世帯年収500万円で組める住宅ローン借入可能額や月々の支払い額を解説

nthly世帯年収500万円で組める住宅ローン借入可能額や月々の支払い額を解説「マイホームが欲しいけど、年収500万円でどこまで借り入れできるのか分からない……」

この記事に辿りついたのは、上記のような悩みを抱えているからではないでしょうか。

住宅ローンの借入額は、年収や年齢、勤続年数などによって決まります。一般的に、年収の5〜7倍程度が目安とされています。

つまり、世帯年収500万円なら、2,500〜3,500万円程度の借入が可能ということ。しかし、暫定の金額はあくまでも目安であり、実際には諸費用や返済負担率なども考慮する必要があります。

そこで、この記事では、世帯年収500万円で組める住宅ローンの上限額や月々の支払い額を詳しく解説します。

また、実際に購入できる物件の詳細も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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世帯年収500万円で組める住宅ローンの上限

世帯年収500万円で組める住宅ローンの上限

世帯年収500万円で組める住宅ローンの上限額は、以下の計算式で算出できます。

借入可能額 = 年収 × 年収倍率

主に年収倍率と返済負担率で見ていくのが良いです。

ただし、これは数字だけで見た計算上の話しです。実際には上限まで借り入れをすると、返済額が大きくなるため、返済が苦しく遅延や滞納につながる可能性もあり得ます。返済の負担や将来のライフプランなども考慮しましょう。

ここでは世帯年収の500万円で組める住宅ローンで重要な年収倍率や返済返済比率について紹介していきます。

◉ 年収倍率だと~3000万が借入可能額
◉ 返済比率だと~25%が安心

 

≫≫ 初心者でも分かる住宅ローンの正しい選び方は?3種類の金利や審査について解説

年収倍率だと~3000万が借入可能額

年収倍率とは、住宅ローンの借入額を年収で割った数値です。例えば、年収500万円で年収倍率が6倍の場合、借入可能額は3,000万円となります。年収倍率が高いほど、借入可能額は大きくなります。

独立行政法人住宅金融支援機構が公表している2022年度の物件購入時の所有資金では以下のような結果になっています。

新築マンション4,848万円
土地付注文住宅4,894 万円
建売住宅3,719万円
注文住宅3,717万円
中古マンション3,157万円
中古戸建2,704万円

 

世帯年収500万円の場合、年収倍率は5〜7倍程度が目安となります。

 

例えば、年収倍率を5倍とした場合、借入可能額は2,500万円となります。一方、年収倍率を7倍とした場合、借入可能額は3,500万円となります。

5倍の場合約2,500万円
6倍の場合約3,000万円
7倍の場合約3,500万円

返済比率だと~25%が安心

住宅ローンの返済比率とは、毎月の住宅ローン返済額を、手取り年収で割った数値です。

例えば、世帯年収500万円で手取り年収が400万円、返済比率が25%の場合、毎月の住宅ローン返済額は10万円です。

500万円の年収で月の手取り額は差し引かれる金額を考慮すると約33万円あたり。そこから毎月10万円の返済額を支払う必要があります。

その場合、残り23万円で1ヶ月の生活をする必要があるため、余裕のある生活とは言えなくなります。

返済比率が高いほど、毎月の返済額は大きくなりますが、その分、借入可能額は大きくなります。そのため、返済負担率と合わせて、無理のない借入額を決めることが大切です。

世帯年収500万で住宅ローンを決める時のポイント

世帯年収500万で住宅ローンを決める時のポイント

ここでは、住宅ローンを決める際のポイントについて解説していきます。

◉ 固定金利と変動金利を理解する
◉ ライフプランを見据えた上で返済期間を決定する
◉ 頭金の有無によって住宅ローンを決定する

固定金利と変動金利を理解する

住宅ローンの金利には、固定金利と変動金利の2種類があります。どちらの金利を選ぶかは、住宅ローンの返済計画やリスク許容度によって異なります。

固定金利は、契約時に決めた金利が、返済期間中ずっと固定される金利です。

金利変動リスクがなく、毎月の返済額が一定であるため、安心して返済を進めることができます。

ただし、金利が低い時期に契約すると、金利が上昇したときに損をしてしまう可能性があります。

変動金利は、契約時に決めた金利に、市場金利の変動分が加味された金利です。

金利変動リスクがありますが、金利が低い時期に契約すると、金利上昇による損失を抑えることができます。

≫≫  住宅ローン金利を下げる方法とは?交渉のコツを徹底解説

ライフプランを見据えた上で返済期間を決定する

住宅ローンの返済期間は、20年・25年・30年など期間を決めることができます。

長くなるほど毎月の返済額は少なくなりますが、その分、総返済額は多くなります。

そのため、返済期間を決める際には、ライフプランを見据えて、無理のない返済計画を立てることが大切です。

国土交通省が公表した「令和4年度 市場動向調査報告書」によれば、借入金の平均返済期間は30年〜35年が最も多いというデータが出ています。例えば40歳で物件を購入した場合、70歳もしくは75歳までの返済期間ということです。

一般的な会社員であれば、定年である65歳までに返済を済ませるのが理想。そのため購入時期やご職業、年収や家族構成を考慮し計画的に決めることが肝心です。

≫ ≫年収500万の住宅ローン借入額は?シミュレーションと共に解説

頭金の有無によって住宅ローンを決定する

頭金とは、住宅ローンの借入額から差し引かれる自己資金のことです。

頭金が多いほど、以下のメリットがあります。

◉ 毎月の返済額を減らすことができる
◉ 金利が下がる可能性がある

とはいえ、平均的な頭金は建設費用の10〜20%です。

2022年度の「フラット35利用者調査」に掲載されている、各住宅別で算出した頭金の割合データをまとめましたので参考になさってください。

住宅種別建設費用(購入価格)頭金頭金の割合
注文住宅3,715.2万円641.2万円17.3 %
土地付き注文住宅3,194.6万円449.6万円9.6%
建売住宅3,719万円317.7万円8.5 %
新築マンション4,848.4万円987.8万円20.4%
中古戸建2,703.6万円274.3万円10.1%
中古マンション3156.9万円528.9万円16.8%

≫≫ 住宅ローン借入れ限度額の基準を解説!年収での目安金額もご紹介!

