「分譲マンションを買いたいけど、失敗したくない……」
あなたはこんな悩みを抱えていませんか?
分譲マンションの購入は、人生の一大イベントです。失敗や後悔を避けるために、事前にしっかりと情報収集をしておきたいですよね。
しかし、分譲マンションの購入に関する情報は膨大で、何を調べればいいのかわからないという人も多いでしょう。
そこで、この記事では、分譲マンションの購入に関する注意点を、失敗しないためのポイントを押さえて解説します。
理想のマイホームを実現しませんか?
マンション購入で注意するべき4つのポイント
マンションの購入では以下の4つのポイントを注意点として押さえておきましょう。
◉ 物件探しで注意するべきポイント
◉ 周辺環境で注意するべきポイント
◉ 契約時に注意するべきポイント
詳しく解説していきます。
予算立てで注意するべきポイント
注意点のひとつは予算の立て方です。
一般的に、マイホームの購入価格は年収の4〜5倍が良いと言われています。参考までに、編集部でまとめた年収別の物件購入価格の目安を表にまとめました。
年収 | おすすめマンション価格 |
300~400万円 | 1500~1900万円 |
410~500万円 | 1910~2000万円 |
510~600万円 | 2500~3000万円 |
610~700万円 | 3100~3900万円 |
710~800万円 | 4000~4500万円 |
810~900万円 | 4600~5000万円 |
910万円以上 | 5100万円以上 |
また、以下の費用も発生するため押さえておきましょう。
■|初期費用(物件購入価格の一部も含まれる)
■|通年で発生する費用
初期費用は、「頭金」と「その他費用」に分けられます。
頭金とは、物件購入時に最初に支払うお金です。頭金を多めに用意しておくと、住宅ローンの借入額が減り毎月の返済額が減ります。また、金利上昇などのリスクに備えることができます。
とはいえ、物件価格の10〜20%程度が目安です。
その他の費用は以下のようなものがあります。
手付金 | 申込証拠金 | 登記費用 |
住宅ローン事務手数料 | 各種保険料(火災保険・地震保険など) | 印紙税 |
仲介手数料 | 登録免許税 | 不動産取得税 |
通年で発生する費用は以下。
管理費 | 修繕積立金 | 固定資産税 |
水道光熱費 |
頭金を除いた全体の費用は物件購入価格の6〜8%が目安です。
しておきましょう。
■|年収500万円の方向け適正購入価格の解説記事
■|年収600万円の方向け適正購入価格の解説記事
■|年収700万円の方向け適正購入価格の解説記事
■|年収800万円の方向け適正購入価格の解説記事
■|年収1,000万円の方向け適正購入価格の解説記事
物件探しで注意するべきポイント
物件探しで注意するポイントは共有部分の内見ができない場合があること、適正価格で売り出されているかを確認することです。
共有部分とは、廊下や階段、エレベーター、駐車場、ゴミ置き場などの、複数の住人が共用で使用する部分のこと。専有部分とは異なり、購入者が直接管理や修繕を行うことができません。そのため、購入前に、共有部分の状態や管理状況をしっかりと確認しておくことが重要です。
しかし、内見ができないことがあります。例えば、すでに住人のいるマンションの場合、許可が降りないケースがあります。
そのような場合は、不動産会社に依頼して、共有部分の写真を撮ってもらったり、管理会社に問い合わせたりして状態を確認しましょう。
マンションの価格は、立地や築年数、間取り、設備などによって異なります。そのため、複数の物件を比較検討して、適正価格で売り出されているかを確認することが大切です。
適正価格を確認する方法は、周辺の物件価格と比較をしたり、不動産鑑定士へ依頼するなどがあります。
≫≫ 中古マンションの探し方のコツを10個紹介!効率的に理想の物件に出会う方法とは
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周辺環境で注意するべきポイント
周辺環境で注意すべきポイントは、災害リスクと騒音です。
マンションは、長期にわたって住む場所です。地震や台風などの災害によって大きな被害を受けてしまうと、生活に大きな影響を与えてしまいます。
