マンションのメゾネットタイプとは?メリット・デメリットを徹底解説

マンションのメゾネットタイプとは?メリット・デメリットを徹底解説

リノベ事例:憧れのメゾネットリノベーション

大手物件検索サイト「SUUMO」で東京のメゾネットの中古マンションを検索すると、100件あまりの物件が出てきます。(2022年11月24日当時)

メゾネットはマンションの間取りの中でも特殊で、建設数が少なく需要が高いため、中古マンションの流通数は常に少ないといわれています。

そもそも、「メゾネット」の本来の意味はフランス語の「maisonnette」が語源で「小さな家」という意味です。

集合住宅の共用部分を使用しつつ、戸建てのような間取りの使い方で人気があるメゾネットマンションはどのような人に向いているのでしょうか。

中古マンションに多いフラットな間取りとの違いや、向いている人、メリット・デメリットを詳しく解説します。

また、掲載している動画は、東京の中古マンションをリノベーションした事例です。

メゾネットとはどのような物件を指すのか、間取りの特徴のほかに同じような間取りでリノベーションする際のビフォーアフターを参考にできます。

リビングの真ん中にある階段が印象的な中古マンションで、階段を基本としたゾーニングが実現できています。

手すりの素材をアイアンにして片側のみに設置することで開放的な空間になっているので、イメージが沸きづらい人は試しに見てみてはいかがでしょうか。

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メゾネットマンションは内階段付き物件のこと

メゾネットマンションは内階段付き物件のこと

一戸の住宅の中に内階段が付いていて、住宅の中が複数階以上で構成されている間取りを指します。

中古マンションで多く流通しているのは、玄関からすべての部屋に繋がる床がフラットな間取りが多く希少価値の高い物件といえます。

東京には多くの中古マンションが売りに出されていますが、2022年当時では全体の1%もありません。

内階段が付いている間取りはアパートやマンションといった集合住宅である一方で、戸建てのように上下階を気にせず住むことができます。

戸建てとマンションのいいとこどりのような使い方ができる間取りです。

– メゾネットとロフトの違い
– メゾネットマンションがオススメな層と費用感

メゾネットとロフトの違い

比較対象としてよくロフトがでてきますが、見た目や間取りは似ているようで使い方や法律が大きく異なります。

そもそもロフトと呼ばれる空間は、建築基準法で部屋とみなされません。

ロフトの使い方としては「小屋裏物置」という位置付けです。

あくまで物置なので人が過ごすことを想定しておらず、高さは1.4mまでの制限が設けられているので、大人がロフトで長く生活をすることはとても窮屈に感じます。

また、物置には大きな窓は必要ありません。

そのため、原則として窓の設置は認められていないのでエアコンなど空調設備の設置が不可能です。

そして、ロフトへ登る方法は階段ではなく簡易的なハシゴです。

その点、メゾネットは居住空間として使用するため天井の高さに制限はなく、窓の大きさも制限されません。

上階へ行くには、きちんとした階段を設置します。

ロフトは余っている空間を収納スペースとして有効活用、メゾネットは空間を立体的に活用できる点がそれぞれの大きな特徴です。

メゾネットマンションがオススメな層と費用感

上下階が分かれている間取りが向いている層は主に3つ挙げられます。

  • 来客が多い人
  • プライベートな空間を確保したい人
  • 戸建てのような生活がしたい人

中古マンションといった集合住宅でも、上下階でゾーニングがしやすく空間を分けた使い方ができます。

そのため、突然の来客が多い人でも1階部分のみ綺麗にしておけば、上階の掃除が間に合っていなくても焦る必要はありません。

また、プライベートな空間を確保したい人や、戸建てのような空間を望んでいる人にも向いています。

希望のエリアに売り土地がなく、理想の戸建てを建てられない人でもマンションでありながら戸建てのように上下階を気にすることなく生活ができます。

購入時の費用は、同じ専有面積でも階段があるので新築時の価格が高く、他の中古マンションに比べると割高になりますが、戸建てと比べると割安です。

戸建ての予算は確保できないが、通常のマンションより開放感がほしいという人にはオススメです。

メゾネットマンションに住む3つのメリット

メゾネットマンションに住む3つのメリット

一般的なフラットな間取りの中古マンションと比較をして代表的なメリットを3つ紹介します。

中古マンションはエントランスやエレベーター、ペット用の洗い場など豪華な共用部分が利用できる点や、防犯設備が充実していればセキュリティ面で安心ができます。

そのうえ、集合住宅ながら戸建てに住んでいるような使い方が可能です。

中古マンションの中でも希少性に優れている間取りのため、再販をするとしても価値を見出せます。

下記の3つのポイントに絞って説明します。

– プライベートな空間を作りやすい
– 天井高なので開放的で吹き抜けがおしゃれ
– 騒音問題を解決できる

プライベートな空間を作りやすい

先述したように、一般的な間取りと異なる点は上下階でゾーニングがしやすい点がメリットです。

通常であれば、同じ階にリビング、水回り、寝室、子ども部屋が備わっているため、来客の多い家庭では、初めて訪問をする人が間違ってドアを空けてしまう可能性も少なくありません。

