分譲団地のメリットを解説!リノベーションで見直される理由とは?

分譲団地のメリットを解説!リノベーションで見直される理由とは?

今、分譲団地が注目され始めているのをご存じでしょうか?

昔ながらの潔さと、スケール感にどこか安心感を覚える住まい環境。ご自身が小さな頃からあった家族で暮らせる懐かしい住宅構造です。

一方で、以下のような中古物件ならではの疑問や不安もあるのではないでしょうか?

そもそも分譲団地って何?耐震性は本当に大丈夫?と考えている方向けに本記事で解説します。

最後までご覧頂くことで、分譲団地の理解を深めることができます。

上手に購入するために、記事を参考にして家族で暮らせる理想のマイホームを手に入れましょう。

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分譲団地とは?

分譲団地とは?

分譲団地とは、集合住宅である「団地」を不動産会社が分けて販売している物件を指します。

そもそも、団地とは住宅や工場地がまとまって建てられたエリアです。

昭和の高度経済成長期に建設ラッシュを迎え、当時の日本国民の住宅需要に応えた重要な存在でした。

都市開発機構(UR)の前身である「住宅公団」が「集合住宅地」として全国に広めています。

一方で、現在は老朽化や管理体制の問題等が露呈しています。

そのためこれら既存の団地をどう活用し直すかが問われており、新たな魅力を見いだす取り組みが始まっています。

≫≫ 分譲とは?分譲の意味や賃貸との違いを徹底解説!一戸建てやマンションの特徴も

団地再生の取り組みで再ブーム到来

近年は、既存の古い団地を再生・再開発する「団地再生」の動きが活発化し、その一環として分譲団地に新たな価値を見いだそうとする動きが広がりつつあります。

例えば、2005年に制定された「地域再生法」の活用。

上記の法律は、現在までに8回の法改正があり、地方再生に向けて様々な支援措置が充実しています。

また、住宅団地再生に対しての支援制度があります。

団地再生の取り組みで再ブーム到来

引用:https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001494108.pdf

地方創生関係交付金

地方(都市部も含む)の人口減少や高齢化などの課題を解決し、地方創生を実現するための交付金。以下の分野で活用できます。

■|移住・定住促進
■|地域産業振興
■|地域づくり

住宅市街地総合整備事業

古い家や空き家を建て替えたり、公園や道路を整備したりして、住みやすいまちにする事業。

(具体例)
■|老朽住宅の建て替え
■|空き家の活用
■|公園や道路の整備など

スマートウェルネス住宅等推進事業

高齢者や障害者、子育て世帯が暮らしやすい家やまちを整備する事業。

■|サービス付き高齢者向け住宅の整備
■|住宅確保要配慮者専用の住宅の整備
■|介護予防や健康増進の取組
■|多世代交流の取組み

団地再生は、耐用年数を過ぎた既存の建物を修繕や改修を行い、新たな価値を持った住環境へと生まれ変わらせようとする活動です。

また、分譲団地は土地と建物がセットで保有できるため、自由度の高いリノベーションも可能で、理想の住まいを手に入れられることから、特に若い世代の間で再評価されています。

≫≫ リノベーションとリフォームの違いとは?メリット・デメリットから費用相場まで解説

分譲団地のメリット

分譲団地のメリット

ここでは分譲団地のメリットについて紹介します。

◉ 物件価格が安い
◉ 建物の耐震性が高い
◉ 住環境が整っている

物件価格が安い

分譲団地は新築のマンション等と比較すると、価格が安いことが特徴です。

価格が安い理由には、国や自治体の補助で建設されていたり、土地価格の高くない場所で建てられている、中古物件のためなどの要因が考えられます。

以下の表は新築マンションと分譲団地の価格を比較した表です。価格の違いが分かります。

新築マンション(2023年上半期)6,510万円~14,360万円
分譲団地1,850万円~

新築のマンションは立地や設備、デザイン等の要素が価格に反映されやすいのに対して、分譲団地は要素がシンプルなため、購入しやすい価格帯で提供されています。

これにより、初めての住まいを購入する人や、家計を重視する人にとって魅力的な選択肢です。

建物の耐震性が高い

分譲団地の建物は、耐震性が高く、災害に強いというメリットがあります。

「団地の耐震性は本当に高いの?」と思われる方も要るでしょう。

実際に、分譲団地は、大規模な開発事業として建設されることが多く、建物の耐震性が重視されます。そのため、最新の耐震基準を満たした建物が建てられることが一般的です。

UR都市機構の公式サイトにも、以下のような紹介がされています。

昭和56年6月1日以降に建設したUR賃貸住宅には新耐震基準が適用され、それよりも前に建設したUR賃貸住宅には旧耐震基準が適用されており、それぞれの基準で必要とされている耐震性を確保するように建てられています。

