西向きマンションは住みにくい?デメリットから暑さ対策までを解説

西向きマンションは住みにくい?デメリットから暑さ対策までを解説

「西向きマンションにはどんなメリットとデメリットがあるのだろう」と気になっている方は多いでしょう。
西向きマンションを購入するメリットとデメリットを把握しておけば、適切な物件選びがしやすくなります。

この記事では、西向きマンションを購入するメリットとデメリットを解説します。
西向きマンションを購入するメリットとデメリットを把握し、自分に合った物件選びをしてください。

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なぜ西向きマンションは不人気なのか

なぜ西向きマンションは不人気なのか

西向きマンションは、なぜ多くの人々から不人気なのでしょうか。
太陽が午後から西に傾き始めるため、西陽は直射日光が入りやすくてほかの方角と比較すると人気がありません。
直射日光と外壁で蓄積された熱が室内に入ってくるので、特に夏は暑さを感じやすいです。

また、部屋の奥まで光が差し込んでくる影響から家具や床が日焼けしてしまうかもしれません。
しかし、最近は方角へのこだわりが減っている人は減少しているため、西向きマンションの購入を避ける必要はありません。

ここからは、西向きマンションを購入するメリットとデメリットを紹介します。
それぞれのメリットとデメリットを参考にし、西向きマンションを購入すべきか判断してください。

西向きマンションの3つのメリット

西向きマンションの3つのメリット

西向きマンションにはどんなメリットがあるのでしょうか。西向きマンションを購入すると、3つのメリットが得られます。

西向きマンションを購入するメリットを把握しておけば、自分に合った物件選びをしやすくなります。
それぞれのメリットを把握したうえで、マンション選びをしてください。

◉ 物件価格が安い
◉ 室温が下がりにくい
◉ 日当たりが良い

1. 物件価格が安い

西向きマンションを購入すると、物件価格が安いメリットが得られます。
西陽の影響で室温が高くなることはありますが、空き部屋対策として意図的に西側は価格を下げている場合があります。

夏は熱く感じやすいものの、冬は暖かく過ごしやすいです。
少しでも引っ越し費用を抑えたい方や冬に暖かく過ごしたい方は西向きマンションをおすすめします。

2. 室温が下がりにくい

西向きマンションは寒い季節の場合ちょっとした日光で部屋が暖まるため、室温が下がりにくいです。
例えば、北向きや東向きの場合は午後に太陽の光が入りにくくなるので、寒く感じてしまう傾向にあります。

室内が暖かくなると暖房代わりになるため、光熱費の節約につながります。
また、夏の午前は陽が西に傾いていないので気温が上昇しにくいです。
西向きマンションだと、夏の午前中と冬の午後は過ごしやすいメリットがあります。

3. 日当たりが良い

西向きマンションを購入すると、午後からの日当たりが良いです。
日当たりが良いと、洗濯物が乾きやすいことやほかの方角と比較して明るい時間が長いため光熱費の節約につながります。

また、外廊下側の西向きマンションの場合は、共用廊下側の部屋を寝室にすると朝日が入って自然の光で目覚めやすくなります。
寝室に陽の光が入れば、湿気が抑えられてカビを抑制する効果を得ることが可能です。

西向きマンションの3つのデメリット

西向きマンションの3つのデメリット

西向きマンションにはどんなデメリットがあるのでしょうか。西向きマンションには、3つのデメリットがあります。
西向きマンションを購入する適切な判断をするためには、メリットとデメリットを把握しておかなければなりません。
それぞれのデメリットを参考にしつつ、自分に合った物件選びをしてください。

◉ 西陽が激しく部屋も暑くなってしまう
◉ 朝の時間帯が寒い
◉ 光熱費が嵩む

1. 西陽が激しく部屋も暑くなってしまう

西向きマンションは、西陽が眩しくて作業がしづらい弊害のほかに、室内気温が高くなり暑苦しく感じるデメリットがあります。
西向きの部屋は昼から夕方にかけて強い日差しなので、在宅ワーク中心の方には不向きです。

また、室内気温が高まって外気温が30度だったとしても、室内の気温が40度以上になることは往々にしてあります。
そのため、夕方から夜にかけて寝苦しい日々が続きやすく、クーラーをつける頻度が増加するでしょう。
西向きマンションに住むのであれば、遮光カーテンで眩しさや暑さへの対策が必要です。

