「マイホームの購入を検討しているけど、中古マンションを買ったら後悔しないかな。。。」
そんな不安を抱えている方は、多いのではないでしょうか。
この記事では、中古マンションの購入で後悔しないための選び方をご紹介します。
この情報を参考にすることで、失敗を回避できる探し方ができます。
「予算内で購入できる中古マンションを選びたい」
「そもそも探し方が分からない」
「購入後に後悔はしないためのポイントを教えて欲しい」
上記のように中古マンションの購入を検討しているなら、ぜひ最後までご覧頂き後悔しない物件選びをマスターしてください。
中古マンションの選び方で絶対に決めておきたい3つの条件
中古マンションの選び方には、絶対に決めておきたい3つの条件が存在します。
それぞれの条件を事前に確認しておくことで、理想的な選び方ができます。
◉ 条件② 希望エリアをチェック
◉ 条件③ 希望の広さをチェック
条件① 予算感をチェック
まずひとつめは、「予算感」。ご自身の資金と借入可能額を把握しておくことが重要です。
明確にしていないと、予算オーバーのマンションを見てしまい、結果的に無駄な時間を過ごすことになりかねません。
住宅ローンが受けられる金額も、年収や年齢、勤続年数などにより異なりますので、自分が借りられる最大金額を事前にチェックしておくことが大切です。
また、リノベーションを検討しているなら改修費用も必要ですので、予算内に入れておきましょう。
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条件② 希望エリアをチェック
ふたつめが、「希望エリア」です。“どの地域に住みたいのか”をリサーチすることも非常に大切です。
通勤に便利な都心近くを希望する人もいれば、憧れだった都市への移住、自然環境を優先して郊外を希望する人もいます。
「希望エリア」は、それぞれのライフスタイルにより異なります。
駅からの距離や環境、治安、学区、商業施設の有無など、生活に直結する様々な要素を踏まえて選びましょう。
≫≫ 東京で中古マンション購入におすすめなエリアはどこ?目的別に解説
条件③ 希望の広さをチェック
最後は、物件の広さのチェックです。
ご自身の生活スタイルにあわせて適切な広さを選びましょう。
例えば、家族構成や将来のライフスタイルにより必要な部屋の数や広さは大きく変わります。一人暮らしであれば1LDKでも十分でしょう。
しかし、家族が増えると2LDKや3LDKが必要になるかもしれません。室内の広さだけでなく、収納スペースの量もチェックしましょう。
限られた空間ですから、無駄なく活用していく工夫が必要です。
生活スペースを広く取りたい方は、部屋の数よりも一部屋あたりの広さを重視しましょう。
また、ペットを飼いたい、趣味のスペースが欲しいといった特別な要望がある場合は、そのポイントも考慮に入れると良いです。
中古マンションの設備や築年数など希望条件をチェック
中古マンションの購入を検討する際、予算や立地、広さといった基本的な条件は明らかになることでしょう。
また、より具体的なライフスタイルやニーズに沿った条件を考慮することも大切です。
現代の生活環境は多様で、一つのマンションが全ての人にとって最適な生活空間とは限りません。
そのため、あなたにとって何が最も優先すべきなのか、どんな要素が便利で豊かな生活をサポートしてくれるのかという視点で条件を見直してみてください。
例えば、「新耐震基準」
建物自体の安全性への配慮から生まれるチェック項目です。大地震に耐えられる建物は、個々の安全だけでなく、乗り越えるべき長い時間に対する精神的な安心感を供給してくれます。
リストアップした条件を見ると、「家」の安全性や効率性、快適性への関心が高いです。
合理的な判断をするためには、ご自身の条件を明確にし、検討することが重要です。
目の前のマンション選びがより明快になり、あなたに最適な家を見つけられる可能性がぐんと広がります。
結果として、自分だけのライフスタイルを実現するためのマンション選びにつながるでしょう。
耐震性や築年数について詳しく解説した記事もありますので、併せてご覧下さい。
≫≫ 中古マンションは築何年がおすすめ?寿命から耐震性や選び方まで徹底解説
中古マンション販売不動産会社のサイトを見て確認
次に、不動産会社のポータルサイトを見て確認します。
ご自身の希望条件にマッチした情報が豊富かどうかが重要となります。
とはいえ、全ての不動産会社サイトで希望にあった物件が多いとは限りません。
ここでは条件にある物件の多い場合と少ない場合の考え方を紹介します。
◉ 条件に合う物件が少ない場合