平成7年1月に発生した阪神・淡路大震災では最大で震度7の大規模地震を経験しましたが、UR賃貸住宅では、住宅階に大きな被害を受けた事例はなく、ごく一部の棟でピロティ階の柱の破壊が見られたものの、人命に係る被害はありませんでした。

平成23年3月に東日本大震災が発生しましたが、住宅階及びピロティ階ともに大きな被害を受けた事例はありませんでした。

引用:UR都市機構「UR賃貸住宅の耐震性について」より

現在では団地再生の一環として耐震改修も行われており、更なる安心を求める人々にとっても分譲団地は魅力的な選択肢となっています。

≫≫ 中古マンション選びで気になる耐震基準!過去の被害状況から選び方を解説

住環境が整っている

分譲団地は、大規模な開発事業として建設されることが多く、住環境の整備に力を入れています。

そのため、公園や遊び場、駐車場、ゴミ置き場、防災設備、コミュニティ施設の設備や施設が整っていることが一般的です。

また、分譲団地は、周辺環境も整っていることが多く、以下のようなメリットがあります。

■|買い物や通勤などの生活利便性が高い
■|子育てや教育環境が充実している
■|自然環境が豊かな場所もある

小売店や公共施設、公園などの生活インフラが集約されていることが多く、生活しやすい環境が整っています。

また、管理組織が整っているため、共有部分の管理や清掃、雪かき等もされるため、良い環境です。

分譲団地リノベーションで理想の住まいを実現

分譲団地リノベーションで理想の住まいを実現

分譲団地は、価格が比較的安く、住環境が整っているなど、さまざまなメリットがあります。

一方で、間取りや設備が古かったり、管理費や修繕積立金などの維持費がかかる、隣近所との距離が近いなどのデメリットがあります。

しかし、これらのデメリットは、リノベーションによって克服することができます。

間取りや設備を自分好みに変更することで、理想の住まいを実現することができます。

また、耐震工事や断熱工事を行うことで、災害に強く、快適に暮らせる住まいになります。

ここでは、リノベーションするメリットや価格相場、過去の事例を含めて解説していきます。

分譲団地をリノベーションするメリット

分譲団地をリノベーションするメリットは、以下の3つがあげられます。

■|物件価格を抑えることができる
■|自分の好みに合わせて住まいをカスタマイズできる
■|耐震性や断熱性を高めることができる

分譲団地は、築年数が経過しているため、物件価格が比較的安くなっています。

また、リノベーションによって、間取りや設備を自分好みに変更することで、物件価値を高めることが可能です。

さらに、耐震工事や断熱工事を行うことで、災害に強く、快適に暮らせる住まいになります。

また、分譲団地をリノベーションする際には、物件の状態をよく確認したり、リノベーションの費用や期間を把握する、周囲への配慮を行うなどの注意点があります。

上記の注意点は、専門的な知識や経験も必要となるため、リノベーション会社に相談することをおすすめします。

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団地リノベーションの価格相場

団地リノベーションの価格相場から紹介します。

工事種別費用
部分リノベーション200〜500万円
フルリフォーム約600万円以上

団地リノベーションの費用は、以下の要素によって大きく異なります。

■|物件の築年数や状態
■|間取りや設備の変更内容
■|工事の規模や工期
■|施工会社や工法

団地リノベーションを検討する際には、これらの要素をよく考慮して、費用を算出することが大切です。

リノベーション費用についてさらに詳しく知りたい方は以下の記事により細かな内容を解説していますので併せてご覧下さい。

≫≫ 団地リノベーションの費用と失敗しないためのポイントをご紹介

団地をフルリノベーションした事例

実際に、物件をフルリノベーションした事例を紹介します。

築年数35年
面積約85㎡
間取り3LDK
リノベーション費用640万円

事例のテーマは「自由かつ低コストな住まい」です。

壁付で閉塞感のあるキッチンを体面式に変更。開放感のあるデザインに変更しています。

またリビングも仕切りをなくし広々とした間取りにしました。バルコニーは水道管を通して、バーベキューなどが楽しめるようになっています。

また、和室への間には襖(ふすま)を設置。リビングから和室への雰囲気の違いを演出しています。

まとめ

まとめ

今回は分譲団地についての基礎知識とメリットやリノベーションについて解説しました。

分譲団地は、リノベーションによって、自分好みの住まいを実現できる可能性を秘めた住まいです。

中古物件と言っても耐震性や住環境は新築マンションに劣らない機能性を備えています。

一方で、、間取りや設備が古い、管理費や修繕積立金などの維持費がかかる、隣近所との距離が近いなどのデメリットもあります。

分譲団地のリノベーションは、専門的な知識や経験が必要となるため、専門会社に相談することが大切です。

ぜひ、ワンストップリノベーションのリノデュースへお問い合わせ下さい。

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