2. 朝の時間帯が寒い

西向きマンションは基本的に日光が入り始めるのが午後からであるため、朝型の室温は冷えやすいです。
季節の変わり目の場合は午前と午後での気温の違いによって、体調を崩しやすくなります。

特に冬だと暖房をつけないと寒くて作業ができないと感じやすいです。
断熱シートを事前にガラスへ貼っておくことで、午前中も快適に過ごせる工夫をしましょう。

3. 光熱費が嵩む

西向きマンションに住むと、光熱費が嵩みやすいです。
午前は暑くて午後は寒いため快適に過ごしたい場合は、室温を調整するためにエアコンの使用が必要なので、
光熱費が高くなる傾向にあります。

光熱費を少しでも抑えたいのであれば、他の方角のマンションに住んだ方がよいでしょう。
西向きマンションに住みたいけど光熱費を抑えたい場合は、断熱フィルムやサーキュレーターを使用して効率的に喚気をしましょう。

西向きマンション以外の方角との比較

西向きマンション以外の方角との比較

西向きマンション以外の方角は、どれくらい住みやすくなっているのでしょうか。それぞれの方角の特徴を3つの見出しで解説します。

◉ 南向きマンションの特徴
◉ 東向きマンションの特徴
◉ 北向きマンションの特徴

西向きマンション以外の方角の物件の特徴を把握しておけば、自分に合った物件選びがしやすくなります。
それぞれの方角のマンションの特徴を把握し、どの物件が自分に合っているのかを確認してください。

南向きマンションの特徴

南向きマンションには、3つのメリットがあります。

■|日中部屋が明るくなりやすい
■|洗濯物が乾きやすい
■|湿気が溜まりにくい

南向きマンションは比較的日光が入りやすいため日中明るく過ごせて、光熱費の節約につながります。
一日中日光が入りやすいので、洗濯物が乾きやすいです。日光の影響によって湿気が溜まりにくく、カビの発生の抑制につながります。

一方で南向きマンションには、以下の3つのデメリットがあります。

■|床や畳が傷みやすい
■|価格が高くなりやすい
■|夏は暑い

南向きマンションは日差しが強いので、床や畳が傷む原因になりやすいです。

比較的日照時間が長いためほかの方角と比較して人気が高く、物件価格が高い傾向にあります。
一日中日光が入りやすいので夏は特に暑く、対策が必要です。

≫≫ 日当たりが良いとされる南向きマンションのメリット・デメリットを解説

東向きマンションの特徴

東向きマンションには、以下の3つのメリットがあります。

■|朝日が入りやすく快適な寝起きができる
■|南向きと比較して価格が安い
■|夏場が過ごしやすい

東向きマンションは午前中に日が当たりやすいので、目覚めの良い朝を迎えられます。
南向きマンションと比較して東向きマンションは一日中日光が入るわけではないので需要が低く、価格が安くなりやすいです。
もっとも気温が上がる午後に日差しが部屋に入り込まないため、比較的夏場が過ごしやすいです。

一方で東向きマンションには、以下の3つのデメリットがあります。

■|正午を過ぎると洗濯物が乾きにくい
■|午後以降だと部屋が暗くなりやすい
■|真冬は室温が低くなりやすい

東向きマンションは正午を過ぎると洗濯物が乾きにくくなるので、朝一番に干して昼前までに乾かすように心がけましょう。
午後意向だと部屋が暗くなってしまうため、電気代が高くなりやすいです。
真冬は室温が低くなりやすいので頻繁に暖房機器を使用する必要があり、光熱費が高くなります。

≫≫ 東向きマンションで後悔しないための基礎知識とメリット・デメリット

北向きマンションの特徴

北向きマンションは、比較的日差しが弱い特徴があります。北向きマンションのメリットは、以下の3つです。

■|家具や内装が劣化しにくい
■|条件が良い間取りが見つけやすい
■|購入価格が抑えられる

北向きマンションは直射日光が入りにくいため、家具や内装が劣化しにくい特徴があります。
他の方角と比較して日当たりが悪いので、間取りや窓の多さを工夫して条件が良くなるように工夫されている物件が多いです。
日当たりの悪さから避ける人が多く、その分購入価格を抑えられます。

