リノベーションを検討しているものの、「フルリノベーション」や「スケルトンリノベーション」といった専門用語の違いや、自分の家に最適な改修範囲、そして費用相場がわからず、不安を感じていませんか?
戸建てかマンションか、築年数はどうかによって工事内容も費用も大きく変わるため、計画を立てるのが難しいと感じるのはもっともです。
この記事では、リノベーションの特徴や種類、料金プランの違い、費用相場について解説します。
この記事を最後まで読むことで、リノベーションの全体像を理解し、ご自身の理想と予算に合った最適な改修方法を選択できるようになるでしょう。
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国もリノベーションを後押しする背景

日本では、新築を好む傾向と少子高齢化が進むことで、空き家が増えています。
リノベーションは、単に建物を新しくするだけでなく、その建物が持つ潜在的な価値を引き出し、新たな可能性を生み出す手段です。
たとえば、住宅としてのニーズがなくなった建物でも、店舗やオフィスとして再活用できる可能性があります。
この流れを後押しするため、国は2019年に建築基準法を改正しました。
この改正により、建物の用途を変更する際に必要な確認申請の規模が、従来の100㎡超から200㎡超へと緩和されています。
その結果、200㎡以下の小規模な建物であれば、確認申請なしで物品販売店や保育施設など、さまざまな用途に変更できるようになりました。
国土交通省の調査によると、戸建て住宅の9割以上が200㎡未満であるため、この法改正は多くの既存住宅の用途変更を容易にし、建物の有効活用を促進すると期待されています。
リノベーションの特徴

リノベーションの特徴は、主に以下の2つです。
- 工事規模は建物全体に及ぶことが多い
- 居住性能を大幅に向上させることができる
それぞれの特徴を知り、リノベーションを行うかを検討してみましょう。
工事規模は建物全体に及ぶことが多い
リノベーションはリフォームと比較して、工事の規模が大きく異なります。
建物全体に及ぶ大規模な改修を指し、間取りの変更や構造的な改善などが含まれます。
リノベーション工事では、間取りの変更に加え、給排水管の交換や空調設備の刷新といった、より広範囲な工事が行われます。
建物をスケルトン状態にして構造体のみを残し、全面的に改修することもでき、配線や配管などのインフラから見直すことも可能です。
リノベーションの特徴は、単なる修繕にとどまらず、建物全体の性能や機能を新しくすることを目指す点です。
居住性能を大幅に向上させることができる
リノベーションは、老朽化した設備を新しくするリフォームとは異なり、新築以上の性能を目指す大規模な改修工事です。
既存の建物に大がかりな工事を施し、住まいの性能を新築時よりも向上させることを意味します。
この改修によって、住まいの性能は大幅に向上し、住み心地や快適性が格段に改善されます。
例えば、断熱性や採光、通風、省エネルギー性能、耐震性能など、居住性能を根本から見直すための大規模な工事を行うことが、リノベーションの目的です。
リノベーションとは?リフォームとの違いやメリット・デメリットを解説
リノベーションの3つの種類

