団地リノベーションの費用相場は?失敗しないコツやオシャレな事例も紹介

団地リノベーションの費用相場は?失敗しないコツやオシャレな事例も紹介

「団地をリノベーションしたらどれくらいの費用がかかるのだろう」「リーズナブルに団地リノベーションを進めるためのコツは何?」など、さまざまな疑問を抱えている方が多いでしょう。

団地リノベーションを成功させるためには、施工業者とまめに相談をしたり、エレベータの有無を把握したりする必要があります。

この記事では、団地リノベーションの費用相場や失敗しないためのコツ、オシャレな事例も紹介します。

この記事を参考にすることで、団地リノベーションを失敗しないコツを把握できるため、成功確率を高められるでしょう。

ぜひ最後までお読みください。

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団地リノベーションの費用相場はいくら?

団地リノベーションの費用相場はいくら?

団地リノベーションをする際に、費用が気になる人も多いでしょう。

全体はもちろん、どの部分にどれくらいの費用がかかるのかを知っておくと、リノベーションをする際に有益な情報になります。

団地リノベーションの費用相場は、7.3〜18.5万円です。基本的には1㎡あたり15万円以内と考えてください。

2LDK〜3LDKの広さになると総額250〜800万かかり、使用する材料のグレードによっては1,000万円を超える可能性もあります。

本項では、部分的な団地リノベーションの費用相場を以下の3つに分類して紹介します。

水回り間取り防音・断熱対策
水回り間取り防音・断熱対策

水回りに関しての費用相場は以下のとおりです。

施工箇所費用相場
キッチン(システムキッチン全体交換)42〜150万円
キッチン(壁付けタイプを対面式に変更)55〜200万円
風呂(ユニットバスの交換)65〜150万円
トイレ10〜55万円
洗面所/洗面台10〜57万円

システムキッチンは、主に以下の6つのパーツが含まれています。

■|ワークトップ
■|コンロ
■|レンジフード
■|各収納
■|シンク
■|水栓

上記のようにキッチンは数多くのパーツで構成されているので、全体を交換すると高額な費用がかかります。

I型L型対面型
I型L型対面型

また、キッチンはI型、L型、対面型と形が変化するにつれて、リフォーム代金が高くなりやすいです。

キッチンの型を変える場合は内装や配管リフォームも必要なので、さらに値段が高くなる傾向にあります。

ローグレード(あくまでも参考)ミドルグレード(あくまでも参考)ハイグレード(あくまでも参考)
ローグレードミドルグレードハイグレード
デザインはシンプルで水栓やシャワーヘッドがプラスチック製。シャワーヘッドがメタル調。洗い場の床は乾きやすい素材。高級感のあるデザイン。ジェットバスなどのオプションが付加。

ユニットバスの交換は、浴槽の機能やデザインによって価格が異なります。

主にローグレード、ミドルグレード、ハイグレードの中から選ぶことが可能です。

もし、在来浴室からユニットバスを交換する場合は、ひび割れして土台部分が腐敗している恐れがあるため、費用が上乗せされる場合があります。

タンクレスタンク一体型タンクあり
タンクレスタンク一体型タンクあり

トイレは便器と内装交換の場合は、約25万円が一般的です。

ただ、トイレ全体のリノベーションや便器の洋式変更をするほど費用が高額になります。

洗面台は、リノベーションするサイズやデザインによって、料金が大幅に変動します。

次に、間取りに関する費用相場は、以下の表を参考にしてください。

施工箇所費用相場
間仕切り壁の設置8〜25万円/箇所
間仕切り壁の撤去(補修含む)7〜23万円/箇所

間取り壁の増設では、新たに壁を作って部屋を分割したり、引き戸を作って部屋を仕切ったりでき、ほかのリノベーションと比較して値段が安いです。

防音・断熱対策には費用相場がかかります。

施工内容費用相場
内窓の設置8〜15万円/箇所
防音材の施工(壁の内側)12〜15万円
防音仕様の床材に張り替え6〜23万円(6畳)
断熱材の施工(天井・床下など)4〜8千円/㎡