一方で北向きマンションには、以下の3つのデメリットがあります。

■|直射日光が入らない
■|通気性が悪くて洗濯物が乾きにくい
■|冬は寒くなりやすい

北向きマンションは直射日光が入りにくいので、他の物件と比較すると明るさが暗くなりやすいです。
通気性が悪くて洗濯物が乾きにくいため、室外乾燥機を活用するとよいでしょう。
冬は寒くなりやすいので、遮光カーテンを活用して暖房効率を高めてください。

≫≫ 実は穴場⁈後悔しない北向き中古マンション/メリット・デメリットも解説

西向きマンションはこんな人におすすめ

西向きマンションはこんな人におすすめ

西向きマンションは、どんな人におすすめなのでしょうか。西向きマンションは、4つのタイプの人におすすめです。
西向きマンションにおすすめな人を把握しておくと、自分に合った物件なのかが判断しやすくなります。
なぜ西向きマンションにおすすめなのかを把握し、自分に合った物件選びをしてください。

◉ 日中に外出する人
◉ 夜型の生活スタイルの人
◉ 寒いのが苦手な人
◉ 購入費用を安く抑えたい人

日中に外出する人

西向きマンションは日中に外出する人におすすめします。
西向きマンションが住みにくいと感じる原因が日中の日差しであるため、日中に外出する人にとっては住みにくさを感じないためです。
日中自宅にいると、日差しの眩しさで作業に集中しにくくなります。

仕事で忙しく自宅に長時間いない方や休日は比較的外で過ごす時間が多い方は、特に西向きマンションの購入を検討するとよいでしょう。

夜型の生活スタイルの人

夜型で午後から活動を始める人にとっては、午後から日差しも入ってくるためおすすめです。
夜型の生活スタイルの人にとっては午後から日差しが入ってくると、快適に目覚めやすくなります。

午後から洗濯物を干したとしても、充分に乾くので過ごしやすいです。
午後から目覚めることが多い方は、西向きマンションの購入を検討してください。

寒いのが苦手な人

寒いのが苦手な人には西向きマンションは部屋の中が暖かくなりやすいので、おすすめです。
西向きマンションは暑すぎることはあっても、寒くなりにくい特徴があります。
気温によっては冬でも暖かい場合があるため、寒いのが苦手な人にとっては過ごしやすいです。
暖かくなりやすい物件を探している方は、西向きマンションを購入しましょう。

購入費用を安く抑えたい人

西向きマンションの価格は人気の南向きや東向きの次ぐらいの価格であるため、比較的リーズナブルな価格での購入が可能です。
冬は日光で室内が暖かくなりやすい状態なので、暖房設備を稼働させる頻度を下げられます。

夏の場合は、断熱フィルムを使用すれば熱が入りにくくなるので、クーラーの使用頻度を下げられます。
西向きマンションは、家賃と光熱費を安く抑えられるためおすすめの物件です。

好立地で理想の住まいを手に入れるなら「リノデュース」

好立地で理想の住まいを手に入れるなら「リノデュース」

好立地で理想の住まいを手に入れたいのであれば、リノデュースがおすすめです。
新築に近い物件だと数が少ないため、選択肢が狭まります。
しかし、中古物件を購入した後にリノベーションをすれば、理想かつ好立地の物件を手に入れやすいです。

リノデュースでは、中古物件購入からリノベーションまでワンストップで対応しています。
他の会社では仲介手数料に100万円以上かかる場合が多いですが、リノデュースでは仲介手数料がかかりません。

また、リノデュースは施工歴20年の職人によっておしゃれで機能性が高いリノベーションを提供することが可能です。
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西向きマンション住戸必見の暑さ対策

西向きマンション住戸必見の暑さ対策

西向きマンションに住むと直射日光を受けて室内温度が高まりやすいですが、どのように対策をすればよいのでしょうか。
西向きマンションに住む場合におすすめの対策として、5つがあげられます。
西向きマンションの暑さ対策を実践すれば、室内を快適に過ごしやすくなります。
西向きマンションを購入する予定の方は、それぞれの暑さ対策を実践してください。

◉ 遮光カーテンを使う
◉ 断熱フィルムを使う
◉ サーキュレーターを使って効率よく喚気をする
◉ サーシェードやすだれを使う
◉ 断熱リノベをする

遮光カーテンを使う

西向きマンションの暑さ対策をしたい場合は、遮光カーテンを使用しましょう。
遮光カーテンを使用すれば太陽の光を遮ることができるため、部屋の温度が上がりにくくなります。
遮光カーテンでどれくらいの光を遮るかは等級によって異なっており、1級では99.99%の光を遮ることが可能です。

