「分譲マンションをリフォームしたいけど、費用がどれくらいかかるんだろう。。。」
「失敗したくないし、後悔したくない!」
この記事は、上記のような悩みをお持ちの方に応えている内容です。分譲マンションのリフォーム費用相場を徹底解説。また、失敗しないためのポイントもご紹介します。
多くの人が分譲マンションをリフォームする際、費用や失敗が不安だと感じています。しかし、この記事を読むことで、分譲マンションのリフォーム費用相場を把握し、失敗しないためのポイントを学ぶことができます。
その結果、理想の住まいを手に入れることができ、家族の生活をより豊かにすることができるでしょう。ぜひ、最後までご覧頂き、マンション購入に向けた参考にしてください。
リフォームとは
リフォームとは老朽化した住居を改修して新築時と同等の状態に戻すことです。
2022年10月、株式会社カシワバラコーポレーションが行なったリフォームに対するアンケートでは、現在の住宅をリフォームしたいという方が約4割でした。
また、中古住宅に住むとしたら約9割の方がリフォームを希望するというデータも出ています。
画像引用:PRITIMES「リフォームに関する実態調査」カシワバラ・コーポレーション調べ
この記事では、リフォームの手順や目的別の費用相場と実施前のポイントについて解説します。
代表的な施工では以下のようなものが挙げられます。
■|間取り変更
■|クロスの張り替え
■|外壁塗装の塗り替え
■|キッチンなど設備の入れ替え
近年では、地震などの災害対策として、耐震補強などのリフォームも増えています。
◉ リフォームの流れと手順
リフォームとリノベーションの違い
リフォームとリノベーションの違いを認識している人は少ないのではないでしょうか?同じ意味で使っている方もいるかもしれませんが、以下のような違いがあります。
リフォームとは、状態を維持するために改修することです。英語の直訳では、改良、改善、刷新という意味があります。具体的には、ガスコンロからIHヒーターへの変更など一部設備の入れ替えが該当します。
また、マンションやアパートで退去時、入居者が入る前の状態に戻すこともリフォームと呼びます。
リノベーションとは、状態を良くするために手を加えることです。英語の直訳では、革新、刷新、修復という意味があります。
外観を変えずに中身を大きく変えるのがリノベーションです。例えば、大阪城にエレベーターを導入するなど電気の通った施設にするのもリノベーションと言えるでしょう。
ご自身の検討していることが「リノベーション」だった場合は、以下の記事をおすすめします。
≫≫リノベーションとリフォームの違いとは?メリット・デメリットから費用相場まで解説
リノベーションを検討しているが、どこの会社に依頼すれば良いのか判断できない。そうお思いの方に向けて、本記事では編集部がオススメするリノベーション会社をランキング形式で紹介致します。大手企業から上場企業まで幅広く厳選し、各社の[…]
リフォームの流れと手順
リフォームの流れと手順を解説します。
2. リフォーム会社の情報収集
3. 現地調査・見積作成依頼
4. リフォームプラン・見積書の比較
5. 工事開始
6. 工事完了
1. リフォーム箇所の選定
リフォーム箇所を確認しましょう。予算内で全てリフォームできれば問題ありませんが、予算をオーバーする可能性もあるので優先順位を付けるのがおすすめです。
リフォーム箇所を選定する際は、子供の就学などのライフプランの変化を考慮しておくのもポイントのひとつです。
2. リフォーム会社の情報収集
リフォーム会社の情報収集を行いましょう。主にネットでリフォーム業者を検索するのがおすすめです。口コミなどの評価を確認できるため、候補が挙げやすいためです。
