リノベーションとは?リフォームとの違いやメリット・デメリットを解説

リノベーションとは?リフォームとの違いやメリット・デメリットを解説

「自分らしい理想の住まいを手に入れたいけれど、新築は予算的に難しい…」そんな思いから中古物件のリノベーションに興味を持ちつつも、「何から始めればいいかわからない」と悩んでいませんか?

「リフォームとの違いって何?」「費用は一体いくらかかるの?」など、専門的なことが多くて不安に感じるでしょう。

この記事では、リノベーションの基礎知識からメリット・デメリット、費用相場、物件選びから工事完了までの具体的な流れ、注意点までを徹底的に解説します。

この記事を最後まで読めば、リノベーションに関する疑問が解消され、自分らしい住まいづくりへの第一歩を踏み出す自信が持てるはずです。

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リノベーションとは

リノベーションとは

リノベーションとは、既存の建物に大規模な工事を行い、住宅の性能を新築時よりも良くしたり、価値を高めたりすることです。

英語の「renovation」が示すように、単なる修理とは違います。

古くなった部分を直して新築の状態に戻すリフォームは、マイナスをゼロにする機能回復ですが、リノベーションはそれに加えて、新しい機能や価値を向上させることが目的です。

具体的には、住まいのデザイン性を高めたり、現代の生活スタイルに合わせて間取りや内外装を変えたりすることなどが含まれます。

例えば、耐久性や耐震性を上げるために壁を補強したり、家族が増えた場合に仕切り壁をなくして広いリビングダイニングキッチンにしたりする工事がリノベーションにあたります。

また、国土交通省の資料では、リノベーションを「古い建物の機能を今の時代に合うように変え、新しい機能を加えること」と定義しています。

内装を変えたり設備を交換したりするだけでなく、間取りの変更や、耐震性・省エネ性の向上など、住宅の性能や価値を大きく高めることを意味しており、国もリノベーションを推奨しています。

出典:マネジメント型まちづくりファンドの設立

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リノベーションとリフォームの違い

リノベーションとリフォームの違い

リノベーションとリフォームは、どちらも住宅の改修を指す言葉ですが、しばしば混同して使われることも少なくありません。

しかし、この2つには、工事の目的や規模において明確な違いがあります。

  • 住まいの一部を直す・取り替えるのがリフォーム
  • 物件の魅力を増やすリノベーション

住まいの一部を直す・取り替えるのがリフォーム

リフォームとは、一般的に既存の住宅で、古くなった箇所を元の状態に戻す工事のことです。

例えば、古くなった給湯器や台所の設備を新しいものに交換するなど、経年劣化で価値が下がった部分を、新築の状態に戻す工事がリフォームだと考えるとわかりやすいでしょう。

一部分だけ新しい設備を取り付ける場合もリフォームと言えます。

内装や外装をすべて新しくする「フルリフォーム」もありますが、この場合も配管や下地、間取りといった住宅の構造自体は変更せず、大規模なリフォームという扱いになります。

物件の魅力を増やすリノベーション

一般的に、リノベーションとは中古住宅に大規模な改修を行い、物件の価値を高める工事を指します。

具体的には、以下のような大規模かつ根本的な改修がリノベーションと呼ばれます。

  • デザイン性を重視し、内装を全面的に変える
  • 間取りを変更する
  • 必要に応じて、配管設備や建物の構造といったライフラインを新しくする
  • 骨組みだけを残して、家全体を改築する

