40平米の広さの物件は1LDK〜2LDKの間取りが多く、単身や2人暮らしに向いていることから、需要が高くなってきています。
40平米前後の物件は分譲マンションの中では小さめな面積で、低予算でも購入することができます。
その際に必要となるリノベーション費用はいくらかかるのか、事例もあわせて紹介します。
≫≫ リノベーションとリフォームの違いとは?メリット・デメリットから費用相場まで解説
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40平米物件のリノベーション費用はどのくらいかかるのか?
一人暮らしや、DINKS(子どもなしの共働き夫婦)に余裕のある空間が生まれる40平米の物件。
ファミリー向き物件で3LDKの間取りの場合、60~70平米が必要です。
一般的にコンパクトとされる40平米の物件のリノベーション費用はどのくらいかかるのでしょうか。
- 40平米物件のリノベーション費用
- – 40平米のリノベーションにかかる相場
– 実は面積の小さい物件のリノベーションは割高
40平米のリノベーションにかかる相場
40平米のリノベーションにかかる費用は400〜1,000万円が相場とされています。
60〜70平米の物件でも1,000万円程度かかる場合もあるため、面積が小さいからといって低価格になる可能性は低いでしょう。
もちろん、リノベーションをする範囲により費用は異なるため、フルリノベーションではなく気になる部分のみのリノベーションの場合は面積の狭い物件の方が価格を抑えることが出来ます。
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実は面積の小さい物件のリノベーションは割高
リノベーション費用の相場からもわかるように、40平米のような面積の小さい物件にかかる費用は割高になります。
理由は、物件に必要な設備の数です。
物件の広さに関係なく、キッチンやお風呂、洗面、トイレといった水回りは一つは必要です。
その設備の費用は、広さに関係なく面積が小さくても必要なため40平米前後の小さな物件のリノベーション費用は割高になるといえます。
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40平米の物件にオススメな人
分譲マンションの多くはファミリー向けの間取りで、40平米の広さはあまり出回っていません。
30平米未満の1Kよりは広くファミリー向けの物件よりは小さい、40平米の物件に向いている人はどのような人なのでしょうか。
3つに分けておすすめな世帯を紹介します。
- 40平米の物件にオススメな人
- – 一人暮らしのシングル生活
– 子供がまだいないカップルや夫婦
– 60歳以上のシニア世代
一人暮らしのシングル生活
一人暮らしのシングル生活で40平米の物件は充分な広さがあります。
友人を招いたり、一人でご飯を食べたりするLDKは快適な広さを確保しつつ、寝室にも充分なスペースがあります。
また、収納スペースも作れる広さなためゴルフやスキーといった趣味の荷物をしっかり保管することができます。
部屋ごとに用途を変えることができ、同じ家の中でも仕事用とプライベート用など分けることも可能です。
子供がまだいないカップルや夫婦
同棲しているカップルや夫婦にも40平米の物件はおすすめです。
LDKが10帖以上あれば、二人掛けのダイニングテーブルセットや、ソファ、テーブルなどを配置でき、ゆったりとくつろいで過ごす空間作りが可能です。
しかし、二人分の充分な収納力がない物件もあるので荷物を減らすかリノベーションをして収納量を増やす事も一つの手です。
60歳以上のシニア世代
40平米ほどのコンパクトなマンションの場合、利便性の高い中心部に立地していても面積を抑えているため、価格帯は抑えられるでしょう。
中心部にあることで病院や商業施設といったさまざまな場所へのアクセスがよく、シニア世代で車がなくてもあちこちへ足を延ばすことができます。
また、既に子供が巣立っているシニア世代の場合は、居住人数の増加がなく一生涯住む家として選択することが可能です。
実際に40平米でリノベーションをした事例
40平米の物件を実際にリノベーションした例を紹介します。
40平米の広さはコンパクトながら2DKから1Rなどさまざまな選択肢があり、住む人によって、自分にぴったりの間取りにリノベーションできます。
紹介する事例はすべて改修範囲がフルリノベーションなので費用面も参考にしてみてください。
- 40平米のリノベーション事例
- – メゾネットのある空間を実現したリノベ事例
– シンプルさの中に存在する女性らしさを実現した事例
– スタイリッシュなワンルームスタイルの事例
メゾネットのある空間を実現したリノベ事例
施工面積 | 45.00平米 |
費用 | 1,250万円(税込) |
間取り | 2DK→1LDK+W |
事例 | https://www.renoduce.com/gallery2/room105/ |
1LDK、ウォークインクローゼット、更にロフトまで立体的なリノベーションをしている空間です。
玄関に隣接された約1.5帖のクローゼットは開口部が二つあり、シューズクローゼット、ウォークインクローゼットそれぞれの使い道として使用できます。
キッチン対面には小上がりがあり、更に4段上がると寝室となるロフトがあります。
ロフト下部には収納スペースを作ることで、3Dで空間を仕上げています。
シンプルさの中に存在する女性らしさを実現した事例
施工面積 | 42.01平米 |
費用 | 780万円(税込) |
間取り | 1LDK+W→1LDK |
事例 | https://www.renoduce.com/gallery2/room120/ |
対面キッチンにカウンターを設置することで、ダイニングテーブルを置く必要がなくLDK空間を有効活用できています。
カウンターにはコンセントを設けており、作業デスクや小物家電を置く場所として豊富な使い道があります。
LDKの奥にある寝室は壁一面を収納にすることで、限られた空間でもすっきりとした居住空間を作り出せています。
スタイリッシュなワンルームスタイルの事例
施工面積 | 42.32平米 |
費用 | 860万円(税込) |
間取り | 1LDK+W→1R |
事例 | https://www.renoduce.com/gallery2/room056/ |
1LDKの間取りを開放的な1Rにリノベーションした物件です。
一つの大きな空間にすることで、3方向からの採光を惜しみなく採り入れ常に明るい雰囲気のある物件に仕上がっています。
玄関のクローゼットの隣には建具で目隠しされたランドリースペースがあります。
開放的な空間ですが、生活感は最小限に抑えてスペースを無駄なく活用しています。
まとめ
この記事では、コンパクトで需要が高まっている40平米物件のリノベーションに関して紹介しました。
リノベーション費用の相場や事例を把握することで、物件の購入前から資金計画が立てやすくなります。
40平米の物件は一人で空間を広々使用したい人や、働き盛りのDINKs、子育てを終えたシニア世帯までさまざまな人に向いており、限られた空間を有効活用する間取り作りはリノベーションで叶えることが出来ます。
物件探しからリノベーションまで一括して頼めるリノベーション会社もあるので、40平米の物件が気になった人は、まず問い合わせをしてみましょう!
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