リフォーム業者の選定は、複数社を比較・検討するのが良いです。費用やサービス内容、実績などを確認して、ご自身の要望に合いそうな業者を選びましょう。
3. 現地調査・見積作成依頼
リフォーム会社を絞り込んだら、現場調査を依頼しましょう。調査時に詳細の要望を伝えてお互いの認識をすり合わせてください。
要望を伝える際は具体的に伝えるのがポイントです。イメージとして写真を使うのも効果的です。
4. リフォームプラン・見積書の比較
見積書が届いたら、比較検討が必要です。
価格だけではなく、ご自身の要望に沿ったものかどうか確認してください。
5. 工事開始
リフォーム会社の選定が終わったら契約を締結し、工事が開始します。
工事期間は工事の内容と範囲によって変わります。以下を参考にしてください。
リフォーム箇所 | リフォーム期間 |
一戸建て住宅のフルリフォーム | 1か月~2か月半程度 |
外壁・屋根のリフォーム | 一戸建て・・・3週間程度 アパート・・・3週間~4週間程度 マンション・・1か月~2か月程度 |
キッチンのリフォーム | 10日~20日程度 |
お風呂場のリフォーム | 7日~14日程度 |
トイレのリフォーム | 1日~7日程度 |
内装のリフォーム(フローリングや壁紙の張り替えなど) | 1日~2日程度 |
外装のリフォーム(塀、庭、玄関など) | 2週間~3か月 |
6. 工事完了
工事が完了したら、仕上がり状態を確認しましょう。契約通りの工事が完了しているか確認してください。
また、確認は施工ミスがないとはいいきれないため、施工業者と一緒に行ないましょう。
マンションリフォームの工事種別ごとの費用相場
ここからはマンションリフォームの工事種別と費用相場について解説していきます。
◉ マンションリフォームの費用を抑えるコツ
◉ 各設備のリフォームの周期
マンションリフォームの費用相場
マンションリフォームの費用は、工事内容や規模によって大きく異なります。具体的な費用相場を知りたい場合は、複数の業者から見積もりを取るのがおすすめです。
工事種別での費用相場は以下の通りです。
キッチン全般 | 約100~300万円前後 |
トイレ | 約20~60万円前後 |
バスルーム | 約120~150万円前後 |
洗面室 | 約20~60万円前後 |
リビング/ダイニングルーム | 約170~500万円前後 |
寝室/和室等 | 約70~120万円前後 |
その他、フルリフォームでは規模にも寄りますが、1,000万円前後の費用相場となっています。
≫≫ リノベーション費用の相場はいくらなのか?実例とともに徹底解説
マンションリフォームの費用を抑えるコツ
マンションリフォームの費用は、工事内容や規模によって大きく異なります。費用を抑えたい場合は、以下のコツを参考にしましょう。
■|工事内容や規模を絞り込む
■|使用する資材や設備のグレードを下げる
■|工事を行う時期を繁忙期を避ける
■|複数の業者から見積もりを取る
■|補助金や助成金を活用する
例えば、キッチンを全面リフォームするのではなく、設備の交換だけに留めるだけでも、費用を大幅に抑えることができます。また、高級な資材や設備を使用すると費用は高くなります。予算に合わせて、グレードを下げることも検討しましょう。
繁忙期になると人件費や材料費が高くなるため、費用が割高になります。工事を行う時期を閑散期にずらすことで費用を抑えることができます。
また、同じ工事内容でも、業者によって費用は大きく異なります。複数の業者から見積もりを取ることで、相場を把握し、より安い業者を見つけることができます。
国や地方自治体では、マンションリフォームを支援する補助金や助成金制度を実施しています。これらの制度を活用することで、費用を大幅に抑えることができます。
≫≫【2023最新】中古マンションリフォームの補助金を徹底解説!
