中古マンション購入からリノベーションで後悔しないための7つの注意点を解説

中古マンション購入からリノベーションで後悔しないための7つの注意点を解説

中古マンションをリノベーションすれば、新築同様の美しい住まいを比較的低コストで実現できます。

しかし、事前に注意点も把握しておきましょう。例えば、物件の価格や築年数、修繕計画の確認などが挙げられます。

本記事では、中古マンションのリノベーションが人気の理由と、失敗しないための7つのチェックポイントを解説します。ぜひ、最後までご覧ください。

 

中古マンションのリノベーションが人気の理由とは

中古マンションのリノベーションが人気の理由とは

今、中古マンションは人気が高いです。それに伴いリノベーション需要も増えています。

そもそも中古マンションに人気が集まってきた理由はなぜでしょうか。

理由は以下3つが大きな要因です。ここでは、中古マンションのリノベーションに関する注意点を話すまえに、前提知識として人気の高い理由を解説していきます。

◉ 新築よりも安く綺麗な内装の家に住める
◉ 物件の選択肢が広がる
◉ 変化するライフスタイルに合わせた環境を作れる

新築よりも安く綺麗な内装の家に住める

まず第一に、新築マンションを購入するよりも大幅に安価で、内装がきれいな住まいを実現できる点が挙げられます。

中古マンションの場合、建物本体の価格が比較的安いため、さらにリノベーション費用を加えても新築に比べてコストを抑えられます。

しかし内装はリノベーションにより好みの仕様にでき、新築同様の美しい住まいが手に入ります。

物件の選択肢が広がる

次に、中古物件の中から気に入った物件を選んでリノベーションできるため、立地や広さなど条件の合う物件を見つけやすくなる点があげられます。

新築の場合は限られた物件しか選べませんが、中古なら好条件の物件の中から選ぶことができ、選択肢が大幅に広がります。

≫≫ 東京で中古マンション購入におすすめなエリアはどこ?目的別に解説

変化するライフスタイルに合わせた環境を作れる

人生のさまざまなステージで変化するライフスタイルに合わせて、住環境をその都度カスタマイズできる点も大きな利点です。

例えば、子供が生まれた時に間取りを変更したり、親と同居するために和室を設けたり、加齢に伴い手すり設置など無理なくリノベーションで対応できます。

そのため、長期的に見れば中古+リノベーションが経済的で合理的な選択肢となるでしょう。

≫≫マンションの人気の間取りは?3LDKから1LDKまで特徴や事例を解説

中古マンションの購入からリノベーションで後悔しないための7つの注意点

中古マンションの購入からリノベーションで後悔しないための7つの注意点

中古マンションをリノベーションする際は、事前に様々な点をチェックしておく必要があります。後悔を避けるため、以下の7つの注意点を抑えましょう。

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◉ 1.築年数が25年以上の物件を選ぶこと
◉ 2.耐震強度が基準を満たしていること
◉ 3.リフォーム前の物件を探すこと
◉ 4.適正価格の物件を探すこと
◉ 5.共用部の管理が良い物件を選ぶこと
◉ 6.修繕計画や積立金の状況を事前に確認すること
◉ 7.仲介手数料が適正価格かどうか確認すること

1.築年数が25年以上の物件を選ぶこと

中古マンションは築25年以上の物件がおすすめです。理由は価格が安定してくるため。

マンションなどの不動産は購入した段階から新築から中古物件扱いとなり、価格の下落がはじまります。

築25年以上の物件は価格の下落が安定してくるため中古マンションを購入するひとつの目安です。

くわえてリノベーションをすれば築25年以内の物件よりも購入金額を抑えられます。

ただし、築25年以上の物件には以下のような注意点もあります。

■|修繕積立金の不足:大規模修繕時期が近づくにつれて、修繕積立金の不足が懸念
■|設備の老朽化:キッチンや浴室などの設備が老朽化している可能性
■|間取り変更の制限:構造上、間取り変更が制限される場合あり

