実は新築マンションは買うなと言われることが多いのですが、なぜ新築マンションは買うなと言われるのでしょうか。
新築マンションは買うなと言われる理由を把握しておけば、リスクを許容したうえで新築マンションを購入できるため、購入した後に後悔しにくいです。
この記事では、新築マンションは買うなと言われている理由や購入時の注意点を解説します。
本記事を参考にし、新築マンションを購入すべきか判断してください。
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新築マンションは買うなと言われている7つの理由とは
新築マンションは買うなと言われている主な理由は、以下の7つです。
それぞれの理由を事前に把握しておき、新築マンションを購入するべきか判断する指標として活用しましょう。
◉ 2. 最近の新築マンションのグレードが低い
◉ 3. 良い立地の物件がなかなかない
◉ 4. 地震に弱い期間がある
◉ 5. 管理の状況が把握しない
◉ 6. トラブルが発生しやすい
◉ 7. 資産価値の落ち幅が大きい
1. 新築の価格が高騰してるため
新築マンションは買うなと言われている理由のひとつが、新築の価格が高騰しているためです。
新築マンションは基本的に都市部で建てられますが、都市部は現在土地が値上がりしているため、結果的に物件の価格も高騰しています。
また、現在は円安による材料の値上がりや人手不足など、さまざまな要因で建設費も高騰しているので、新築マンションの購入にはコストがかかってしまうのが現状です。
今後も日本の経済状況や人手不足が解消されない限り、新築の価格は高騰し続けると推測できます。
2. 最近の新築マンションのグレードが低い
マンションは一般家庭でも手が届きやすい価格で作るため、価格が高騰している現在では面積も狭くてグレードも落ちてしまっている現状があります。
グレードを低くしなければ、一般家庭でも購入できる価格で新築マンションを建築できないためです。
そのため、資産価値の面から見てもグレードが低く、マンションを売却するときの価格は期待できません。
比較的リーズナブルな価格でマンションを建築できた時代と比較すると、2024年現在のマンションは見劣りしてしまうからです。
3. 良い立地の物件がなかなかない
良い立地には高額な価格設定がされるため、新築マンションは良い立地の物件がなかなかありません。
マンションを購入する際に具体的に良い立地は、5つの条件のいずれかを満たしています。
■|治安が良くて安心して暮らせる
■|将来性があるまちづくりができている
■|眺望がよい
■|暮らしや子育てがしやすい環境が整っている
しかし、上記の条件を満たしている物件には多くの人々が住みたいので需要が高く、安い金額で購入することはできません。
新築物件に無理にこだわってしまうとアクセスの悪い地域にマンションを建てざるを得ないため、資産価値の低い物件を購入せざるを得ない状況になっています。
4. 地震に弱い期間がある
最近に限った話ではないのですが、新築マンションを建ててから3年間はコンクリートが完全に固まっていないため、地震の耐性が弱いことがわかっています。
そのため、以下の3つのポイントを参考に地震に耐性があるマンションを選ぶとよいでしょう。
■|形状
■|強度
新築マンションを購入するのであれば、3つの構造のうちどれを採用しているのかを不動産会社に確認してください。
構造 | 特徴 |
免震構造 | 建物の基礎と地面の間に特殊な装置を挟んで、地震の揺れを建物に伝えないための構造 |
制震構造 | 制御装置で揺れを吸収して地震の衝撃を軽減する構造 |
耐震構造 | 建物の強度を高めて地震に耐えやすくする構造 |
また、以下のいずれかに当てはまる形状をしていた場合は倒壊リスクが高いため、選ばないようにしましょう。
■|2階以上の一部が突き出ている
■|コ型・L字型
マンションを選ぶ際は、地盤の強度にも着目しておくことが大切です。
マンションの地盤の丈夫さは、国土地盤情報サイトにて確認できます。
新築マンションを購入する際は、上記のポイントに気をつけてマンション選びをし、新築後3年間に地震が発生しても耐えられる建物を選びましょう。
5. 管理の状況が把握できない
中古物件だと管理状況がよいか悪いかの確認ができますが、新築マンションだと管理の状況が把握できません。
管理状況の良し悪しが今後のマンションの価値にも大きく影響していくため、管理の状況が把握できないのは不安です。
管理状況が優れたマンションの場合は住みやすさから将来的な価値が残りますが、管理状況が悪いと資産価値として下落しやすくなります。
将来的にマンションの売却を検討している方は、新築マンションだと売却する際に利益が得られるのかわからないのが正直なところです。
6.トラブルが発生しやすい
新築マンションは、設備のトラブルから住民同士のトラブルまで発生しやすいです。
設備に関しては、マンションの傾きや杭の偽装などが発覚する傾向にあります。
特に建築後5年間は設備に関するトラブルが発生しやすいと言われているので、事前に把握しておきましょう。
また、新築マンションの場合は実際に住み始めるまでどんな住民が入居しているのかわかりません。
中古マンションでは不動産会社に話を聞くことで、過去のトラブルや入居している人物像が把握できるため、危ない物件に住まずに済みます。
つまり、新築マンションを購入して良い住民に巡り合えるのかは運次第です。
新築マンションを購入するのであれば、トラブルが発生する可能性が高いことを念頭に置いておきましょう。
7. 資産価値の落ち幅が大きい
新築マンションを購入するなと言われる理由は、資産価値の堕ち幅が大きい点です。物件はおよそ築26年を目安に資産価値が低下し続けるため、新築を購入すると年々価値が下がり続けてしまいます。
そのため、築26年の中古物件を購入して新築のようにリノベーションをおこなうのもひとつの手です。
リノデュースは、中古マンションの購入からリノベーションまでワンストップサービスを提供しているため、仲介手数料がかかりません。
