団地リノベーションとは?メリットデメリットや注意点・費用相場を解説

リノデュース
「団地のリノベーションはできるの?」
「費用はどのくらいかな」
「デメリットや注意点が知りたい」

この記事にたどり着いたあなたは団地について上記のような疑問を持たれているのではないでしょか。

「団地」というと、昔ながらの集合住宅で色々と規制が厳しそうなイメージがあります。しかし、最近では「団地リノベーション」という言葉が広まるくらい需要は高まりつつあります。

雑誌などでも取り上げられることが増え、SNSでも注目され始めているのです。(PRTIMES「【昭和の象徴“団地”が令和で再注目!】 お金をかけず素敵に暮らす「団地暮らし」がSNS投稿15万件超えの人気に」)

この記事では団地リノベーションについて詳しく解説していきます。

ぜひ住宅購入の参考にしてください。

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団地リノベーションとは?

集合住宅

「団地」とは、もともと市町村などの自治体が運営する公営住宅や都市再生機構が建設・管理した集合住宅です。

主に昭和30年代〜50年代にかけて立てられたものが多いのが特徴です。築年数は古いですが、多くの団地では耐震補強などが進み安心して住めるところが大半です。

団地リノベーションとは、中古物件である団地の1室を購入し、改装をして住むことを指します。今、団地リノベーションは注目されており、実際に多くの事例があります。

ここでは、我がリノデュースが手がけた事例を併せて紹介します。

≫≫ リノベーションとリフォームの違いとは?メリット・デメリットから費用相場まで解説

◉ 団地リノベーションの事例

団地リノベーションの事例

リノデュースが手がけた事例の一部を紹介します。

自由かつ低コストな住まい

築35年の団地で、85平米3LDKのフルリフォーム事例です。費用は640万円と低コストで行いました。

リノデュース

大きな特徴のひとつが公園の景色が見えるリビング・ダイニングと広いオープンキッチン

リノデュース

以前の玄関と比較して広々としたスペースのある玄関。横にはコート用ハンガーと靴箱を設置しています。

リノデュース

クローゼットは既存のものを再利用など、コストダウンの工夫もしています。

リノデュース

廊下にも収納スペースを設置、間取りを活かしたリフォームにしました。

その他、水道の配管を交換しインフラ設備はトラブルの内容に改修。新たにトイレスペースの設置など、限りある広さで工夫を凝らしたリノベーション事例です。

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団地リノベーションのメリット

集合住宅

団地リノベーションには以下のようなメリットがあります。利点を理解しておくことで、団地住まいの魅力に気づけるはずです。

◉ 物件価格を抑えられる
◉ 充実した敷地内の施設
◉ 耐震性・防音性に優れている

物件価格を抑えられる

団地の購入価格は新築マンションや中古マンションと比較すると比較的安価な物件が多いです。そのため物件価格をおさえられます。

マイホーム購入では、購入価格が一番の負担部分です。そのため、価格をおさえて購入できれば、浮いた予算でリノベーションをアップグレードできる可能性が高いです。

したがって、コストパフォーマンスが良い不動産資産といえます。

充実した敷地内の施設

団地の特徴のひとつとして、駐車場や公園が併設されていることです。子育て世帯にとって公園などの遊び場が近くにあることはとても助かる環境ではないでしょうか。

敷地内にあることが多いため、安全性の面でも良い条件になります。また、有料ではあるものの、駐車場も併設されているのもポイント。マンションと比較しても費用は安めなので良心的です。

耐震性・防音性に優れている

団地は耐震性・防音性に優れている建物です。また、「壁式構造」と呼ばれるつくりで頑丈に建てられています。

阪神・淡路大震災の時には震度7に見舞われましたが団地などのUR賃貸住宅では、倒壊などの被害報告がなかったという事例があるほどです。

とはいえ、築年数が古い団地では設備や建材の老朽化が進んでいるため、新しい住宅として補修工事が行われ始めています。

≫≫ 分譲団地のメリットを解説!リノベーションで見直される理由とは?