各設備のリフォームの周期
マンションリフォームの設備には、それぞれ寿命があります。寿命を迎えた設備は、故障や不具合が発生しやすくなるため、リフォームや交換を検討しましょう。
主な設備の寿命目安をまとめました。
キッチン全体 | 約25年 |
トイレ | 約20年 |
バスタブ | 約25年 |
洗面台 | 約15年 |
フローリング | 約25年 |
壁紙 | 約10年 |
給湯器 | 約10年 |
マンションリフォームの設備の寿命目安を把握しておくことで、適切なタイミングでリフォームや交換を行うことができます。
また、リフォームや交換の費用を抑えるためにも、寿命目安を参考にして下さい。
マンションフルリフォームにかかる費用と事例
ここからは、リノデュースが手掛けた物件事例と、実際にかかった費用を詳しく紹介していきます。
◉ 一部リフォーム(間取り以外を変更)
フルリフォーム(間取りも全て変更)
リノデュースが手掛けた、フルリフォームの事例を紹介します。
住居エリア | 東京 |
改修範囲 | フルリフォーム |
床面積 | 71.21㎡ |
総費用 | 1,298万円(税込)※施工当時価格 |
物件築年数 | 45年 |
事例 | https://www.renoduce.com/gallery2/room059/ |
モノトーンで統一感のあるフルリフォーム物件です。
モノトーンはデザインのなかでも難易度が高め。リノデュースのデザイン設計でも技術が試される事例でした。
全体の雰囲気を引き立てる白をベースカラーとしながら、キッチンの強烈な黒と壁タイルの繊細なグレーが見事に調和しています。この鮮やかなバランス感覚により、モノクロームの美しさを追求したモダンで洗練された空間が生まれました。
色彩の選択から素材選び、そして細部へのこだわりまで一貫したモノトーンの使い方が、その完成度をさらに高めています。
一部リフォーム(間取り以外を変更)
一部にリフォームを施工した事例を紹介します。
住居エリア | 東京 |
改修範囲 | 一部リフォーム |
床面積 | 64.27㎡ |
総費用 | 615万円(税込)※施工当時価格 |
物件築年数 | 24年 |
事例 | https://www.renoduce.com/gallery2/room093/ |
既存の良さを活かしつつ、生活スタイルに適した空間をリフォーム。お客様の要望を最大限に生かした事例です。特徴はリユースしながらの一部リフォーム。ご希望の予算に沿いながら、落ち着いた空間造りに注力しました。
無垢材のフローリングや白を基調とした石調タイルの玄関、黒の建具で統一感を出し、大人な空間を作り出しています。
マンションリフォームにおける注意点
マンションリフォームを行う際には、以下の注意点を押さえておきましょう。
■|マンションの管理規約を確認する
■|リフォーム可能かどうかを事前に確認する
■|複数の業者から見積もりを取る
■|施工事例を確認する
■|保証やアフターサービスを確認する
マンションリフォームは、専門的な知識や経験がないと、失敗するリスクがあります。そのため、信頼できる業者に依頼することが大切です。
ワンストップサービスを提供している会社を選ぶと、設計から施工、アフターサービスまでを一貫して任せることができるため、安心してリフォームを行うことができます。
ワンストップサービス提供会社を選ぶ
マンションリフォームを行う際には、ワンストップサービスを提供している会社を選ぶことがおすすめです。ワンストップサービスとは、設計から施工、アフターサービスまでを一貫して任せることができるサービスです。
ワンストップサービスを提供している会社を選ぶメリットは以下の通り。
■|複数の業者に依頼する手間が省ける
■|設計と施工の連携がスムーズ
■|アフターサービスが充実
マンションリフォームを行う際には、設計会社、施工会社、内装業者、電気工事会社など、複数の業者に依頼する必要があります。ワンストップサービスを提供している会社に依頼すると、これらの業者を一括で依頼できるので、手間がかかりません。
また、設計と施工の連携がスムーズになります。設計時に施工のことも考慮できるので、無駄な工事がなくなり、費用を抑えることができます。
アフターサービスが充実している会社を選ぶと、万が一トラブルが発生した場合も安心です。
≫≫ ワンストップリノベーションとは?別々に依頼時の比較やメリット・デメリットを解説
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まとめ
この記事では、マンションリフォームの費用相場を事例を交えながら紹介しました。
マンションリフォームを検討している方は、事前にしっかりと費用を検討し、予算内で理想の住まいを手に入れましょう。
特に大切なのは以下の2つです。
■|マンションリフォームの費用は工事内容や規模によって大きく異なる
■|費用を抑えたい場合は工事内容や規模を絞る
また、マンションリフォームの費用を抑えたい場合は、以下のポイントを押さえましょう。
2. 使用する資材や設備のグレードを下げる
3. 工事を行う時期を閑散期にする
4. 複数の業者から見積もりを取る
5. 補助金や助成金を活用する
ぜひこの記事を参考に、理想の住まい環境を手に入れて下さい。