一般的に面積が30平米の物件はコンパクトで単身者向けが多く1ルームから1LDKの間取りが多いです。
単身者だとちょうどよい広さですが、二人で住む際でも空間を快適にするためにリノベーションを行うときの費用はいくらになるのでしょうか？
この記事では30平米のマンションをリノベーションしようとしている人に向けて、費用の相場や費用を抑える方法、30平米の間取りを広く見せるコツなどを紹介しています。
リノベーションにかかる費用を項目別に説明をしているので、そもそもリノベーションはどのような内容を指すのか、イメージが沸いていない人にもおすすめの内容となっています。
実例を交えて解説していくので、最後までしっかりと確認をしていきましょう。
≫≫ リノベーションとリフォームの違いとは？メリット・デメリットから費用相場まで解説
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中古マンションをリノベーションする際にかかる費用
中古マンションをリノベーションする際、必要になる費用の相場はご存知でしょうか。
まだ物件を購入していない人は、物件の購入費用に合わせて工事にかかる費用も概算で計算して資金計画をたてる必要があります。
30平米の間取りの場合、全体的に必要な費用は広い物件に比べて少なく済みますが、水回りの費用は物件の広さに関わらないため、平米の単価は高くなります。
平米別に費用の相場と費用に大きく影響する項目を一覧にして紹介します。
– リノベーションの費用に関わる項目一覧
平米数別のリノベーション費用相場
まず、マンションのリノベーション費用の相場は平米単価が10〜15万円です。
70平米の物件を工事する場合は700～1,050万円の予算が必要です。
中古マンションで多く流通している30平米～80平米までの間取りの費用相場を紹介します。
| 30平米 | 300万円～500万円 |
| 40平米 | 400万円～650万円 |
| 50平米 | 500万円～750万円 |
| 60平米 | 600万円～900万円 |
| 70平米 | 700万円～1,050万円 |
| 80平米 | 800万円～1,200万円 |
60平米を超えると工事費用は1,000万円に近づきます。
しかし、単身者用やDINKsといった二人までの家庭の場合は、30～50平米の1DKや1LDKの間取りでも十分な生活スペースを確保することができます。
上記の表は間取りごとのリノベーション費用相場になりますが、もし中古マンションを購入する場合は上記の表とプラスで費用を支払うことになります。
できるだけリノベーションに費用を使いたい場合は、中古マンションを購入する際に支払う仲介手数料が無料の業者に依頼することをオススメします。
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リノベーションの費用に関わる項目一覧
リノベーションを行う際、同じマンションでも部屋ごとに大きく費用が異なります。
費用に影響を与える項目があるので、費用を気にしている人は物件の購入前にポイントを抑えておきましょう。
①専有面積
マンションは一戸建てと違い、外壁や屋根に対する工事は管理組合が会議で決定をして行います。
そのために毎月修繕積立金を支払う必要がありますが、個人で工事をする必要はありません。
リノベーションをする際に一番影響を受ける項目は物件の広さです。
②所在階数
集合住宅で引っ越しの経験がある人は知っているかもしれませんが、購入したマンションの部屋が高層階であればあるほど、費用が高くなります。
1階なら資材など人力で運ぶことができますが、高層階の場合は資材の運搬のために人件費が余分にかかったり、まれにバルコニー側から運搬することもあります。
そうなると、クレーン車などさらに車両費も必要になります。
③間取り・設備や資材のグレード
フルリノベーションで躯体のみを残したスケルトン状態にしたあと、全体的に間取りの変更を行えば費用は上がります。
水回りの異動をする場合は給水管・排水管・電気工事が必要です。
また、設備はグレードにより費用が大きく異なります。
トイレや洗面台などの設備はそこまで大きく影響はありませんが、キッチンやお風呂といった設備は標準からハイグレードに変えると50万円以上変わるケースも少なくはありません。
リノベーション費用を抑えるためには部分リフォーム
一概にリノベーションといっても工事をする範囲により必要になる費用は異なります。
予算に限りのある人や、リノベーション費用を抑えて物件の購入費用に資金を充てたい人は部分リフォームをおすすめします。
中古マンションは新築とは違い、購入する物件によって状態がまったく違います。
築年数が経過している物件でも、前所有者が定期的に修繕工事を行ってくれていた物件は大規模な工事をする必要がない可能性が高いです。
