現在お住まいのマンションを、中古マンションとして売却したい。
しかし室内や設備の老朽化が目立ち、高く売却できるかわからない。
そんな悩みをお持ちではないでしょうか？
中古マンションの売却の対策では、リノベーションという手段があります。
現在の設備を新調することで、魅力的な物件へと生まれ変わらせられるのです。
室内がキレイなことや設備が新しいということは、物件購入者が購入を検討する際の大きな要因となりますよね。
しかし、そんなリノベーションも方法を間違えてしまうとデメリットとなる場合もあります。
この記事では中古マンションを売却する際のリノベーションについて、注意点と上手に売却する方法をお伝えします。
お得に賢くご自身の物件を売却する為の参考にしていただければと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
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【中古マンション】売却対策でリノベーションする際の注意点
中古マンションをリノベーションしたとしても、希望通りの結果が約束されているとは限りません。
こちらでは実施する際の注意点を3点まとめました。
それぞれ事前知識として知っておくべき内容となっています。
決して安い価格ではない工事となりますので、必ず確認しておきましょう。
- 売却対策でリノベーションする際の注意点
- – 必ず売却できるとは限らない
– 費用と時間がかかる
– リノベーションはセンスが必要
必ず売却できるとは限らない
まず1点目は「リノベーションをしたからといって、必ず売却できるとは限らない」ということ。
ご自身が販売を検討しているマンション相場価格が4,000万円であり、周辺地域の市場価格も3,000万円後半〜4,000万円前半と想定しましょう。
そこで、あなたが500万円の費用をかけてリノベーション工事をしたとします。
少なくとも工事費用を上乗せした4,500万円で販売したいと思うのが当たり前ですよね。
さらに利益も考えて4,700万円で販売したとしましょう。
このような場合、購入を検討している方からすると「市場価格より割高な物件だな。」と思われる可能性が高いのです。
周辺物件より付加価値を持っていても、上乗せ分の金額で購入者は自分好みに工事を実施できます。
万が一購入者に不要なリノベーションだった場合、メリットではなく単に高額な物件となってしまうのです。
これはプロが売却する際にも同様のケースが多いので、よく把握しておく必要があります。
このようにリノベーションに掛かった費用分を確実に値上げして売却できるとは限りません。
最終的に売れ残ってしまい、値下げする事になると元も子も無いので気をつけましょう。
費用と時間がかかる
2点目は「費用と時間がかかる上に、費用対効果が不透明」という事です。
工事価格に対して売却価格が上がるかというと難しいという点は前述した通りですが、大掛かりな工事になると費用だけでなく時間も掛かってしまいます。
・工事内容を考える
・管理規約で規定されている工事内容か確認する
・工事業者をどこに頼むのか相見積を依頼
・予算を踏まえた打ち合わせ
・騒音に対する近隣住民への挨拶
一例を上げましたが、少なくともこれら作業をマンション販売手続きと並行して実施する必要があります。
マンションの管理規約をよく確認していなかったため、規定から反していた場合は管理組合からやり直しの命令が下る事も。
非常に労力と費用と時間が掛かるという事も、知っておいて下さい。
リノベーションはセンスが必要
3点目は「リノベーション内容についてはセンスが必要」という事です。
「ホテルのような広々とした空間でシックにしたい」や「オープンキッチンにして家族との時間を大切にしたい」などイメージはあっても、具体的な設備や内装などについて考える事は難しいですよね。
また実際に住みやすい部屋と印象が良い物件はまた変わってきます。
・キッチンを広くしたが動くスペースが増えて大変
・テレビを置く位置に日差しが強く当たる
・部屋は広いけれど収納が少ない
このように、当初はいいと思っても実際に住みだすと不満になる点はいくつかあります。
さらに各部屋をどのような用途で使用するのか、家族の身長や人数などによっても住みやすさは変わります。
このように、購入を検討している方々にリノベーション内容を価値有るものと満足してもらえる為には、相当なセンスが必要となります。
下手にリノベを実施するより、物件が古くなっていたとしてもそのまま売却したほうが、売れる可能性は高くなる場合もあります。
【中古マンション】リノベーションで上手に売却をするコツ
それでは中古マンションを売却をする際、リノベーションを実施する必要はないのでしょうか？
実際には全てのリノベが不要という訳ではありません。
しっかりとした対策や、プランニングを踏まえて実施すれば効果的な場合もあります。
検討されている場合は、よく確認して損の無いようにしてください。
- リノベーションで上手に売却をするコツ
- – 中古マンションの売却に強い不動産会社へ依頼
– 資産価値を上げるリノベーションをする
中古マンションの売却に強い不動産会社へ依頼
中古マンションの査定額は、不動産会社により大きく異なります。
そのため1社だけにこだわらず、もっとも適正な価格を提示してくれる不動産会社と契約する事が重要です。
そのためには複数の不動産会社の査定額を比較できる、一括査定サイトを利用する事がおすすめ。
さらに査定価格の根拠を、それぞれの会社から説明してもらいましょう。
その中から最も信頼できる不動産会社と、相談しながらリノベの内容を検討してみましょう。
そして、素晴らしい担当者はエリアや物件の魅力をプロ目線で購入希望者へアピールしてくれます。
そのような不動産会社を味方につけ、しっかりと希望にあった売却を目指しましょう。
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資産価値を上げるリノベーションをする
高額な金額を支払い、大掛かりなリノベを実施するよりも、要点を絞って資産価値を高める事を目的として工事をする事も重要。
資産価値を高める内容の一例としてはこのような内容があります。
・ユニットバスへ交換
・トイレを最新式へ交換
・洗面台を交換
・エアコンなどの生活設備を新調
・壁紙や畳を新しく張り替える
リノベーションほど大掛かりではなく、簡単なリフォームといった内容になります。
このような水回りや生活設備が新調されていれば、購入者目線で考えると嬉しいもの。
中古マンションの購入となると、設備面は新調することを考えている可能性が高いので、結果として魅力的な物件になる可能性が高くなります。
中古マンションをリノベして売却！成約築年数が上昇している訳とは
リノベーションした中古マンションの資産価値を分かりやすく解説
まとめ
中古マンションを売却をする際のリノベーションについて説明しました。
注意点
- リノベーションをしたとしても、必ず高値で売却できるとは限らない
- 売却業務に加えて、リノベーションへの費用と労力がかかる
- リノベーションはセンスが必要であり、本当に住みたい物件になるか難しい
対処法
このように注意点はありますが、効果的に実施できれば物件の資産価値を高めて市場価格より高く販売することも可能です。
しかし一歩誤ってしまうと大きく損をする可能性もありますので、正しい知識を持って検討しましょう。
