「都内で戸建てを購入するなら、年収はどのくらい必要?」
「戸建てを購入するためのコストも知っておきたい」
「コストを抑えて購入する方法はないの?」
東京都内で戸建てを購入することは、多くの人の夢です。
一方で高額な物件価格や地価の上昇により、実現は難しいと感じている方も多いでしょう。
年収や購入可能エリア・コストなどの不安要素は尽きません。しかし、諦める必要はありません。
本記事では、都内での戸建て購入に必要な年収の目安や、エリア別の購入可能性、さらにコストを抑える方法まで詳しく解説します。
これから家族と暮らす新居を探している方、将来のマイホーム計画を立てたい方に、ぜひ参考にしていただきたい内容です。
ぜひ最後までお読みいただき、夢の実現に向けた第一歩を踏み出しましょう。
理想のマイホームを実現しませんか?
東京都内の物件購入コスト
東京都内の物件購入コストは、地価と住宅の2面でみていきます。
詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
◉ 東京における平均地価
首都圏の物件購入コスト
首都圏の物件購入コストは全国平均と比較して大幅に高く、約500万円以上の差が生じています。
首都圏は人口密度が高く、土地の価値が高いため物件価格が全国平均を大きく上回っています。
また、東京都は他の近隣県と比較すると物件価格は高額になる傾向です。
「2023年度フラット35利用者調査」によると、首都圏と全国平均の物件購入価格は以下のとおりです。
■|全国平均:2,535万円
また、首都圏での物件価格の高い順は以下のとおりです。
■|神奈川県
■|千葉県
■|埼玉県
東京における平均地価
参考:令和5年東京都基準地価格
令和5年の東京都全域の平均地価は、住宅地で404,400円/m2、商業地で2,228,300円/m2となっています。
特に23区内、中でも都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の地価は突出して高くなっています。
都心5区の住宅地の平均価格は1,539,800円/m2で、東京都全域の約3.8倍。
商業地に至っては5,599,000円/m2と、都全域の2.5倍以上の水準です。
高騰の背景には、東京一極集中による人口増加やオフィス需要の高まり、再開発事業の進展などが挙げられます。
特に都心部では、利便性の高さや商業・業務機能の集積により、不動産の価値が高く評価されています。
例えば、中央区銀座の商業地で40,100,000円/m2という驚異的な価格がつけられています。
一方で、多摩地区や島部では比較的低い水準です。
多摩地区の住宅地平均価格は207,300円/m2と、都心5区の約7分の1程度。
このように、東京の地価は全体的に高水準ながら、都心部と郊外部で大きな格差があることが特徴です。
東京都内で平均的な広さの戸建てを建てるのにかかるコスト
全国的にみても東京の家の広さは平均的に狭いことをリード分で述べてから内容に移動してください。
全国と比較して東京の物件価格は高めな一方で、物件面積が狭いのも特徴のひとつです。
ここでは、東京都内に戸建てを立てる場合に必要なコストについて解説します。
ぜひ参考にしてください。
◉ 注文住宅建築コストの相場
東京都内の床面積と土地の価格相場
最新のデータでは、平均床面積約67.9平米に対し平均地価は約184万6849円/㎡となっています。
23区内の地価相場は特に高く、千代田区、港区、渋谷区、新宿区といった都心部では軒並み400万円/㎡を超え、ビジネスの中心地としての価値が反映されています。
一方で、葛飾区や足立区などの東部地域では比較的低めです。
地域(23区) | 地価相場平均(円/㎡) |
中央区 | 583万9032円/㎡ |
千代田区 | 551万8343円/㎡ |
港区 | 518万0921円/㎡ |
渋谷区 | 475万3357円/㎡ |
新宿区 | 406万9170円/㎡ |
豊島区 | 208万8818円/㎡ |
台東区 | 183万6592円/㎡ |
文京区 | 161万7055円/㎡ |
目黒区 | 141万2687円/㎡ |
中野区 | 124万6818円/㎡ |
品川区 | 119万8478円/㎡ |
北区 | 86万1304円/㎡ |
杉並区 | 85万5820円/㎡ |
荒川区 | 83万9714円/㎡ |
世田谷区 | 81万5983円/㎡ |
江東区 | 74万4571円/㎡ |
墨田区 | 72万7421円/㎡ |
大田区 | 66万8133円/㎡ |
板橋区 | 63万5687円/㎡ |
練馬区 | 51万2306円/㎡ |
江戸川区 | 49万8731円/㎡ |
足立区 | 48万6882円/㎡ |
葛飾区 | 42万1965円/㎡ |
また、土地の正確な評価も重要です。土地面積の算出には「座標求積法」と「三斜求積法」があります。
座標求積法は各頂点の座標から面積を計算し、三斜求積法は三角形に分割して面積を求めます。
これらの方法を用いて正確な面積を把握することが、適切な投資判断の基礎となります。