参照:ニトリ|遮光1級・遮熱カーテン(PK085 100X110X2)

遮光カーテンは、強い光によって室内が熱くなるのを遮るのに有効です。
ただ、遮光カーテンを使用すると部屋が暗くなります。
そのため、他の暑さ対策の方法と比較して光熱費が高くなりやすいので注意が必要です。
眩しさと同時に暑さを軽減したい方は、遮光カーテンを使用してください。

断熱フィルムを使う

西向きマンションの暑さ対策に、断熱フィルムを使用するのは一つの手です。
断熱フィルムはある程度日光を取り入れつつ、室温の上昇も防げます。
窓の向かい側に多くの建物があった場合、プライバシー保護の観点からカーテンを開けることに抵抗を感じる方が多いでしょう。

しかし、断熱フィルムを貼れば自宅内が見えにくくなるので、人目を気にする必要はありません。
また、断熱フィルムには紫外線をカットする効果を得ることが可能です。
家具や壁紙、床などの日焼け対策ができるため、自宅を長持ちさせられます。
断熱フィルムはある程度日光を取り入れると同時に紫外線対策をしたい方におすすめです。

なお、断熱フィルムを使用する場合はプロに貼ってもらうとよいでしょう。
断熱フィルムを貼る際は、養生作業からガラスの掃除、フィルムの貼り付けまでさまざまな作業があります。
慎重さと丁寧さが求められているため、プロに任せて断熱フィルムを使用してください。

サーキュレーターを使って効率よく換気をする

西向きマンションの暑さ対策として、サーキュレーターを使用して効率的に換気する方法があります。
換気をするならエアコンを使用するのが一番効率的な方法ではありますが、電気代がかかってしまいます。

サーキュレーターを使用して暑い空気を外に出すことで、光熱費を抑えつつ室温の上昇を防ぐことが可能です。
ただ、サーキュレーターは取り入れた空気を直線的に排出するため、窓の方向に向けて設置するとよいでしょう。

なお、冷房をつけつつサーキュレーターを使用すると効率的に室内を冷やすことが可能です。
光熱費を抑えるように心がけたい方は、サーキュレーターを使用して暑さ対策をしてください。

サンシェードやすだれを使う

西向きマンションの暑さ対策として、サンシェードやすだれを使用する方法があります。
サンシェードとは、窓に貼り付けて使用する日よけのことです。
サンシェードとすだれでは完全に日光を防ぐことはできませんが、多少日光を遮断して室温の上昇を防止できます。

サンシェードやすだれの場合は窓をオシャレにしつつ、暑さ対策ができます。
さらにオシャレな部屋にしたい方は、サンシェードやすだれを使用するとよいでしょう。

断熱リノベをする

西向きマンションの暑さを防止したいのであれば、断熱リノベをしてください。
断熱リノベをすることで、光熱費を抑えつつ快適な暮らしができます。断熱リノベの価格相場は、1㎡あたり4,000〜8,000円です。

参照:ホームプロ|断熱リノベーションで快適な我が家を作ろう!費用や補助金、事例を紹介

断熱リノベをする方法は業者によってさまざまであり、断熱ボードを貼り付ける方法から発泡ウレタンを吹き付ける方法まであります。
断熱リノベをすれば、カビの防止や健康リスク軽減などのメリットを得ることが可能です。

断熱リノベの価格相場は施工する面積によって異なっているため、業者に見積もりをしてもらったうえで施工するか判断してください。
半永久的に暑さ対策をしたいのであれば、断熱リノベがおすすめです。

西向きマンションのまとめ

西向きマンションのまとめ

西向きマンションを購入すると、物件の価格が安くなる場合や室温が下がりにくくなる場合、日当たりが良くなるメリットが得られます。
一方で西向きマンションには部屋が暑くなる点や朝の時間帯が寒い点、光熱費が高いデメリットがあることは事実です。

西向きマンションは西陽であるためほかの方角として人気はありません。
ただ、遮光カーテンや断熱フィルム、サーキュレーターなどの対策を練れば快適に住めます。
特にリノベーションをすることで、光熱費を抑えつつ快適に住むことが可能です。

リノベーションをするのであれば、施工会社として20年以上の歴史があって職人によってリノベーションがされるリノデュースをおすすめします。リノデュースは、中古物件購入からリノベーションまで対応できるワンストップサービスです。

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