リノベーションは、改修する範囲によって主に3つの種類に分類されます。
- 部分リノベーション
- 表層リノベーション
- フルリノベーション
それぞれの内容を理解し、自分が求めているリノベーションがどの種類かを明確にしましょう。
1. 部分リノベーション
部分リノベーションとは、既存の住宅の一部分のみを改修するリフォームのことです。
特に、ライフスタイルに大きな影響を与える空間に焦点を当て、間取りの変更や設備の刷新を行います。
物件の状態が良く、全体的な改修が不要な場合に適しています。
工事範囲が限定されるため、フルリノベーションに比べて費用を抑えられ、工期も短縮できるのが利点です。
多くの場合、住みながら工事を進めることができ、仮住まいの費用もほとんどかかりません。
ただし、LDKのみをリノベーションした場合、新しい設備と既存の設備との間にデザインや機能性の差が生じ、部屋全体の統一感を損なうことがあります。
また、天井裏や床下の構造に手を加えないため、給排水設備の配管や電気配線の劣化に気づきにくかったり、それらの位置を自由に移動することが難しい場合があります。
「リビング横の和室を一体化したい」「キッチンの向きを変えたい」など、特定の場所に絞った工事を希望する方に向いています。
2. 表層リノベーション
表層リノベーションとは、壁紙や床板など、目に見える部分のみを改修するリフォームのことです。
水回りの工事では、設備の移設や形状変更が難しいため、新しい設備への交換が中心となります。
壁や天井、床は室内の大部分を占めるため、比較的小規模な工事でも部屋の印象を大きく変えることができます。
また、工事内容がシンプルなため、材料費や工期を抑えられ、結果として人件費なども削減できる可能性があります。
しかし、配管など目に見えない部分はそのままなので、劣化に気づきにくいというデメリットがあります。
特に築年数が古い物件では、見えない部分の劣化が水漏れなどの原因になることもあるため、スケルトンリノベーションが推奨されるケースもあります。
表層リノベーションは、間取りの変更を希望せず、費用を抑えつつ短期間でリフォームをしたい方におすすめです。
3. フルリノベーション
フルリノベーションとは、既存の住宅全体を改修するリフォームの一種です。
元の間仕切り壁や設備をすべて撤去し、新たに計画された間取り、内装、設備へと作り替えます。
このようなリノベーションは、空間を一度リセットする大規模な「スケルトンリノベーション」と呼ばれることが多いです。
ゼロから部屋の設計ができるため、自由度が非常に高く、既存の間取りを大きく変えたり、水回りの位置を変えたりして、理想の住空間を実現できます。
構造によっては、専有部分の普段は見えない配管や電気配線なども変更可能です。
ただし、部分的なリノベーションに比べて費用が高くなりがちで、工事期間も長くなる傾向があります。
また、仮住まいが必要な場合は、家賃などの費用も考慮する必要があります。
配管の交換を含む大がかりな工事をしたい方や、間取りやデザインを大きく変更したい方におすすめです。
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リノベーションの料金プラン

リノベーションの料金プランは、主に以下2つのプランに分類されます。
- パッケージ型リノベーション
- オーダーメイド型リノベーション
それぞれの料金プランについて知り、どちらが自分に合っているかを考えてみましょう。
1. パッケージ型リノベーション
パッケージ型リノベーションとは、リノベーションの内容があらかじめ決められているプランのことです。
使える設備や素材、デザイン、工事する場所などが一定の範囲内で決められており、完成後の部屋のイメージに合ったいくつかの種類から選べる場合があります。
パッケージ型リノベーションのメリットは、料金がわかりやすく、工事の予算を立てやすいことです。
リノベーションの範囲が決まっているため、費用が予想以上に高くなるのを防げます。
また、使う素材や工事範囲がある程度決まっているため、デザインや設計の打ち合わせにかかる時間が少なくなり、工事が終わるまでの期間が短くなることが多いでしょう。
一方で、予算を抑えられる代わりに、決められた範囲で仕様を選ぶ必要があるため、デザインや設計の自由度は低く感じるかもしれません。
そのため、リノベーションに強いこだわりがない人や、予算が決まっている人に向いています。
ただし、会社によってパッケージの内容が違うため、予定していなかった工事が含まれていることもあります。
事前に内容をしっかり確認することが大切です。
2. オーダーメイド型リノベーション
オーダーメイド型とは、お客様の好みやライフスタイルに合わせて、設備や素材、デザインを自由に選択できるリノベーションプランのことです。
オーダーメイド型リノベーションは、一般的な住空間とは異なる特別なご要望や、強いこだわりをお持ちの方に適しています。
オーダーメイド型リノベーションのメリットは、何もない状態から自由に空間をデザインできる点です。
生活動線を考慮した機能的な住まいや、お気に入りの家具が引き立つバランスの取れた空間デザインなど、お客様のあらゆるご要望にお応えできます。
一方、デメリットとしては自由度が高い分、リノベーション費用が高くなる傾向があることです。
また、デザインや設計へのこだわりが強いほど、打ち合わせに時間がかかり、決定事項も増えるため、完成までに時間がかかることがあります。
そのため、オーダーメイド型のリノベーションでは、完成・引っ越しまで余裕のあるスケジュールを組むことが重要となります。
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リノベーションの費用相場

