現在住んでいる物件やこれから購入を検討している物件の広さに悩んでいませんか?
配置する家具を少なくしたり、背の低い家具を選んでもそこまで大きな効果がなく、ほかに方法がないか探している人はぜひこの記事を参考にしてみてください。
広くみせるための方法や、リノベーションのアイディアについて紹介します。
リノベーションをセットにした方がお得!
狭い部屋を広くみせるためには開放感を意識すること
部屋を現実に広くすることは難しいですが、広くみせることはリノベーションで実現できます。
そのために、最も意識しなければならない点は解放感です。
閉塞感があり暗い部屋と、解放的な明るい部屋では同じ面積でも感じ方が異なります。
使用する素材の選択肢や方法を間違えると解放感が生まれないため、しっかり確認しておきましょう。
- 狭い部屋を広くみせるための工夫
- – 開放感を演出するガラス壁を選ぶ
– 圧迫感を感じさせない床材を選ぶ
– 色の視覚効果を利用した壁紙を選ぶ
開放感を演出するガラス壁を選ぶ
一般的にホテルやバスルームで多く採用されているガラス壁は、おしゃれで解放感を存分に演出できます。
透明度が高いことで、解放感以外に採光もとれるため暗い印象がなくなります。
通常の壁紙より汚れや傷がつきにくい点がメリットとして上げられ、劣化が少なく掃除のしやすさなどからおすすめの素材です。
ガラスの高級感も味わえるため、ガラッと部屋の雰囲気を変えることが可能です。
圧迫感を感じさせない床材を選ぶ
明るい色や淡色を床材に採用するだけでも、部屋が広くみえます。
ホワイト系であれば、部屋が広く見えるだけではなく清潔感があるように見えるうえ、設置する家具や家電を選びません。
床材の貼り方は長手方向に貼ると奥行きが増すといわれていますが、斜めに貼るとさらに賃貸住宅と差別化も図れおしゃれに見えます。
そもそも、部屋を広くみせるためには床を多く見せることが肝心です。
床にカーペットやラグ、大きなソファは置かないよう心がけましょう。
色の視覚効果を利用した壁紙を選ぶ
部屋全体を広くみせたい場合は、全体に淡い色の壁紙を選ぶとよいとされていますがその他の視覚効果も利用しましょう。
淡い色を全面に使用すると膨張して見えるため部屋が広く見えます。
しかし、ぼやっとした印象になりメリハリがなくなるのでアクセントカラーの採用をおすすめします。
色には進出色と後退色と呼ばれる種類があり、進出色は明るく近距離感がある色、反対に後退色は明度が低く遠くにあるような印象を与えます。
そのため、奥行きを出したい場合は部屋の奥にアクセントクロスを採用すると視覚的に部屋の奥行き感が生まれます。
狭い部屋を広くみせるリノベーションアイデア
それでは、広くみせるコツを理解したところでリノベーションのアイディアを紹介します。
市販の家具を購入して工夫することも必要ですが、リノベーションを行うと現在の空間を最も有効に活用できます。
少しの範囲の工事で日々の生活が変わるため、家具の購入費用を工事へ充てることも視野に入れてチェックしてみてください。
≫≫ リノベーションとリフォームの違いとは?メリット・デメリットから費用相場まで解説
- 狭い部屋を広くみせるリノベーションアイデア
- – 収納を工夫する
– 押入れをデスクやベッドに改造する
収納を工夫する
狭い部屋でもできるだけ居住スペースを多くとることで部屋全体を広くみせられます。
そのために、部屋にぴったりの造作家具を造ると居住スペースをできる限り広くとれます。
ワンルームで部屋を仕切りたい場合は、間仕切り収納を造作すると空間が分けられ収納としても使用できます。
見せる収納を造作してしまうのも一つの手です。
来客者からも見えるので、日頃から綺麗に整理整頓しなければなりませんが、使用するものをすぐに出せて探す手間が省けるメリットがあります。
押入れをデスクやベッドに改造する
押入れはふすまを外せば、用途を変更できます。
本来布団や衣類をしまう収納スペースですが、中段はデスクとしてぴったりの高さになっています。
正面の壁や床を変えると雰囲気がガラッと変わり、奥行きがあるためパソコンや文具などを設置でき両面に壁もあるため、集中できるスペースに早変わりします。
そのほかにベッドに改造してしまうのも一つの方法です。
そのまま二段ベッドにしてもよいですが、中段をベッドにして下段は収納にするとさらに部屋を広く使えます。
狭い部屋をリノベーションする際の注意点
狭い部屋をリノベーションする際に気を付けなければいけないのは、圧迫感です。
広くみせるためには解放感が必要だと説明しましたが、同じく圧迫感を無くすことで視覚的に広く感じさせます。
そのためには、部屋の間仕切り方に注意することが大切です。
部屋の仕切りはこだわらないこと
部屋の仕切りは壁でつくっている物件が非常に多いです。
しかし、壁は床から天井まで仕切ってしまうためパーソナルスペースを作りやすい分、圧迫感がでてしまう点がデメリットです。
狭い部屋を広く見せるなら、思い切って壁以外のもので仕切ってしまいましょう。
ガラス引き戸
ガラス引き戸はすりガラスと透明ガラスがありますが、透明度が高いほど解放感が生まれます。
完全な個室空間にすることは難しいですが、匂いや音といった気になる点を遮断できるうえ、扉の前のスペースも有効活用できます。
腰壁
腰壁とは言葉の通り、人の腰ほどの高さの壁を指します。
一般的に床から1m程度の高さで、キッチンや階段によく採用されています。
部屋を一体的に広くしながら、個人的な空間が作れます。
そのほかに、床材を変えると視覚的にゾーニングができ、圧迫感が生まれません。
まとめ
ミニマリストといった単語も流行っているように、部屋は広ければ広いほどいいとは限りませんが、独身でなければ自分以外の持ち物を好きなように捨てられません。
ある程度の収納場所は必要です。
狭いからといって諦めず、リノベーションで充分な収納場所を確保し、さらに使用する材料を厳選して視覚的に広く見せることを意識しましょう。
住み慣れた物件でも満足のいく生活が送れるはずです。
リノベーションをセットにした方がお得!