団地リノベーションのデメリット

集合住宅

当然デメリットもあります。知ったうえで対策をしていきましょう。主なデメリットは以下の3つです。

◉ 外観の経年感
◉ エレベーターがない場合がある
◉ 近隣住民とのコミュニケーショントラブル

外観の経年感

団地リノベーションのデメリットは、外観の経年感です。多くの団地は築年数が経過しており、外観が古めかしい印象を与えてしまうことがあります。

いくら内装を整えても外観デザインを変えることは難しいです。ただし、外壁のひび割れや塗装がはがれている等の部分は修繕可能。

毎月住民から徴収している修繕積立金を利用して、外壁を直すことは可能です。そのような外観のリフレッシュ工事などを行うことで、欠点を克服することができます。

エレベーターがない場合がある

エレベーターがない団地があります。とはいえ、エレベーターがない団地は階層も3〜4階ほどの建物のみということは理解しておきましょう。

エレベーターがないことで、以下のような不便さを感じることがあります。

不便に感じること
■|上階に住む人の階段を上る労力
■|引っ越し等での荷物の運搬が大変
■|高齢者にとって日常的に不便

購入を検討する際には、エレベーターの有無も考慮する必要があります。設置や搬入業者の利用など、様々な対策を講じることで、欠点を克服することができます。

近隣住民とのコミュニケーショントラブル

近隣住民とのコミュニケーショントラブルも要因のひとつです。具体的には「騒音」「組合などへの不参加」「共用部分の専有」以下のようなケースがあります。

工事までには、近隣住民とのコミュニケーションを十分に図ることが重要です。また近隣住民に挨拶を行い、工事内容を説明し、理解を得ることが大切です。

また施工中は、騒音対策を徹底し、共用部分への影響を最小限に抑える必要があります。

とはいえ、すべての団地でトラブルが起こるわけではありません。人と人とのトラブルは団地に限らず、戸建てでの隣人やマンション内でも起こる可能性は十分あります。あまり気負わず、周りとの協調性を大事にすることが肝心です。

団地リノベーションの費用相場

費用

団地リノベーションの費用相場は購入を検討している方にとって気になる部分ではないでしょうか。改装方法は部分的なものとフルで行うものの2種類に分かれます。

特に部分的な改修では、施工箇所で費用が異なるため、事前に相場を調べることが大切です。

ここでは、費用相場を紹介します。

◉団地フルリノベーションの費用相場
◉部分ごとのリノベーション費用相場

団地フルリノベーションの費用相場

団地フルリノベーションの費用は、様々な要素によって大きく左右されるため、一概にいくらと断言することはできません。

しかし、上記のように、2LDK〜3LDKの場合、300万円〜800万円が一般的な費用相場となります。

まず自分の希望する工事内容を明確にすることが重要です。その上で、複数の業者から見積もりを取ることで、予算に合ったプランを見つけることができます。

費用を抑えながら理想の住空間を実現できる魅力的な選択肢です。しかし、様々な要素によって大きく左右されるため、事前にしっかりと計画を立てることが大切です。

部分ごとのリノベーション費用相場

団地リノベーションにおける部分ごとの費用相場は、以下の通りです。

水回りは、キッチン、浴室、トイレなどの水を利用する場所です。改装は設備や材料の種類によって費用が大きく異なります。

項目費用詳細
キッチン130万円~300万円システムキッチンやオーダーメイドキッチンなど、設備の種類によって費用が大きく変わります。
高級な設備や材料を使用すればするほど、費用は高くなります。
浴室150万円~250万円ユニットバスや在来工法など、浴室のタイプによって費用が異なります。
浴槽やタイルなどの材料の種類によっても、費用が変わります。
トイレ80万円~150万円タンク式トイレやウォシュレットトイレなど、種類によって費用が異なります。
最新型の節水機能付きは、費用が高くなります。
水回り以外の部分は、リビング、玄関、間取り変更など、幅広い内容が含まれます。
リビング180万円~400万円床や壁の張り替え、照明の設置など、リビング全体の改修を行う場合は、費用が高くなります。
部分的な改修であれば、比較的安価に抑えることも可能です。
玄関100万円~200万円玄関ドアの交換や、玄関周りの壁や床の改修などを行います。
高級な玄関ドアを使用したり、デザインにこだわったりすると、費用が高くなります。
間取り変更300万円~600万円壁を壊したり、新たな壁を設けたりして、間取りを変更します。
大規模な間取り変更になるほど、費用が高くなります。