部屋の防音材の施工は、壁の内側に吸音材を吸わせて吸音性を高めています。

また、断熱対策に対しても断熱性に優れたパネルを設置すれば、リノベーション完了なので費用は高額ではありません。

団地リノベーションの工事期間

団地リノベーションの工事期間

団地リノベーションの工事期間は、設計と施工合わせて合計4ヶ月になる場合が多いです。

部分ごとの施工の工事期間は、以下の表のとおりです。

施工内容工事期間
キッチン(システムキッチン全体交換)2日〜4日
キッチン(壁付けタイプを対面式に変更)2週間〜1ヶ月
風呂(ユニットバスの交換)3〜4日
トイレ1日
洗面所/洗面台1〜4日
間仕切り壁の設置4〜7日
間仕切り壁の撤去(補修含む)5〜10日
内窓の設置1時間
防音材の施工(壁の内側)1日
防音仕様の床材に張り替え1日
断熱材の施工(天井・床下など)2日〜3週間

団地リノベーションで最も工事期間が長いのはキッチンです。

特にキッチンのレイアウトを変更する場合は、リビング・ダイニングの内装やレイアウトに関するプランニングの工程が追加されるので、約1ヶ月かかります。

しかし、ほかの部分は長くても10日程度なので、短期間での施工が可能です。

団地リノベーションの費用を抑える方法とは?

団地リノベーションの費用を抑える方法とは?

リノベーションには高額な費用がかかります。

しかし、下記の6つのポイントを抑えれば、費用を抑えられます。ここで解説したポイントを参考にし、団地リノベーションの費用を少しでも抑えられるように努めましょう。

◉ 仲介料無料の会社を選ぶ
◉ 希望に合わせて優先順位をつける
◉ 使えるものは再利用する
◉ 集合住宅が得意な業者に依頼する
◉ リフォームローンの利用
◉ 補助金と減税対象工事

仲介料無料の会社を選ぶ

これから物件を購入予定の場合は、仲介料が無料の会社もあるため選択肢に入れることをおすすめします。

特にリノデュースは、不動産購入・施工・設計をワンストップで提供しているため、仲介手数料を支払う必要はありません。

もし、他社の不動産会社で物件を購入した場合、以下の計算式に応じて仲介手数料が発生します。

仲介手数料=売買価格×3%+6万円

例えば、不動産の売買価格が3,000万円なら、売主・買主ともに96万円の負担を求められます。

しかし、リノデュースは仲介料無料なので、お得に物件購入から団地リノベーションまで実現可能です。

≫≫【東京都】中古マンション購入時の仲介手数料無料会社おすすめ3選

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希望に合わせて優先順位をつける

団地リノベーションは人生の中でも比較的高額な買い物なので、譲れない部分はあるでしょう。

そのため、一度希望条件を整理して、業者へ伝えることが大切です。

優先順位をつけなかった場合、不必要なリノベーションのグレードを高めてしまい、予算を超えてしまう可能性があります。

しかし、優先順位をつけてリノベーションを行えば、無駄なコスト増加を防げます。

無駄にコストを費やさないためにも、リノベーションの優先順位をつけてください。

使えるものは再利用する

団地リノベーションの費用を抑えたいのであれば、再利用するものと新しくするものを分けて整理しましょう。

設備をすべて取り換えてしまったら、それだけ膨大な手間がかかるので、高いコストがかかります。

それぞれの設備の様子を確認し、リノベーションが必要なものだけに費用をかけてください。

集合住宅が得意な業者に依頼する

業者にも得意不得意があるため、依頼する業者によって完成度に違いが発生してしまいます。

そのため、団地リノベーションをする際は、集合住宅が得意な業者へ依頼してください。

具体的には、ホームページに公開されている施工事例で、集合住宅を中心にリノベーションしている業者へ依頼するとよいでしょう。

また、業者の利用者の口コミを確認すれば、どんな実績のある会社か理解できます。

ホームページや口コミの内容を参考にし、集合住宅が得意な業者へ団地リノベーションを依頼してください。

≫≫【2024年最新】東京のリノベーション会社ランキング10選!大手から上場企業まで徹底比較

≫≫ 良い口コミのある東京の リノベーション会社10選! 見つけ方や選び方を徹底解説

リフォームローンの利用

団地リノベーションの費用を抑えたい方は、リフォームローンの利用を検討しましょう。

リフォームローンとは、バスやキッチンの設備の交換などリフォームの際に使用できるローンです。

リフォームローンと住宅ローンには、以下の6つの違いがあります。(※数値については2024年4月時点)