中古物件を購入してリノベーションすることを検討している方は、リノデュースへの依頼を検討してください。
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新築マンション購入時の5つの注意点
新築マンションを購入する際は、5つのポイントに気をつけましょう。
新築マンション購入時には、さまざまな注意点があります。それぞれの注意点に気をつけつつ、新築マンションを購入してください。
◉ 2. 価格が安い新築マンションを選ばない
◉ 3. 修繕積立金や管理費を確認する
◉ 4. 将来的な資産価値を意識する
◉ 5. 価格が適正か確認する
1. 再開発エリアの物件は選ばない
新築マンションの購入時は、再開発エリアの物件は選ばないように心がけましょう。
再開発エリアだからといって確実に栄えていく保証はありません。
新築マンションを将来的に売却する際に再開発エリアだからと物件を購入していたライバルが多く、物件の資産価値が下がる傾向にあります。
物件を売却する際にほかに売り出す人がいなければさらに希少性が高まるため、価格は下落しやすいです。
新築マンションを購入する際は、20〜30年が経過して売却する際にどれくらいの価格で売れるのかを予測したうえで購入する物件を選びましょう。
2. 価格が安い新築マンションを選ばない
価格が安い新築マンションを選んでしまうと、価値の低下が著しく後悔しやすいです。
現在は人手不足や円安による材料費の高騰などで新築マンションの価格は高騰しており、価格が安い場合は価格が安い理由があります。
例えば、駅から遠いことや部屋のグレードが低い、再開発エリアで土地を簡単に入手できるなど、さまざまな理由で価格が安くなっています。
価格が安いマンションを購入したとしても、売却した際に高い利益は得られません。
そもそもの価格が安い新築マンションを購入すると、さらに価格が安くなってしまうため購入をおすすめできません。
3. 修繕積立金や管理費を確認する
新築マンションを購入する際は、修繕積立金や管理費を確認してください。
新築の修繕積立金は年々増していく傾向にあるため最初は安く感じるかもしれませんが、確認が必要です。
新築マンションを購入したら、必ず修繕積立金や管理費などが発生します。
ほかにも、駐車場代やトランクルーム代などの設備費用が発生する場合もあるため、ほかにどんな費用がどれくらいかかるのかも確認しておかなければいけません。
ライフスタイルの変化によって金銭の出入りが変化していくため、余裕を持った資金計画をもとに行動することが大切です。
4. 将来的な資産価値を意識する
新築物件も購入したときには中古物件になってしまうため、資産価値は右肩下がりになります。
そのため、マンションの周辺環境やアクセスもしくは再開発地域など資産価値がどうなるかに目を向けることが大切です。
例えば、将来的にライフスタイルの変化によってマンションを売却する可能性があることを考えると駅から徒歩10分以内だと需要が高く、すぐに売却できるでしょう。
その一方で単身者向けの間取りが多いマンションは、将来的な資産価値が期待できません。
単身者向けのマンションは投資用に購入される場合が多いのですが、投資家は短期的な利益を優先する傾向にあるので、本来値上げが必要な修繕積立金を値上げしない可能性があります。
修繕積立金を値上げしないと、修繕金不足に陥ってしまうかもしれません。
将来的な資産価値を考えると、立地が良いマンションを購入することをおすすめします。
≫≫ リノベーションした中古マンションの資産価値を分かりやすく解説
5. 価格が適正か確認する
新築マンションを購入する際は、資産価値と比較して価格が適正なのかを確認しましょう。
例えば、2023年に調査された東京23区の新築マンションの平均価格は1億1,854万円でした。
そのため、1億1,854万円を超える新築マンションの場合は価格が高いので、価格を控えた方がよいでしょう。
また、新築マンションの販売価格には諸費用が含まれているため、厳しく判断する必要があります。
もし、新築ではなく中古マンションの適正価格を知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
≫≫ 中古マンションの価格相場を調べる方法とは?年収に応じた適正価格も解説
中古マンション購入してリノベーションもおすすめ
実は、中古マンションを購入してリノベーションをすれば新築同様綺麗な部屋で暮らすことができます。
中古マンションを購入してリノベーションをすると、3つのメリットを得ることが可能です。
それぞれのメリットを参考にし、新築マンションを購入すべきか中古マンションを購入してリノベーションをすべきか判断してください。
≫≫【2024年最新】東京のリノベーション会社ランキング10選!大手から上場企業まで徹底比較
◉ 立地や間取りの選択肢が多い
◉ 新築同様に綺麗な内装にできる
価格が安い
中古マンションを購入してリノベーションをすれば、新築マンションを購入するよりも安く購入できます。
新築マンションには新築プレミアムと呼ばれる価格が含まれており、10〜15%の料金が上乗せされます。
新築プレミアムとは、新築物件のみに発生する特有の価値です。
中古マンションを購入すれば新築プレミアムを支払う必要がなくなるため、リーズナブルな価格でマンションを購入できます。
また、新築マンションと比較して中古マンションは支払う固定資産税も安くなります。
固定資産税は築年数を重ねるごとに安くなっていくといわれているため、中古マンションを購入した方が支払う税金も安く済むでしょう。
同じ広さのマンションを購入したとしても、中古マンションの方が30〜50%ほど価格を安く抑えられます。
価格を安く抑えた分、リノベーションに高いお金を費やすことが可能です。費用を安く抑えたいのであれば、中古マンションを購入してリノベーションを実践しましょう。
≫≫ 東京23区ごとの中古マンションの相場と今後の価格推移を徹底解説!