費用は、工事内容や使用する材料、業者によって大きく異なります。部分ごとの費用相場を参考に、予算内で理想の住まいを実現できるよう、計画的に進めていきましょう。

≫≫ 団地リノベーションの費用相場は?失敗しないコツやオシャレな事例も紹介

団地リノベーションの3つの注意点

注意点

ここでは団地リノベーションする際の注意点を解説いたします。注意点を把握して団地住まいのための行動をしましょう。

◉ 間取り変更が可能か
◉ 新耐震基準を満たしているか
◉ 共用部分はリノベーション不可

間取り変更が可能か

団地リノベーションで間取り変更を検討している場合は、間取り変更が可能か否かを確認しましょう。

団地の壁式構造は耐震性に優れている反面、間取り変更の自由度が低くなります。そのため間取り変更ができない物件もあるのです。

また、水回りを移動するには、排水管や給水管などの配管工事が必要となります。

そのため、以下の理由で大幅な移動は難しく、場合によっては不可能な場合があります。

■|既存の配管:既存の配管ルートを大きく変更するのは難しいため、水回りを大幅に移動することはできません。
■|コスト::配管工事には費用がかかります。そのため、大幅な移動はコストアップにつながります。

すでに間取り変更を検討している場合は、壁式構造や水回りの移動の制限について、事前に確認することが重要です。

新耐震基準を満たしているか

団地リノベーションは、築年数が経過した団地を現代的な住空間に生まれ変わらせる魅力的な選択肢です。しかし、なかには耐震基準を満たしていない場合があります。

そのため必ず耐震診断を行い、新耐震基準を満たしているかどうかを確認しましょう。耐震診断は、専門の業者に依頼することができます。費用は数万円程度ですが、安全な住環境を守るために必要な費用です。

安全面をないがしろにしてはいけません。耐震診断を行い、必要であれば耐震補強工事を行うことで、安心して快適な住空間を実現しましょう。

共用部分はリノベーション不可

基本的に共用部分をリノベーションすることはできません。共用部分は、住民全体で共有する部分であり、個人の判断では認められていません。

共用部分は、団地全体を管理する組合や自治体が所有しています。そのため、個人が勝手に改装することはできません。

共用部分をリノベーションできないという制限は、団地だけに限ったことではありません。マンションなどの集合住宅でも、共用部分は住民全体で共有する部分であり、個人の判断では認められていません。

団地リノベーションのまとめ

まとめ

今回は団地リノベーションについて、深掘りながら解説しました。

昨今、中古物件のなかでも団地に注目が集まっています。購入価格が安く、リノベーションで好みの住まいに変えることができることが人気の要因です。

また、公園や専用の駐車場も完備されているなど周りの環境も良いのが団地。マンションや戸建てとは違う魅力があります。

一方で設備や建物の劣化などの問題も発生中。そのためリノベーションや補強工事でさらに住みやすい住まい環境へと変化してきています。

この記事をきっかけに、ぜひ団地リノベーションの第一歩を踏み出してください。

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    「リノデュース」は施工会社からスタートした会社です。
    その後、デザイン・設計や不動産の領域に事業を拡大し、ものづくりの会社である技術と不動産業の知識を活かし、ワンランク上のリノベーションを提供しています。今まで不動産業界では当たり前とされていた「両手仲介」や「囲い込み」などの仲介手数料による利益の最大化を狙う業界の習慣から、仲介手数料のかからない新しい不動産仲介の仕組みを作りたいとの思いが強くなりました。

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