家族以外に見せたくないものや、部屋の掃除ができていないとき、活動時間が異なる家族が寝室で寝ていても来客の対応ができます。

また、上下階でテイストを変えることが可能なので、家族それぞれの好みの空間を実現できます。

プライベートな空間が確保できる点は、近年増加しているテレワークを実施している家庭にもオススメです。

天井高なので開放的で吹き抜けがおしゃれ

1階から上階まで吹き抜けにすれば天井までの距離が高く、おしゃれな空間を演出できます。

東京にある中古マンションは、土地の価格が高い地域はどうしても一戸あたりの面積が小さくなってしまいますが、限られた面積でも開放感を与えてくれます。

天井高が確保されていれば、採光や通風も充分で風の通りがよいと湿気が減り、カビ対策にもなるため一石二鳥です。

また、階段の位置で採光をコントロールすると、明るい部屋と暗い部屋としての使い方ができ、快適な寝室だけでなく、シアタールームなど暗さを活かした間取りを実現できる可能性があります。

騒音問題を解決できる

中古マンションなどの集合住宅は、上下階が他人の家なので、子どもの遊び声や足音、ペットの鳴き声などをどうしても気にしてしまいます。

ひどい場合には、住民からクレームが入ってしまいマンションで住みづらくなってしまう可能性も少なくありません。

しかし、上下を使用するのが家族だと2階に子ども部屋を設置すれば騒音問題を解決できます。

また、生活する時間帯が深夜の人は、夜遅くの入浴や洗濯機を回しても気にならないように水回りを上階に設置することも可能です。

騒音問題が気になって中古マンションの1階だけ探している人にもおすすめの間取りです。

メゾネットマンションの2つのデメリット

メゾネットマンションの2つのデメリット

3つのメリットを紹介しましたが、デメリットも存在します。

何よりも階段があることが大きな特徴なので、そもそも階段の昇り降りができない人には向いていません。

しかし、毎日階段を使用するとなると億劫になってしまうかもしれませんが、階段の昇り降りができる体力のある人にはある程度の運動になります。

階段の昇り降り以外の点に目を向けて、下記2点のデメリットを紹介します。

メリットだけでなくデメリットも理解した上で購入を検討することで、購入後の思い違いや後悔を減らせるので、しっかり確認をしておきましょう。

– 階段があることで面積が狭く感じる可能性がある
– 光熱費が余計にかかることもある

階段があることで面積が狭く感じることも

間取りには必ず階段が存在します。

同じ専有面積の物件でも、各部屋をつなぐ廊下にあたる部分が階段になることで、平面の広がりではなく上下の空間に分けられるため、視覚的に狭く感じてしまうケースも。

また、空間の見え方以外に階段の幅は必ず確認しておくことが大切です。

戸建てよりも階段の幅が狭い中古マンションだと、家具や家電の搬入ができません。

階段の幅を原因に好みの家具を諦めなければいけない可能性があるので気を付けましょう。

しかし、面積が狭く感じる点は、吹き抜けなど上下の空間を上手に活用すれば、おしゃれで開放的に見せることができます。

不安に感じている人は、中古マンションを購入前にリノベーション業者に視覚的に広く見える工事内容を相談してみてはいかがでしょうか。

中古マンション購入し、リノベーションを行うなら、ワンストップリノベーションを対応している会社をオススメします。

なぜかというと、中古マンションによってはリノベーションができない物件も存在するからです。

だからこそ、物件からリノベーションまで一貫して施工するサービスであるワンストップリノベーションの会社に問い合わせすることをオススメします。

>>【東京編】ワンストップリノベーション会社7選をランキング形式で比較!

>>【中古マンション】リノベーション向き物件の探し方と注意点を解説

光熱費が余計にかかることもある

通常のフラットな間取りより、光熱費が余計にかかることもあります。

原因は、階段があることで上下の空間が広く冷暖房の効率が悪いことが挙げられます。

暖かい空気は上にぬけるため、冬場は下階が寒く、夏場は上階が暑くなってしまいます。

そのため、フラットな間取りと比べて密閉性が低くなってしまい、エアコンの温度を強くしなければならない結果、光熱費が高くなってしまうのです。

また、リビングと隣接して寝室があれば、1つのエアコンで2つの部屋の空調を管理できるので、光熱費が高くなってしまう原因にもなります。

しかし、この方式を上手に利用すれば、夏場の下階は冷房を使用しなくても涼しく、冬場の上階は暖かくなるといえます。

中古マンションを購入する際に、断熱工事などを行って各部屋の密閉性を高めておけば、過ごしやすい空間を作ることも可能です。

窓から最も外気の影響を受けやすいため、工事をする際には二重サッシを採用することや壁の内側に断熱材を入れることなどを検討しておきましょう。

工事を行わない場合でも、空間全体の温度を一定に保つためにサーキュレーターを使用することも大切です。

まとめ

まとめ

マンションのメリットを利用しつつ、上下階が分かれていることで戸建てと同じような使い方ができる点が特徴です。

ロフトと混合されがちですが、物置スペース、居住スペースとして使用する点が異なります。

来客が多い人や、プライベートな空間を大切にしている人、戸建てを購入する予算はないが住居内に階段のある間取りを欲している人にとっては、住み心地のよい空間を実現できます。

東京にある中古マンションは、施工数が少なく需要の高い物件なので、流通数が少なく購入しようと思っても巡り合えない可能性も少なくありません。

デメリット、メリットをそれぞれ解説しているので、しっかり理解して自分の生活スタイルに合う間取りなのか判断しましょう。

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