近年は地震や異常気象による災害が増えています。そのため、事前にハザードマップを確認したり、不動産会社へ周辺環境に対する相談をしておきましょう。
騒音が出そうな場所の確認もしましょう。
騒音は隣接する建物や道路からの騒音の影響を受けやすく、生活への支障となります。特に、繁華街や工場地帯などの近くは、騒音が気になる可能性も。
不動産会社へ過去の騒音トラブルについて質問をしたり、実際に様々な時間帯に現地に赴いて確認してみるのも良いです。
≫≫ 閑静な落ち着きのある物件に住みたい、静かな物件の探し方とは
契約時に注意するべきポイント
契約時に注意するべきポイントは以下。
■|重要事項説明書をよく理解する。
■|契約書の内容をしっかりと確認する。
重要事項説明書とは、物件の状態や規約などの重要事項に関する説明をした書類です。
基本的な流れとして、契約書も含めて宅建建物取引士の資格を持った担当者から説明を受けます。内容をくまなく確認して、疑問点などがあれば遠慮なく質問して納得することが大切です。
重要事項説明書の確認ポイントは以下です。
物件の所在地や形状 | 築年数や建物の構造 | 設備や間取り |
管理費や修繕積立金 | 規約や制約 |
契約書の確認ポイントは以下です。
売買価格 | 支払方法 | 引き渡し時期 |
瑕疵担保責任 | 抵当権の設定 |
上記を参考にしっかりと確認しておきましょう。
マンション購入する際の不動産選びの注意点
ここまでは、マンション購入に関する注意点を紹介してきました。次は購入先の不動産会社を選ぶ際の注意点を解説します。
◉ 中古購入ならリノベーションとセット
新築と中古によって不動産会社の特徴が異なる
マンション購入を検討する際には、新築と中古によって不動産会社の特徴が異なるため、それぞれの特徴を理解した上で、自分に合った不動産会社を選ぶことが大切です。
不動産会社選びのポイントは、「会社の強み」と自分の欲しい物件を照らしあわせることです。具体的には、新築マンションを希望するなら、新築物件が得意な不動産会社。中古マンションが希望なら、中古物件に特化した不動産会社を選ぶこと。
新築マンションと中古マンションは、それぞれにメリットとデメリットがあります。そのため、自分の希望や条件に合わせて、自分に合った不動産会社を選ぶことが大切です。
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中古購入ならリノベーションとセット
中古マンションを購入するなら、リノベーションとセットで購入することをおすすめします。リノベーションをすることで、自分好みの住まいに仕上げることができ、資産価値の向上にもつながります。
また、仲介手数料が無料の不動産会社を選ぶことで、コストを抑えることができます。中古マンション+リノベーションで得られるメリットがあります。
■|自分の理想の住まいを実現できる
■|物件購入のコストを抑えられる
■|資産価値が向上する可能性がある
リノベーションをすることで、自分好みの住まいに仕上げることができます。また、新築購入よりもコストを抑えられ、購入前の状態よりも資産価値の向上にもつながる可能性があるのがメリットです。
また、多くの不動産会社では仲介手数料がかかります。
平均的に売買価格の3%〜4%(消費税込)ですが、仲介手数料が無料の不動産会社を選ぶことも可能で、コストを抑えることができます。
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まとめ
この記事では、失敗しないためのマンション購入の注意点について解説してきました。
分譲マンションの購入前に、注意するべきポイントは必ず把握しておきましょう。
特に知っておくべきポイントは以下の通りです。
2. 物件探し:適正価格であるか。の確認と内見の有無
3. 周辺環境:災害リスクと騒音の確認
4. 契約:重要事項説明書と契約書の確認
5. 希望にある不動産会社の選定
6. 中古マンション+リノベーションも検討
人生において住まいの購入は大きな買い物のひとつです。理想の住まいを手に入れるためには、ある程度の知見とリスクヘッジを理解しておきましょう。