これらの点に注意しながら、慎重に物件を選ぶことが重要です。

≫≫ 中古マンションは築何年がおすすめ?寿命から耐震性や選び方まで徹底解説

2.耐震強度が基準を満たしていること

耐震基準を満たしていない物件は、リノベーションの他にも費用が発生する可能性が高いです。

1981年(昭和56年)6月1日以降に建築されたマンションは、現在の耐震基準を満たしていることが義務付けられています。

しかし、それ以前の物件は旧耐震基準で建てられているため、耐震強度が不足しているおそれがあります。

そのため「地震での倒壊リスク」や「リノベーション不可」のようなリスクが挙げられます。

上記のようにならないためには「耐震診断を受ける」「建築確認済証を確認する」などの対策をしておきましょう。

必要であれば耐震補強工事を依頼するなどの手間と費用が発生するため、事前に耐震基準は確認すべき項目です。

≫≫ 中古マンション選びで気になる耐震基準!過去の被害状況から選び方を解説

3.リフォーム前の物件を探すこと

リフォーム前の物件を探すことで、自由度が高く費用を抑え、希望通りのリノベーションを実現できる可能性が高いです。

中古マンションのなかには「すでにリフォーム済み」の物件も存在します。

そのような物件を購入する場合、リノベーションの自由度が低かったり、リフォーム内容が希望とそぐわないなどのデメリットが潜むことがあるため注意が必要です。

リフォーム前の物件であれば、リノベーションの自由度が高く、費用を抑え、希望通りのリノベーションを実現することができます。

≫≫ そもそもリノベーションが難しい物件の4つの特徴とは?

4.適正価格の物件を探すこと

適正価格で購入することもポイントのひとつです。

物件価格が高いと、リノベーションを含む総額が高くなります。また将来売却を検討した場合に適正な利益を得れる可能性が高いです。

そのため資産価値としても中古物件が機能します。

適正価格の物件を見つける方法は、信頼できる不動産会社へ相談することと、複数物件を比較して検討するのが良いでしょう。

ただし、希望のエリアや条件に合致する物件が少ない場合は、適正価格の物件を見つけるのが難しい場合があります。

また、売主が強気な価格設定をしている場合もあるので、不動産会社の担当者と綿密にコミュニケーションを取り、計画的な行動が必要です。

≫≫ 東京23区ごとの中古マンションの相場と今後の価格推移を徹底解説!

≫≫ 信頼できる不動産仲介会社ランキング20選!選び方や選定時の注意点まで解説

5.共用部の管理が良い物件を選ぶこと

次に共用部の管理が良い物件を選びましょう。

マンションの共用部とは住人全員が共有して利用している部分を指します。

主に階段やエレベーター、駐車場や駐輪場、ゴミ置き場や廊下などです。

共用部の管理が良い物件であれば、修繕積立金の不足や共用部の老朽化、住民間のトラブルを回避することができます。

共用部の管理が良い物件を見つけるには、以下の方法があります。

管理規約・管理細則を確認する
共用部の管理に関するルールが定められています。
管理会社に確認する
管理会社に確認することで、共用部の管理状況について詳しく知ることができます。

一番効果的なのは、実際にマンションを確認してみることです。情報と現実の誤差を確認することが良いでしょう。

6.修繕計画や積立金の状況を事前に確認すること

事前に修繕計画や積立金の状況を確認することも重要なポイントです。

修繕計画とは、マンションの長期的な維持管理のために、建物の劣化状況を把握し、将来必要となる修繕工事の内容や時期、費用などを計画的に定めたものです。

管理組合が主体となって策定し、定期的に見直しを行います。計画に基づいて修繕工事を進めることで、建物の長寿命化と安定した資産価値の維持を図ることができます。

またマンションでは修繕積立金を徴収しています。マンションなどの建物の修繕のために積み立てられるお金です。

建物の老朽化に伴い、外壁や屋上、エレベーターなどの修繕が必要となりますが、これらの修繕費用は高額になるため、一括で支払うのは困難です。

そこで、修繕積立金として毎月一定額を積み立てておき、将来の修繕費用に備えます。

修繕積立金の額は、管理組合が建物の規模や構造、修繕時期などを考慮して決定します。修繕積立金は、管理組合の口座に積み立てられ、修繕工事が必要になった際に使用されます