項目リフォームローン住宅ローン
担保不要のプランもある自宅を担保とする場合が多い
手続き手続きが簡素で、審査期間が最短数日手続きが複雑で、審査期間が1〜2週間と長い
金利約2〜5%約1〜2.5%
初期費用不要必要
借入限度額10〜1000万円ほど100〜1億円ほど
借入期間1〜15年最大35年

上記の表を見ればわかるように、リフォームローンは住宅ローンと比較してお得です。

少しでも費用を抑えたい方は、リフォームローンを利用するとよいでしょう。

≫≫ 初心者でも分かる住宅ローンの正しい選び方は?3種類の金利や審査について解説

補助金と減税対象工事

団地リノベーションの工事内容によっては、補助金や減税対象になる可能性があります。

国が行っている補助制度の例として、以下の3つが挙げられます。(2024年4月時点)

助成金名称説明
こどもみらい住宅支援制度18歳未満の子どもがいる家庭もしくは、夫婦のどちらかが39歳以下の家庭に対して住宅費用を交付する
長期優良住宅リフォーム推進事業性能向上や子育て環境の整備、家族3世代を目的にする工事
断熱リフォーム支援事業窓やドアに対する断熱対策の工事

また、対象の部分のリノベーションをすれば、固定資産税や所得税が控除されるかもしれません。

ここで解説した内容を参考にし、より費用を抑えられるように補助金と減税対象工事を勧めましょう。

≫≫【2024年版】リノベーションに関する補助金制度を徹底解説!

≫≫【2024年最新版】中古マンションリフォームの補助金を徹底解説!

団地リノベーションを失敗しないための5つのコツ

団地リノベーションを失敗しないための5つのコツ

団地リノベーションを失敗しないためのコツとして5つが挙げられます。

団地リノベーションを失敗しないためには、さまざまな工夫が必要です。

ここで解説したコツを参考にしたうえで、団地リノベーションに取り組みましょう。

◉ 施工業者との相談はまめにする
◉ 間取りの変更内容の確認
◉ エレベータがあるかどうかの把握
◉ リノベーション以外での費用の確認
◉ 共用部分のリノベーションの可否

施工業者との相談はまめにする

団地リノベーションを失敗しないためには、希望の工事が可能なのか不可能なのかなどの施工内容の確認をまめにすることが大切です。

早めにプランニング変更をすれば、ほかのリノベーションにその分のお金を費やせます。

希望通りのリノベーションを実現するためにも、施工業者とまめに相談しましょう。

間取りの変更内容の確認

多くの団地は壁式構造で作られているため、水回りや間取り変更に制限が出る可能性があります。

もし、壊せない壁があったとしても、プランニングを工夫すれば、希望に近い間取りが実現できるかもしれません。

成功率を高めるためにも、間取りの変更内容の確認をしてください。

エレベータがあるかどうかの把握

エレベータがあるかの確認も、団地リノベーションを成功させるうえで大切です。

5階以上の団地の場合はエレベータがない可能性があるので、資材運びに影響が出る可能性があります。

資材運びに時間がかかると、団地リノベーション全体の工期が長期化する傾向にあります。

事前に工期を把握しておくためにも、自身の団地内にエレベータがあるか確認しましょう。

リノベーション以外での費用の確認

団地リノベーションでは、リノベーション以外のさまざまな部分で費用がかかります。

例えば、設計費や工事費、材料費などです。数万が積み重なれば、簡単に数十万になります。

予算と照らし合わせ、確認を怠らないことが大切です。

共用部分のリノベーションの可否

共用部分のリノベーションは、基本的にできません。

なぜなら、団地利用者全員が利用できる場所であり、1人の住民に共用部分のリノベーションができる権利は与えられていないからです。

購入した後に共用部分へ不満を感じてしまっては遅いので、事前に確認しておきましょう。

団地リノベーションの3つのメリット

団地リノベーションの3つのメリット

団地リノベーションには、どのようなメリットがあるでしょうか。

団地リノベーションのメリットとして、以下の3つが挙げられます。

団地リノベーションを実践するためには、物件のメリットを把握しなければ購入する判断ができません。

ここで解説したメリットを理解したうえで、団地リノベーションを実施する判断をしてください。

≫≫ 分譲団地のメリットを解説!リノベーションで見直される理由とは?