立地や間取りの選択肢が多い
中古マンションを購入してリノベーションをすれば、立地や間取りの選択肢が多いです。
国土交通省の建築着工統計調査では2014年に全国で建設された新築マンションが110,000棟だったのに対し、2023年は9,722棟と大幅に少なくなっています。
新築マンションの数は年々少なくなっているため、競争力が高く自分が住みたい物件に住めるとは限りません。
しかし、中古マンションは今まで数多く建てられているので、駅近といった好立地な物件も市場に出回っている可能性が高いです。
また、新築マンションと比較して中古マンションは数が多いため、間取りの選択肢が多い傾向にあります。
たとえ、自分好みの間取りのマンションと出会えなかったとしても、フルリノベーションをすれば間取りの変更は可能です。
自分好みの立地や間取りのマンションを購入したい場合は、中古マンションを選ぶことをおすすめします。
≫≫ マンションの人気の間取りは?3LDKから1LDKまで特徴や事例を解説
≫≫ マンションの間取り変更費用の相場を解説|事例やおすすめ会社もご紹介
新築同様に綺麗な内装にできる
マンションの価格を抑えて中古物件を購入してリノベーションすることで、立地や間取り、内装をすべてカバーして理想の住まいを作れます。
例えば、駅近物件に住みたい希望がある場合は、中古マンションの方が数が多いため、希望を叶えやすいです。
間取りに関しては、フルリノベーションをすれば一新できます。元々何もない部屋であっても、映画鑑賞を楽しめるシアタールームを作ることや内装を北欧テイストにすることが可能です。
新築マンションの場合は、元々の金額が高いため、フルリノベーションに高額なお金を割きにくいです。
そのため、自分好みの間取りや内装がしにくく不満を感じてしまう場合があるかもしれません。
自分好みの綺麗な内装のマンションを購入したいのであれば、中古マンションを購入してリノベーションをしましょう。
≫≫ 中古マンション+リノベーションが人気急増!その理由と物件選びのコツを解説
中古物件購入+リノベーションならリノデュース
中古物件を購入してリノベーションをしたいのであれば、リノデュースの利用がおすすめです。
リノデュースは中古物件の購入からリノベーションまですべて一社で完結するため、複数の業者に連絡を取る手間が省けます。
また、リノデュースは仲介手数料が一切かかりません。
多くの不動産会社では仲介手数料が100万円以上かかりますが、リノデュースは1円もかからないため、不動産会社に依頼するよりもお得です。
さらにリノデュースでは、10年間のアフターサポートが用意されています。
実際にリノベーションをしても不備があった場合に「追加料金が発生したらどうしよう」と不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
しかし、リノデュースでは10年間のアフターサポートが付いているため、安心して依頼できます。
リノデュースの公式サイトに過去の施工事例も掲載しているので確認したうえで、依頼するか判断してください。
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まとめ:新築マンションを買わない方が良い理由
新築マンションを買わない方が良い理由として、価格の高騰や立地の悪さ、トラブルが発生するリスクなどが挙げられます。
そのため、新築マンションを購入する際は再開発エリアは選ばない点やトラブルが発生しない点など、さまざまなポイントへの注意が必要です。
とはいえ、新築マンションを購入するのにはさまざまなリスクがあるため、中古物件を購入してリノベーションをして資産価値を増やすのもひとつの選択肢です。
リノデュースであれば、リノベーションに向いている物件探しからリノベーションまでワンストップで対応できます。
また、リノデュースでは仲介手数料がかからないため、その分自分の希望に沿ったリノベーションにお金をかけられます。
本記事を参考にして新築マンションを買わない方が良い理由を理解し、新築マンションを購入すべきか中古マンションを購入してリノベーションするべきか判断してください。