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世帯年収500万円で買える物件の詳細

世帯年収500万円で買える物件の詳細

年収500万円台でも、マイホームを買うことは可能です。ただし、物件の価格や立地、築年数などによって、購入できる物件は大きく異なります。ここでは購入できる物件の詳細を紹介します。

以下の表は年収500万円台で無理なく購入できる物件価格と返済額をまとめました。

返済額は、返済比率を20%、参考物件価格は年収倍率6倍で計算しています。

年収購入価格毎月の返済額
500万円3,000万円8.3万円
510万円3,060万円8.5万円
520万円3,120万円8.6万円
530万円3,180万円8.8万円
540万円3,240万円9万円
550万円3,300万円9.2万円
560万円3,360万円9.3万円
570万円3,420万円9.5万円
580万円3,480万円9.6万円
590万円3,540万円9.8万円

新築マンション

世帯年収500万円の場合、住宅ローンの借入可能額は、金利0.7%、返済期間30年、頭金100万円の場合で、約3,750万円程度となります。

一方、東京都心部の新築マンション平均価格は9,899万円。1億円に迫る勢いとなっています。

新築マンションを購入する場合、東京近辺では、以下のようなエリアが候補です。

西東京エリア
清瀬市、西東京市、東村山市など

東埼玉エリア
八潮市、草加市、春日部市など

千葉エリア
八千代市、市川市、船橋市など

神奈川エリア
横浜市青葉区、川崎市宮前区、相模原市など

都心部から離れたエリアでは、新築マンションが購入できる可能性はあります。ただし、頭金の準備は必須で、物件価格の30%以上は必要になるでしょう。

≫ ≫  分譲マンションの固定資産税いくらかかる?仕組みから計算方法を解説

中古マンション

中古マンションを購入する場合、東京近辺では、以下のようなエリアが候補となります。

都心近郊エリア
板橋区、練馬区、杉並区など

郊外エリア
八王子市、立川市、千葉市など

地方都市エリア
横浜市、さいたま市、千葉市など

中古マンションの平均価格は、2022年度では首都圏で約3,907万円。都心部ではさらに高くなるため、都心部から離れた上記のエリアがおすすめです。

また、中古マンションを購入する際には、築年数と広さのバランスをよく検討する必要があります。

築年数が新しいほど、設備や仕様が充実しており、住み心地が良いというメリットがあります。一方、価格は高くなります。

広さは、家族構成やライフスタイルに合わせて選ぶことが重要です。1人暮らしやDINKSなら、1LDKで十分かもしれません。

しかし、小さな子供がいる場合や、将来的に子供が増えることを考えている場合は、2LDK以上を選ぶと良いでしょう。

≫ ≫  中古マンションの選び方で後悔しない5つのポイントを解説!

中古マンション+リノベーション

中古マンション+リノベーションの場合、物件価格は、築年数や立地、広さなどによって異なりますが、一般的に、新築マンションの半額程度で購入することができます。

また、リノベーションによって、間取りや設備、仕様などを自分好みに変更することができます。例えば、子供部屋を増やしたり、キッチンを広くしたり、収納を充実させたりすることができます。

中古マンション+リノベーションは、住みたいエリアで、理想の住まいを実現するための選択肢の一つといえるでしょう。

中古マンションをリノベーションした事例

ここではリノデュースが手掛けた中古マンション+リノベーションの物件事例を紹介します。

今回の事例は「低コストでご希望のリノベーション」です。

かかった費用は270万円。66㎡で2SLDKの中古マンションをリノベーションしました。

もともとの天井を壊して天井を高くすることで開放的な空間を演出しています。また。ベルギー発祥のモールテックスという材質で壁面をコーティング。デザイン性の高い空間にしました。

モールテックスは防水性や耐久性にも優れているので、リノベーションに向いています。また、ワークスペースを確保し、在宅ワークにも対応。お客様のリクエストに細かく応えています。

≫≫ マンションリフォームの費用相場はいくら?事例を交えて解説

世帯年収500万円住宅ローンまとめ

世帯年収500万円住宅ローンまとめ

この記事では、年収500万円台で組める住宅ローンの限度額や返済額について紹介しました。

住宅ローンの借入金は年収の5〜7倍が目安とされています。しかし、上限ギリギリまで借り入れた場合の返済額は、生活に必要な資金や子供の教育資金にも影響が出るため、余裕のあるローン計画が必要です。

年収500万円の場合。借入金は2,500万円程度で頭金を500万円程準備しておくのが良いでしょう。

また、新築よりも中古物件+リノベーションの方が低コストでおすすめです。

住みたいエリアで無理なく返済できる費用感が中古物件+リノベーションのメリットです。

無理のない計画で、理想の住まいと生活を手に入れていきましょう。

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    「リノデュース」は施工会社からスタートした会社です。
    その後、デザイン・設計や不動産の領域に事業を拡大し、ものづくりの会社である技術と不動産業の知識を活かし、ワンランク上のリノベーションを提供しています。今まで不動産業界では当たり前とされていた「両手仲介」や「囲い込み」などの仲介手数料による利益の最大化を狙う業界の習慣から、仲介手数料のかからない新しい不動産仲介の仕組みを作りたいとの思いが強くなりました。

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