注文住宅建築コストの相場
注文住宅コストの相場は以下のようになっています。
■|「2023年度フラット35利用者調査」によると、首都圏における融資金の平均が約3,547万円。
■|手持ち金の平均が約620万円
■|全国平均の融資金が3,238万円
■|データから東京都で注文住宅を建築するコストは全国平均よりも高い
東京都で注文住宅を建築するには、3,500万円以上のコストが必要です。
「2023年度フラット35利用者調査」によると、首都圏における融資金の平均は約3,547万円、さらに手持ち金の平均が約620万円となっています。これらを合わせると、東京都での注文住宅建築には約4,167万円ほどの資金が必要です。
一方、全国平均の融資金は3,238万円であり、東京都のコストが突出して高いことが明らかです。
さらに、都市生活者のニーズに応える高機能な設備や内装にも相応の費用がかかるでしょう。
しかし、適切な計画と資金管理があれば、夢のマイホームを手に入れることは十分に可能です。
重要なのは予算と優先順位を明確にし、無理のない範囲で理想の住まいを追求しましょう。
【年収別】東京都内の戸建ての購入が可能なエリア
ここでは年収別で購入可能なエリアを紹介します。
以下のカテゴリーに分けて解説していくので、ぜひ参考にしてください。
また、エリアは年収倍率を基準に紹介しています。
◉ 年収600~800万円で購入可能なエリア
◉ 年収800~1,000万円で購入可能なエリア
◉ 年収800~1,000万円で購入可能なエリア
◉ 年収1,000万円以上で購入可能なエリア
年収400~600万円で購入可能なエリア
年収400〜600万円では、23区外の郊外エリアに目を向けるべきです。
東京の不動産価格は全国的に見ても高水準にあり、特に23区内では年収400〜600万円での戸建て購入は難しいでしょう。
しかし、都心から少し離れた多摩地域や、埼玉県・千葉県・神奈川県の都心近郊エリアには、この年収帯でも手が届く物件が存在します。
具体的には、八王子市、町田市、青梅市などの東京都多摩地域や、埼玉県の川越市、越谷市、千葉県の船橋市、柏市、神奈川県の相模原市、厚木市などが候補として挙げられます。
これらの地域は、都心へのアクセスも比較的良好で、自然環境も豊かなため、ワークライフバランスを重視する若い世代に人気があります。
ただし購入を検討する際は、物件価格だけでなく、ローンの返済計画、将来の収入見込み、家族計画なども含めた総合的な判断が必要です。
また、中古物件やリノベーション物件を視野に入れることで、より選択肢が広がる可能性もあるでしょう
とはいえ、年収400〜600万円での戸建て購入は決して簡単ではありません。
しかし、視野を広げ慎重に計画を立てることで、夢のマイホーム購入は十分に実現可能です。
年収400~600万円の方向け住宅ローンに関する記事はこちらから
・年収400万でも住宅ローンは組める?借入可能額と返済シミュレーションを紹介
・年収400万円で月々8万円返済の住宅ローンはきつい?注意点も含めて解説
年収600~800万円で購入可能なエリア
年収600〜800万円の世帯では、東京23区内でも住宅を購入できる可能性はあります。
具体的には以下のエリアが候補地です。
■|台東区
■|豊島区
■|板橋区
■|江東区
■|北区
■|荒川区
■|練馬区
■|目黒区
■|江戸川区
■|足立区
■|葛飾区
■|墨田区
例えば、練馬区や江戸川区では、4000万円台後半から5000万円台の戸建てが見つかることがあります。
また、足立区や葛飾区では、さらに手頃な価格帯の物件も存在します。
ただし、同じ区内でも駅からの距離や周辺環境によって価格差が大きいため、慎重な物件選びが必要です。
また、築年数や土地の広さなども考慮に入れる必要があります。
新築にこだわらず、中古物件やリノベーション物件も検討しましょう。
また購入にあたっては、頭金の準備や将来の収入見込み、ライフプランなども含めた総合的な判断が重要です。
不動産専門家や金融機関のアドバイスを積極的に活用し、無理のない範囲で理想の住まいを探すことをおすすめします。
年収600~800万円の方向け住宅ローンに関する記事はこちらから
・年収600万円で住宅ローン5000万を組むのは返済がきつい?対処法を解説
年収800~1,000万円で購入可能なエリア
年収800〜1,000万円の世帯では、東京23区全域で戸建て住宅の購入が可能です。
ただし、以下の都心部では新築戸建ての購入は依然として難しい可能性があります。
■|港区
■|渋谷区
■|新宿区
■|品川区
これらの地域では地価が高く、新築物件の価格は1億円を超えることも珍しくありません。
そのため戸建てを購入する場合は、中古物件やリノベーション物件を検討するのが賢明です。
一方で、以下のエリアでは新築戸建ても狙えるでしょう。
■|杉並区
■|練馬区
■|大田区
■|江東区
■|足立区
■|葛飾区
江東区や足立区・葛飾区などの東部地域では、比較的広い土地や建物を手に入れることができるでしょう。