リノベーション費用は、単純な広さや築年数だけでなく、立地条件や建物の状態、設備のグレード、間取り変更の度合いなど、さまざまな要因が重なって決定されます。
フルリノベーションなのか部分リノベーションなのか、マンションなのか戸建てなのかによっても、費用は大きく変わります。
ここでは、リノベーションの費用相場について、以下の見出しで解説します。
平米単価の目安
リノベーション費用を把握する上で、平米単価は目安となる重要な指標です。
一般的なフルリノベーションの費用相場は、70㎡のマンションでおよそ1,115万円から、一戸建てでおよそ1,505万円からとなります。
事例サイトのデータに基づいたフルリノベーションの平均価格は以下の通りです。
| 物件タイプ | 平米数 | 平均価格 |
| マンション | 60㎡ | 1,186万円 |
| マンション | 80㎡ | 1,427万円 |
| 戸建て | 80㎡ | 1,581万円 |
| 戸建て | 100㎡ | 1,940万円 |
一般的に、広さが広くなるほど、使用する材料や施工にかかるコストが増えるため、リノベーション費用は高くなる傾向があります。
築年数別の目安
リノベーション費用は物件の築年数によって大きく変わります。
築20年程度の物件では、主にキッチンや浴室などの設備の交換が中心となりますが、築30年になると、給排水管や電気配線など、目に見えない部分の劣化も考慮する必要が出てきます。
築30年を超える物件では、壁や床を剥がしてみないと状態が分からない場合が多く、築40年以上になると、構造補強やシロアリ対策、雨漏り対策などが求められることもあります。
特に築年数が古い物件では、解体後に予想外の不具合が見つかる可能性があるため、予備費を準備しておくと安心です。
築年数が経つにつれて修繕範囲が広がり、費用も増加する傾向にあるため、事前に十分な調査を行い、余裕のある予算計画を立てるようにしましょう。
物件タイプ別の目安
リノベーション費用は、マンションか戸建てかで異なります。
マンションの場合、工事は住戸内部に限定され、構造躯体や共有配管には手を加えられないため、工事範囲が限定的で費用をコントロールしやすいのが特徴です。
60〜70㎡の場合、相場は1,000万〜1,500万円程度が一般的です。
水回りの移動設置には制限があるものの、施工計画が立てやすい分、費用を抑えやすい傾向があります。
一方、戸建てのリノベーションは、間取り変更や水回りの移動の自由度が高い反面、構造や基礎部分から見直しが必要となるケースが多く、想定外の補修コストが発生しやすいのが特徴です。
80〜100㎡の場合、相場は1,000万円〜3,000万円程度が目安となります。
特に築年数の古い物件では、耐震補強や断熱改修、屋根・外壁の改修などが加わることも多いため、費用が高くなることがあります。
また、物件の構造や立地条件、階数による資材の搬入・搬出の難易度も費用に大きく影響します。
種類別のリノベーション施工事例

ここでは、種類別のリノベーション施工事例を3つ紹介します。
- 部分リノベーション | 60平米台「飛び石を渡って」
- 表層リノベーション | 60平米台「来客が楽しくなるキッチン」
- フルリノベーション | 60平米台 「素材感を楽しむ」
それぞれの事例を見て、自分が求めているリノベーションを明確にしましょう。
部分リノベーション | 60平米台「飛び石を渡って」

神奈川県のリノベーション事例として、60平米台のマンションをフルリノベーションしたケースがあります。
この事例の特筆すべき点は、玄関からリビングへと飛び石を渡るというユニークなアイデアです。
モルタル仕上げの土間玄関から飛び石を伝ってリビングに入るデザインは、斬新で遊び心があります。
リビングはフローリング仕上げで、飛び石も同じ素材を使用し、アンティークブラウンの色味が空間のアクセントとなっています。
キッチンは、ステンレス製の天板とシンク、合板の本体で作られたオリジナルの造作キッチンです。
鮮やかなブルーの壁が印象的なキッチンスペースには、ランドリースペースも隣接して配置されています。
洗面台もオリジナルデザインで、ミニマルでありながら清潔感のある印象を与えます。
LDKの他に洋室が2部屋あり、白い壁と濃いブラウンの床のコントラストが美しい空間を演出しています。
間取りは3LDKから2LDK+Wに変更されています。
表層リノベーション | 60平米台「来客が楽しくなるキッチン」