◉ 物件価格が安い
◉ 敷地内が充実していることが多い
◉ 耐震性能が高い

物件価格が安い

団地リノベーションのメリットとして、物件価格が安いことが挙げられます。

基本的に団地は新築から40年以上経過している場合が多いため、ほかの物件と比較して安く購入可能です。

物件購入価格を抑えた分だけ、リノベーション費用に充てられるので、充実した家づくりができます。

敷地内が充実していることが多い

敷地内が充実していることが多い点も、団地リノベーションのメリットの1つです。

例えば、団地の敷地内に病院や公園、スーパーなどがある場合もあるので、利便性が高い傾向にあります。

耐震性能が高い

団地リノベーションには、耐震性能が高いメリットもあります。

多くの団地は、壁式構造と呼ばれる建物を面同士で支える構造が採用されているので安心です。

建物の耐震制度に対して不安を感じる方は、耐震性能が高い団地へ住むことを検討してください。

≫≫ 中古マンション選びで気になる耐震基準!過去の被害状況から選び方を解説

団地リノベーションの3つのデメリット

団地リノベーションの3つのデメリット

今度はデメリットに着目してみましょう。

団地リノベーションには3つのデメリットがあります。

団地リノベーションの適切な判断をするためには、メリットと同時にデメリットも把握しなければいけません。

ここで解説したデメリットを参考にしたうえで、団地リノベーションへ取り組んでください。

◉ 外観の古さ
◉ リノベーションに制限がある場合がある
◉ 騒音問題

外観の古さ

団地は古いので、内部をどれだけ綺麗に施したとしても外観の古さが目立ってしまいます。

ただ、管理が行き届いている物件は団地は、比較的綺麗です。

そのため、外観の古さが気になる場合は、実際に物件を見たうえで購入の判断をするとよいでしょう。

リノベーションに制限がある場合がある

団地は、リノベーションに制限がある可能性があります。

壁式構造や下階天井裏配などの影響でリノベーションに使用できない材料があるためです。

例えば、無垢の木材を床下に使用した場合、現状よりも床が10センチ上がります。

床が上がると、高深長な人は天井に頭を打って生活しづらくなるかもしれません。

業者と事前に相談したうえで、どのようなリノベーションができるのかを明確にしましょう。

≫≫ そもそもリノベーションが難しい物件の4つの特徴とは?

騒音問題

団地リノベーションには、騒音問題に関するデメリットもあります。

団地は子育て世代が暮らしている場合が多いので、近隣住民の騒音が気になる場合が多いです。

ただ、壁に防音効果を持たせたり、既存窓に二重窓を取り付けたりすれば、騒音問題が以前ほど気にならなくなります。

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団地リノベーションのオシャレな事例

実際に団地をリノデュースした事例を見ていきましょう。

団地リノベーションのオシャレな事例として、以下の5つの項目に分類して紹介します。

元々、玄関は狭く設計されていたのですが、リビングの壁を一部玄関に用いて広々とした土間へとリノベーションしています。

また、押入れ収納の外観は新しくしているものの、中に既存のものを使用しているのでコスト抑制の実現が可能です。

以前までトイレは洗面所に入るドアが設置されていましたが、リノベーションによって廊下からトイレへ入れるようになっています。

室内も、既存利用の建具でドアを立てつけているので、コストの抑制へつながっています。

キッチンは奥に壁付けでついていましたが、対面式のキッチンへ変更すれば開放的で料理がしやすく、広い空間の実現が可能です。

ここで解説した事例を参考にし、コストを抑えつつオシャレなリノベーションを実現しましょう。

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団地リノベーション費用のまとめ

団地リノベーション費用のまとめ

団地リノベーションに関しては、構造の部分で施工会社とのコミュニケーションが重要です。

また、団地リノベーションを低コストで行うためには、補助金や減税などの手続きもしなければならず、手間がかかります。

しかし、リノデュースであれば、中古物件購入からリノベーションまでワンストップでできます。

加えて、仲介手数料無料なので、コストもさらに抑えられます。

中古物件を購入してリノベーションすることを検討している方は、リノデュースを利用してみるとよいでしょう。

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    「リノデュース」は施工会社からスタートした会社です。
    その後、デザイン・設計や不動産の領域に事業を拡大し、ものづくりの会社である技術と不動産業の知識を活かし、ワンランク上のリノベーションを提供しています。今まで不動産業界では当たり前とされていた「両手仲介」や「囲い込み」などの仲介手数料による利益の最大化を狙う業界の習慣から、仲介手数料のかからない新しい不動産仲介の仕組みを作りたいとの思いが強くなりました。

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