また、人の好みはそれぞれなので、購入したマンションの内装が自分好みの可能性もあります。
そのような場合使える部分は残して、こだわる項目のみ部分的にリフォームを行いましょう。
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– 費用別のリフォーム項目一覧
リノベーションとリフォームの違いとは
リノベーションとリフォームの違いは明確に定義されていません。
リフォーム業者の業界では下記のように区分しているところもあります。
- スケルトン工事や間取り変更を含む大規模な工事で既存の物件に新たな機能や価値を付け加える工事をリノベーション
- 老朽化した部分を本来の状態に戻すための工事をリフォーム
一般的に使用されている意味合いとしては、大規模な工事をリノベーション、部分的な小規模の工事をリフォームと使う事が多く、このまま覚えておいても特に問題はありません。
費用別のリフォーム項目一覧
費用ごとにリフォームできる範囲を一覧にして紹介します。
〜300万円のリフォーム項目
| 水回りの設備の一新 | LDK全体のリフォーム |
 |  |
| 水回りの設備一式を新しくできます。 しかし、ハイグレードの商品を選択すると予算オーバーしてしまう可能性がある為、どうしても採用したい商品がある場合は、お風呂かキッチンどちらかを既存にして費用を抑えることができます。 | トイレや洗面台が気にならなければ、LDK全体のリフォームができます。 築年数が経過している物件はキッチンが独立していたり、ダイニングとリビングの空間が区切られている場合がありますが、壁を取り外して空間を広げキッチン位置を変更することも可能です。 |
300～500万円のリフォーム項目
| 水回り設備を一新 | 一部の間取り変更 |
 |  |
| キッチン・お風呂・洗面所・トイレの水回りを全て入れ替えることができます。 500万円と予算に余裕があるためハイグレードにできる可能性もあります。 | 主寝室を広げたり、玄関に土間収納を作るなどといった間取りの変更も行えます。 家全体ではなく、気になる部分のみこだわった工事ができます。 |
30平米の間取りをリノベーションで広く見せるためには
30平米の間取りは一般的に流通している物件の中でも比較的小さな面積です。
そのような物件でも広く見せるためにはコツがあります。
施工事例とともに、空間を広く見せるポイントを紹介します。
– 無駄なものはとにかく削ること
仕切りを取り払い開放感を演出する
リノベーション事例：https://www.renoduce.com/gallery2/room107/
工事前の間取りはダイニングキッチンと洋室が分かれていましたが、壁を取り払うことで開放感のある大きな一部屋にしています。
また、収納の場所を変更することでお風呂のサイズを一回り大きくでき、日々の疲れを癒すことができます。
その他にも一部屋にすれば、エアコンなど空調設備も複数台購入する必要がなく、費用を抑えることが実現できています。
また、キッチンは吊戸棚などは取り付けず必要最低限の木製の固定棚のみという一切無駄のないデザインで、開放感だけではなくデザインにもこだわりを見せています。
無駄なものはとにかく削ること
リノベーション事例：https://www.renoduce.com/gallery2/room025/
この物件の工事のポイントは自分にとって必要のない部分はすべて省いて、必要な部分にのみスペースを割いている点です。
キッチンをアイランド型に変更することで、動線を確保できているだけではなくカウンターをL字に設置しダイニングテーブルを置く必要がありません。
また、直線とは違いL字カウンターはコーナーで空間が区切られるため、食事だけではなく仕事や趣味のスペースとして使用できます。
浴室は思い切ってシャワールームのみにしています。
リビングの塗装壁は白にして、スクリーンとして使用できます。
テレビやモニターなど置くスペースが必要ないため、限られた空間でも最大限に活用できています。
まとめ
この記事では、30平米のマンションの間取りについて費用やリノベーションする際のポイントを紹介しました。
都内や人口が密集している地域では、空き物件自体少なく中古マンションを見つけることが容易ではない可能性もあります。
しかし、物件の面積だけで購入を諦めずに、どうすれば希望の間取りに工事ができるか考えてみることが大切です。
予算に限りがある人でも比較的手が届きやすい価格帯の広さなのでリノベーション費用も合わせて資金計画を立ててみましょう。
希望の工事内容のイメージがある程度固まっている人は、物件の購入を含めた必要になる費用をプロの業者に無料見積りを作成してもらうと現実的に考えることができます。
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