いただき、参考にしていただければ幸いです。

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【基礎知識】住宅ローンの繰り上げ返済とは

【基礎知識】住宅ローンの繰り上げ返済とは

繰り上げ返済は、元金の一部を計画より早く支払う方法です。

一気に払ってしまえば利息も減り、返済期間が大幅に短くなるメリットが魅力的です。

住宅購入は人生のなかでも大きな買い物。返済は決して楽ではありません。

そのためこれからの長い間、お金を返し続ける責任を軽減できるノウハウのひとつとして、事前に持っておくべき知識といえます。

また、今後の人生設計の改善にもつながります。

では基本的な知識をご紹介していきましょう。

住宅ローンの繰り上げ返済について
– 繰り上げ返済は2種類
– 支払い利息が減らせるのがメリット
– 【注意点】手数料がかかる場合がある

繰り上げ返済は2種類

方法は以下の2種類です。

① 期間短縮型
② 返済額軽減型

上記はそれぞれ特徴があるため、あなたの要望に適したタイプを選択することが必要です。

期間短縮型

「期間短縮型」とは、名前の通りまとまったお金を前倒しで返すことで、支払いを続ける回数を短くする方法です。

時期が早ければ早いほど利息を減少させることができるため、トータルの金額を大幅に削減できます。

少しでも月々の負担を減らしたい場合や、何かの目標時期までに終わらせたいと考える方におすすめです。

しかし、注意点もあるため理解しておきましょう。

支払うお金がある程度大きくないと、効果を感じることが難しい

大きなお金を支払ったとしても、翌月以降の支払額は変わらない

一時的に手持ち資金を大きく減らしたとしても、家計に影響が出ない余裕が必要になります。

新入社員の時に買ったマイホームでも、その後の収入アップにより経済状況も変化しているかもしれません。

余剰金を残しておいても仕方ないという方は検討してみてはいかがでしょうか。

返済額軽減型

こちらは、全体の期間はそのままに月々の金額のみを減少させるやり方です。

住宅購入費は家計における固定費の中でも、大きな割合を占めます。

そのため毎月支払うお金を減らすことができれば、家計における経済的な効果をすぐに実感することができるでしょう。

また、支払い中に子供の教育費や自身の転職などにより、支出の変化が起こることは珍しくありません。

リスクを回避するためにも、返済額を減らす取り組みはやり方の1つとして覚えておきましょう。

また、注意点もあります。

毎月の支払い額は一時的に減るが、払い終わった時の総額は多くなってしまう

返済期間が10年未満となった時、控除が適用されなくなる

月々の返済が少なくなることがメリットなので、毎月の金銭的な負担をへらしたい方におすすめです。

支払い利息が減らせるのがメリット

繰り上げで返すことのメリットは、利息の負担を少なくできることです。

利息とはいわば「借りたお金に対する対価」、借り手の義務です。

したがって、返済を早めるということは、将来払うべき貸主へのお金を減らすことになります。

一部をまとめて払い、支払い期間を早める「期間短縮型」

長期的な支払い負担を軽減する「返済額軽減型」

どちらを選択するのかは、ご家庭の経済状況に合わせて選ぶのが良いでしょう。

【注意点】手数料がかかる場合がある

注意点として手数料が発生する場合があることです。

手数料は金融機関によって様々。

また、インターネットで手続きをすれば手数料が無料となるケースもあります。

では、代表的な金融機関の手数料をいくつかまとめておきましたので、参考にしてください。

銀行名一部繰上返済
(WEB経由)
全額繰上返済
(WEB経由)
メガバンクみずほ銀行0円不可
三菱UFJ銀行0円16,500円
三井住友銀行0円5,500円
ネット銀行楽天銀行0円0円
auじぶん銀行0円変動金利期間:0円
固定金利期間:33,000円
イオン銀行0円55,000円
新生銀行0円0円

※2020年4月時点 参照資料:https://diamond-fudosan.jp/articles/-/104969

近年の手数料の特徴として「Web支払い」に対する手数料負担がすくないこと。

また、一部繰り上げに関しては多くの銀行で無料となっています。

ご自分の取引銀行に問い合わせをして、手数料がどのくらいかかるのかを事前に確認しておきましょう。

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住宅ローン繰り上げ返済のタイミング

住宅ローン繰り上げ返済のタイミング

ここではタイミングについて解説します。

今直ぐにでも取り掛かるべき、というわけでは無いのが難しいところ。

自身の経済状況や世の中の状況によって効果の程も変わってきます。

こちらで一例をご紹介しますので、参考にしてみて下さい。

住宅ローン繰り上げ返済のタイミングについて
– 余剰資金がある時が返済タイミング
– 金利が低い時期は向かない

余剰資金がある時が返済タイミング

まとまった金額を返す必要がありますので、余剰資金の確保は不可欠です。

特に使う予定のない金額を預金として寝かせておくのは勿体ないという意見もあります。

しかし、人生では想定外のアクシデントや突然の収入減が起こる可能性も否定できません。

その様な場合の為にリスクヘッジとして余剰資金がある場合にこの返済を検討しましょう。

目安としては、1年間分の生活費に加えて、その他のライフイベントに対応できる金額が良いでしょう。

手元からまとまった現金が一時的に無くなった結果、別のローンを組むとなると本末転倒です。

慎重にタイミングを検討してみましょう。

金利が低い時期は向かない

金利が低い場合は、利息減少の効果が弱くなってしまいますのでタイミングとしては適していません。

金利が低いということは、借入コストが低い状態です。

ですので、利息分を減らす目的で支払いをするよりも、貯蓄に当てる方が賢明です。

特に変動金利で借りている方は、なおさら金利の低い時期は無理に行う必要はないかもしれません。

例えば現在の変動金利は、2008年以降下落し続けている状態です。

どの金融機関でも1%以下、ネット銀行の場合は更に低い金利となっています。

住宅ローンの金利は、市場の影響を大きく受けます。

特に日本銀行がマイナス金利の施策を導入している時期には、極端に金利が低くなるのです。

さらに現在では銀行間で、新規顧客獲得のために金利の引き下げ競争が行われています。

この様な要因が重なると、結果として金利の低い時期となるのです。

その反面、金利が高いほど繰り上げ返済の効果は高くなります。

そのような場合には、優先的に検討してもいいかもしれません。

まとめ

まとめ

この記事では住宅ローンの繰り上げ返済についてご紹介しました。

それぞれのメリットやデメリットについて理解したうえで行いましょう。

住宅ローンは金額も大きいので、少しの差でも大きな違いがでてきます。

どうせだったら自分の手元に残るお金は多く残しておきたいですよね。

マイホーム生活を楽しみながら、賢く節約も行いましょう。

この記事がお役に立つことができたら幸いです。

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