≫≫ 年収800万の人が組める適正の住宅ローン額を月々の支払い額もあわせて解説
年収1,000万円以上で購入可能なエリア
年収1,000万円以上の世帯では、東京23区のほぼ全域で新築戸建ての購入が可能です。
ただし、文京区、港区、渋谷区の3区については、依然として新築戸建ての購入はかなりハードルが高いといえます。
一方で、世田谷区、杉並区、目黒区などの人気住宅地や、千代田区、中央区などの都心部でも、年収1,000万円以上あれば新築戸建ての購入が十分に視野に入ります。
また、23区外の武蔵野市や三鷹市などの人気エリアでも、より広い土地や建物を手に入れることが可能です。
購入にあたっては、単に物件価格だけでなく、将来的な資産価値や生活利便性、教育環境なども考慮に入れる必要があります。
また、頭金の準備や住宅ローンの返済計画など、長期的な視点での資金計画も重要です。
≫≫ 世帯年収1000万で住宅ローンはいくら?注意点から返済計画まで解説
東京都内でコストを抑えて戸建てを購入する方法
物件購入にかかるコストは抑えたいものです。
ここでは東京都内で物件を購入する際に、コストを抑える方法を解説します。ぜひ参考にしてください。
◉ 中古戸建て購入+リノベーション
中古戸建ての購入を視野に入れる
東京都で戸建てを購入するなら、まずは中古物件の購入を検討しましょう。
新築物件と比較して、中古戸建ては一般的に20〜30%程度価格が低くなります。
これは、建物の経年劣化や設備の古さなどが価格に反映されるためです。
しかし、適切なリノベーションを行えば、新築に匹敵する居住性を得られる可能性があります。
また中古物件は立地や間取りの選択肢が豊富で、予算内でより好条件の物件を見つけやすいというメリットもあるためおすすめです。
さらに、中古物件購入時の仲介手数料にも注目すべきです。
例えば、一部のオンライン不動産仲介サービスでは、従来の不動産会社よりも大幅に安い手数料を提示しています。
ただし、安さの理由を理解し、サービス内容をしっかり確認することが大切です。
中古戸建ての購入を検討することで、予算内でより広い居住スペースや好立地の物件を手に入れる可能性が広がります。
ただし、建物の状態や将来的な修繕費用なども考慮に入れる必要があるでしょう。
プロの建築士による建物診断を受けるなど、慎重な判断が求められます。
適切な調査と交渉を行えば、東京都内でも理想的な戸建て住宅を、比較的リーズナブルな価格で手に入れることが可能です。
中古戸建て購入+リノベーション
中古物件の購入とリノベーションの組み合わせは、コストを抑えることができます。
中古物件は一般的に新築よりも20〜30%程度安く、さらにリノベーションにより自分好みにカスタマイズできます。
ただし、物件選びの段階で構造上の問題がないか、リノベーションが容易な間取りかどうかを確認する必要があります。
また、リノベーションの範囲と予算を明確にし、想定外の費用が発生しないよう注意が必要です。
例えば、水回りの大規模な改修や耐震補強が必要な場合、予想以上のコストがかかる可能性があります。
さらに、リノベーション後の資産価値も考慮に入れるべきです。
過度に個性的なデザインは、将来の売却時に不利になる可能性があります。
一方で、エネルギー効率を高める改修や、汎用性の高いデザインは、長期的な価値向上につながります。
物件購入にかかる仲介手数料をかけたくないならリノデュース
リノデュースは、物件購入にかかる仲介手数料が無料のリノベーション会社です。
例えば、3,000万円の物件購入をしても仲介手数料が無料となります。
この手数料分をリノベーション代に投資することで、より理想の住まいづくりに近づけられるでしょう。
さらに、リノデュースは物件探しからリノベーション、そしてアフターサービスまでをワンストップで提供しています。
これにより、複数の業者と交渉する手間が省け、高品質で効率的な住まいづくりを実現可能です。
また専門家が在籍しているため、利便性・デザイン性の両面からリノベーションが実現できるのも大きなメリットです。
理想のマイホームを実現しませんか?
東京都内で戸建てを購入する年収相場のまとめ
この記事では 、都内で戸建てを購入する際のコストについて解説しました。
東京は他県と比較して戸建てにかかる費用が高いです。
また、地価も高いためコストが約500万円以上の差異があります。
年収が高くとも、新築住宅の購入はリスクが大きいため、新築ではなく中古住宅を狙うのが良いでしょう。
中古住宅は、リノベーションをあわせることで理想の住まいをデザインできます。
また、コストも抑えることができため新築物件に比べてコストパフォーマンスは高いです。
我々リノデュースでは都内の中古住宅を豊富に管轄しており、物件購入からリノベーション・お引き渡しまで一貫で行う「ワンストップリノベーション」をご提供しています。
また、仲介手数料が無料なのも特徴のひとつです。
手数料が無料であれば、その分でリノベーション費用の上乗せや住宅購入費用にも充てられるでしょう。
東京で住宅を購入するなら、ぜひリノデュースへお問合せください。