修繕計画などの状況はマンションの管理組合に問い合わせるか、管轄の不動産会社へ問い合わせることで確認できます。

≫≫ 中古マンションの管理費/修繕積立金の違いは?各相場と値上がる要因

7.仲介手数料が適正価格かどうか確認すること

仲介手数料は費用負担に直結するため、大切なポイントです。また、決して安い金額ではないため、可能であれば手数料が発生しない会社を選ぶのも方法のひとつです。

そもそも仲介手数料とは、不動産会社が売買や賃貸の仲介を成功させた際に、売主・買主または家主・借主からそれぞれ報酬として受け取るお金のことです。

金額は宅地建物取引業法で定められた根拠に基づいて算出されます。

■|売買の場合:売買代金の3%+6万円(税込)が上限
■|賃貸の場合:賃料の1ヵ月分+消費税が上限

ただし、上記はあくまでも上限であり、実際にはそれ以下の手数料で取引されるケースも多くあります。

≫≫【東京都】中古マンション購入時の仲介手数料無料会社おすすめ3選

物件探しからリノベーションまでの進め方

物件探しからリノベーションまでの進め方

物件探しとリノベーションを別々に行うと、希望通りの物件が見つからなかったり、予算オーバーになったりしてしまう可能性があります。

そこでここでは、物件探しとリノベーションを同時に行うことで、後悔のないリノベーションを実現するための進め方について解説します。

◉ 物件購入とリノベーションを一緒に行うときの住宅ローン
◉ ワンストップリノベーションがおすすめ

物件購入とリノベーションを一緒に行うときの住宅ローン

物件購入とリノベーションを一緒に行う場合は、住宅ローンでまとめて融資を受けることが可能です。

物件購入とリノベーションを別々に行う場合、それぞれ個別に住宅ローンを申請する必要があります。しかし、物件購入とリノベーションをまとめて融資することで、審査が1回で済むというメリットがあります。

また、金利が低くなるというメリットがあります。これは、住宅ローンの方がリフォームローンよりも金利が低いためです。

物件探しとリノベーションを同時に行うことで、希望通りの物件を見つけ、予算内で理想の住まいを実現することができます。また、住宅ローンでまとめて融資を受けることで、手続きが簡便になり、金利負担を抑えることもできます。

物件探しとリノベーションを同時に行うことがおすすめです。

≫≫ 初心者でも分かる住宅ローンの正しい選び方は?3種類の金利や審査について解説

ワンストップリノベーションがおすすめ

物件探しからリノベーションまでをワンストップで任せられる「ワンストップリノベーション」がおすすめです。

ワンストップリノベーションとは、物件探しからリノベーションまで全てを1つの会社でサポートしてくれるサービスです。

具体的には、以下の業務をワンストップで行います。

物件探しリノベーションプランニング施工アフターサービス
物件探しリノベーションプランニング施工アフターサービス

様々なメリットもあり、例えば手間がかからないことや、予算内でできるなど費用面や「痒い所に手が届く」ようなサービスです。

≫≫【東京編】ワンストップリノベーション会社7選をランキング形式で比較!

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中古マンション購入とリノベーションのまとめ

中古マンション購入からリノベーション

この記事では後悔しないための中古マンション購入とリノベーションの注意点について紹介しました。

近年、中古マンションを購入してリノベーションを行う方が増えています。新築よりも安く、理想の住まいを手に入れることができるため、魅力的な選択肢と言えるでしょう。

しかし、中古マンション購入とリノベーションには、いくつかの注意点があります。

後悔しないリノベーションを実現するために、以下の7つのポイントをしっかりと押さえておきましょう。

1. 築年数が25年以上の物件を選ぶ
2. 耐震強度が基準を満たしていること
3. リフォーム前の物件を探す
4. 適正価格の物件を探す
5. 共用部の管理が良い物件を選ぶ
6. 修繕計画や積立金の状況を事前に確認すること
7. 仲介手数料が適正価格かどうか確認すること

これらのポイントを踏まえ、物件探しとリノベーションを同時に行うことで、後悔のないリノベーションを実現することができます。

また、物件探しからリノベーションまで、すべてお任せいただける「ワンストップリノベーション」もおすすめです。

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    「リノデュース」は施工会社からスタートした会社です。
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