この事例は、埼玉県のマンションリノベーション事例です。
60平米台のマンションを、ご夫婦のライフスタイルの変化に合わせてリノベーションし、来客をもてなすのが楽しくなるキッチンを実現しました。
奥様が料理を仕事にされているため、対面カウンター式のペニンシュラキッチンを採用しています。
ご夫婦で一緒にキッチンに立つことを考慮し、キッチン通路は90センチ以上の幅を確保し、洗面所へのアクセスも考えた家事動線となっています。
元々壁付けだったキッチンは、配管ルートを細かく計算して大幅に位置を変更しました。
床が5センチ高くなりましたが、天井を高くすることで、空間の圧迫感を軽減する設計となっています。
キッチンからランドリーへの動線を確保するなど、機能性も向上させ、快適な住まいが完成しました。
フルリノベーション | 60平米台 「素材感を楽しむ」

素材の質感を活かした、東京都内にある60平米台マンションのリノベーション事例をご紹介します。
特徴は、空間に豊かな表情を生み出す素材の使い方で、クールで洗練された住空間を実現しています。
モルタル仕上げのキッチンカウンターは、美しい左官技術が際立つ唯一無二の仕上がりで、その洗練された風合いはインテリアとしての存在感を際立たせています。
天井はコンクリート打ち放しで、ラフな雰囲気を演出し、木製収納との調和が取れています。
リビングダイニングは開放的で、インダストリアルな雰囲気になっています。
明るめのナチュラルなフローリングが、心地よさを加えています。
木製ブラインドは遮熱・断熱効果があり、快適な空間を作り出します。トイレは手洗い器一体型で、デッドスペースを有効活用した収納も設置されています。
また、このリノベーション事例について動画で知りたい方は、こちらもご覧ください。
中古マンションをおしゃれにリノベーションした事例25選!ポイントも解説
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リノベーションの種類に関してよくある質問

ここでは、リノベーションの種類に関してよくある質問に回答していきます。
- スケルトンリノベーションとは何?
- 商業リノベーションとは何?
スケルトンリノベーションとは何?
スケルトンリノベーションは、既存の住宅を根本から見直し、理想の住まいへと大規模に改修する手法です。
その定義は、住宅の内装や設備をすべて取り払い、建物の骨組みだけを残して行う大規模なリノベーションを指します。
具体的には、壁や床、天井、キッチンや浴室といった内装・設備に加え、壁の中にある配管や配線もすべて解体・撤去し、建物を構造躯体だけの状態に戻します。
スケルトンリノベーションの最大の魅力は、新築のように間取りやデザインを自由に決められることです。
また、建物を骨組みだけの状態にすることで、普段は見えない給排水管や電気配線も交換でき、老朽化による将来的なトラブルのリスクを減らせます。
さらに、構造躯体が露出するため、耐震補強や断熱材の導入がしやすく、住宅性能を大幅に向上させることが可能です。
ただし、自由度が高い分、費用が高額になりやすく、工事期間も長くなる傾向があります。
商業リノベーションとは何?
商業リノベーションは、一般的なリノベーションの中でも特に重要で、商業施設やオフィスビルの改修を指します。
商業リノベーションでは、店舗やレストラン、オフィスなどの空間を刷新し、内装を変更したり、省エネルギー化を進めたりします。
商業リノベーションは、企業の成長にとって不可欠な要素と考えられています。
リノベーションの種類を理解して最適な方法を選択しよう!

この記事では、リノベーションの種類について解説してきました。
リノベーションは、新築至上主義や空き家増加に対応するため、国が法改正で後押ししており、単なる修繕ではなく、間取り変更や給排水管の交換といった大規模な工事によって、新築以上の居住性能を大幅に向上させることを目的としています。
リノベーションには、改修範囲に応じて、特定の場所を改修する「部分リノベーション」、目に見える部分のみを改修する「表層リノベーション」、骨組みだけを残して全面改修する自由度の高い「フルリノベーション」の3種類があります。
費用は、内容が限定され予算が立てやすい「パッケージ型」と、自由度が高い分高額になりやすい「オーダーメイド型」のプランに分かれ、物件タイプや築年数によって相場が大きく変動します。
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