条件に合う物件が多い場合
条件にある物件が多い場合、さらに絞り込んだ条件での見直しがおすすめです。
例えば、選択地域をもっと狭い範囲にしてみる。間取りを限定してみる。そこから駅から近い物件や築年数にこだわってみたりと組み合わせは沢山できます。
ご自身が一番優先順位の高いもの程、ピンポイントな条件に設定していくと今よりも条件にマッチした物件が出てくる可能性があります。
上記ポイントを踏まえつつ、物件の探索を行ってみましょう。
条件に合う物件が少ない場合
希望条件に合う物件が5件未満と少ない場合は、もう少し条件を緩和することで解決します。
具体的には、立地条件や価格、間取りといった物件選びの基本条件を少し広げてみると良いでしょう。すると、今まで見落としていたような物件が見つかることがあります。
一方、探しているエリアを少し広げてみるのも一つの方法です。
希望エリアから少し離れた場所なら、予算内で条件に合う物件が見つかるかもしれません。
また、それでも物件が少ない場合は、不動産業者に直接相談するのも良いです。
訪問しないと得られない情報や、市場の動向を把握した上で、最適な物件を提案できる場合もあります。
中古マンションの内覧で確認
マンション選びは、インターネットなどで情報を探し回るだけでなく、実際に自分の目で確認する「内覧」が大切です。
そこで、内覧の際にチェックすべきポイントを解説します。
◉ 物件の共用部分
◉ 物件の防音性
物件の外観
内覧で一番気になるのは、物件の外観ではないでしょうか。
外壁の色や形状、エントランスのデザイン、周囲の景観との調和などは日々の生活の一部となる要素だからです。
マンションの品質や印象、そして周囲からの印象も左右します。
欠陥がないか、手入れがきちんと行われているか、新築と中古の差も見極めるポイントです。
物件の共用部分
次に、マンション内の共用部分です。
共用部分とは具体的に言えばエントランスや廊下、エレベーター、共用廊下、ゴミ置き場などが該当します。
設備の清潔さや劣化の具合から、管理組合の活発さや管理体制度合いを確認することができます。
また、防犯面についても、セキュリティも確認しておくと良いでしょう。
物件の防音性
快適な生活のために、防音性も確認しましょう。壁や床、天井などの材質により、音の伝わり方は変わります。
一般的に、RC(鉄筋コンクリート)構造は防音性が高いといわれます。
また、他にも近くに線路があれば電車の通過する音も騒音のひとつになります。
そのため、内覧時には窓を開けて外の騒音の状態を確認するのも重要ポイントです。
≫≫ 防音性の高いマンションの見分け方とは?対策からリフォーム費用も解説
マンションの隣人について
隣人とのトラブルは生活の質を大幅に下げる可能性がありますので、内覧の際は可能な限り隣人の状況を把握しましょう。
情報は家主(大家さん)から聞くのが一番効率的です。
正直に聞きたいことを伺うことが、隣人トラブル回避のポイントです。
住んだ後に後悔しない、アスベストについて
アスベストとは、別名「石綿(いしわた)」とも呼ばれる天然鉱石の一種です。
耐久性や耐熱性にすぐれ、1990年代まで建築物に利用されていました。
しかし、非常に細かな繊維質が要因で健康被害が出ていたため、現在では使用禁止となっています。
現代では、ほとんどの建造物でアスベスト除去が施されていますが、まだ使用されている物件が稀にあります。
そのため、内覧時にアスベストが使われていないかを調査・確認しましょう。
不動産書類のチェックポイント
不動産書類では以下をチェックしましょう。
◉ 修繕計画
◉ 議事録
管理規約で確認するべきポイントは、リノベーションの可否やペットの可否。
また、楽器演奏などの是非です。また、マンションには適正な修繕計画が必要です。
仲介会社を通して、修繕履歴と今後の計画表を提出してもらうように依頼してください。
議事録とは、名前のとおり理事会の記録を指します。
また、交渉事があれば、仲介担当者が管理組合に交渉をしてくれるのかもポイントですので、必ず確認しましょう。
≫≫中古マンションのお得な買い方や契約の流れから注意点までを解説
まとめ
この記事では、中古マンションの選び方を中心に解説しました。
最も大切なポイントは自身のライフスタイル、予算に合った物件を見つけることです。
価格や立地だけでなく、管理状況や築年数、建物の耐震性についても確認しましょう。
予算設定については生活費や将来的な修繕費用も考慮に入れ、無理のない範囲での設定が重要です。
ご自身にとって最善の選択をすることが後悔しない中古マンション選びにつながります。