このように、リノベーションは単なる修繕にとどまらず、物件に新たな価値を付加することを目的とします。

現場によっては、規模の大きなリフォームをリノベーションと同じ意味で使うこともあります。

リノベーションとリフォームの違いとは?メリット・デメリットから費用相場まで解説

リノベーションの種類

リノベーションの種類

リノベーションは、工事の規模や目的に応じていくつかの種類に分けられます。

ご自身の要望に合ったプランを選ぶことが大切です。

ここでは、代表的なリノベーションを3つの種類に分けてご紹介します。

  • 表層リノベーション | 内装の表面を刷新
  • 部分リノベーション | 設備や部屋単位で改修
  • フルリノベーション | 間取りから全面的に変更

表層リノベーション | 内装の表面を刷新

表層リノベーションは、キッチンやトイレなどの設備は変更せず、壁紙や床材といった、目に見える表面部分のみをきれいにするリノベーションです。

費用を抑えつつ、壁や床の汚れや傷みをなくし、住まいの美観を取り戻したい場合に適しています。

フルリノベーションの中では最も費用を抑えられる方法です。

また、リノベーション前の壁紙や床材と違うものを選ぶことで、住まいの雰囲気を大きく変えることも可能です。

部分リノベーション | 設備や部屋単位で改修

部分リノベーションとは、住宅の一部分に限定した改修工事を指します。

具体的には、内装や外装の変更、キッチン、浴室、トイレといった水回り設備の交換、小規模な間取りの変更などが含まれます。

工事の範囲が限定されているため、フルリノベーションに比べて工期が短く、費用を抑えられるのが特徴です。

また、工事場所によっては、住みながらの施工も可能です。

見た目をきれいにするだけでなく、最新の設備を導入することで、住宅の機能性や省エネ性能を高め、日々の生活の質を向上させることができます。

例えば、30年前のトイレに比べて洗浄水量を約60%削減できる最新のトイレに交換することで、水道代の節約といった経済的な効果も期待できます。

フルリノベーション | 間取りから全面的に変更

フルリノベーションとは、建物の骨組みだけを残して、内装をすべて取り壊す大規模な改修のことです。

戸建て住宅の場合は骨組みだけの状態にし、マンションの場合は室内をまっさらにしてから、新たに壁などを作っていきます。

建物全体を一度解体するため、間取りや水回りの配置を自由に設計できるだけでなく、配管の交換や耐震・断熱補強といった、通常のリフォームでは難しい工事も可能です。

これにより、築年数の古い物件でも性能を高め、安心で快適な住まいに生まれ変わらせることができます。

費用や時間はかかりますが、自由度が非常に高く、理想の住まいを実現できるのが最大のメリットです。

フルリノベーションとは?費用相場や事例からメリット・デメリットまで解説

リノベーションの費用相場

リノベーションの費用相場

リノベーションを検討する際、多くの方が費用を最も気にされるのではないでしょうか。

リノベーション費用は、戸建てかマンションかという建物の種類や、工事の規模によって大きく異なります。

一般的に、戸建てのリノベーション費用相場は300〜2,000万円、マンションの場合は300〜1,500万円程度が目安となりますが、これは小規模な部分改修から大規模な全体改修まで含まれるため、費用には幅があります。

ここでは以下の見出しで、より具体的な費用相場について見ていきましょう。

  • マンションのフルリノベーションの費用
  • マンションの部分リノベーションの費用
  • 戸建てのフルリノベーションの費用
  • 戸建ての部分リノベーションの費用

マンションのフルリノベーションの費用

マンションをフルリノベーションする場合の費用はおおよそ1,000〜1,500万円が目安です。

ただし、断熱工事が必要になったり、間取りを大きく変えるスケルトンリノベーションを行うと、費用がさらに高くなることがあります。

注意点として、マンションによってはスケルトンリフォームが認められない場合があるため、事前に管理会社などに確認することが重要です。

なお、マンションは建物全体で構造を支えているため、戸建てとは異なり、個別の住戸で耐震補強を行う必要は基本的にありません。

マンションの部分リノベーションの費用

マンションの内装を部分的にリノベーションする場合、一般的な費用相場は300万円から700万円程度です。

費用の内訳は基本的に戸建ての場合と同様に考えることができます。

ただし、マンションには特有の制約があるため、戸建てほど自由な施工ができない可能性があります。

また、設置場所によっては、階下の部屋に生活音が響く可能性もあるため、防音対策が重要です。

さらに、ベランダや窓といった外装や共用部分は、個人の都合でリノベーションできないケースがほとんどです。

マンションリフォーム/リノベーションの費用相場は?おしゃれな事例も紹介

戸建てのフルリノベーションの費用

戸建て住宅をフルリノベーションする場合、費用の目安はおおよそ1,000〜2,000万円程度と考えておくと良いでしょう。

この費用は、主に「建物の坪数」と「築年数」によって大きく左右されます。

一般的に、坪数が大きいほど工事の手間が増えるため、費用も高くなる傾向があります。

また、築年数が古い物件では、耐震補強や断熱補強が必要となることが多く、その分の費用が加算されます。

間取りを大きく変えるような大規模なスケルトンリノベーションを行う場合も、費用は高くなる傾向があります。

戸建ての部分リノベーションの費用

戸建て住宅の内装や外装を部分的にリフォームする際、費用は改修箇所によって異なります。

内装リフォームの場合、一般的に300〜700万円程度の費用がかかります。

主な工事内容と費用の目安は以下の通りです。

  • 壁紙の張り替え:1㎡あたり750~1,500円程度
  • フローリングの張り替え:1帖あたり2万~7万円
  • キッチン:50~150万円
  • 浴室:50~150万円
  • トイレ:10~50万円
  • 洗面所:10~50万円

屋根や外壁といった外装のリフォームでは、およそ70〜150万円が費用相場です。

外装工事では足場の設置が必須となり、別途10〜30万円程度の費用が発生します。

そのため、屋根と外壁を別々にリフォームするよりも、同時に行う方が足場代を節約できておすすめです。

戸建てリフォーム/リノベーションの費用相場や期間を施工内容ごとに徹底解説

リノベーションの進め方

リノベーションの進め方

中古物件を購入してリノベーションを行う場合、物件探しから工事の完了までには約半年ほどの期間が必要です。

一般的には、物件探しや購入手続き、プランニングに2〜3ヶ月、実際の工事から引き渡しまではさらに2〜3ヶ月程度かかります。

ここでは、リノベーションの具体的な流れを4つのステップに分けて解説します。

より具体的な費用相場について見ていきましょう。

  1. 物件を選定する
  2. 物件を購入する
  3. リノベーションの間取りやデザインの計画
  4. リノベーション工事の実施

1. 物件を選定する

リノベーションで最初にやるべきことは、戸建てやマンションなどの物件選びです。

まず物件の内覧から始めましょう。

この際、無理のない予算を客観的に算出し、信頼できる不動産会社にあらかじめ物件を紹介してもらうのが良いでしょう。

特に、物件探しから設計・施工まで一貫して任せられる「ワンストップ・リノベーション会社」がおすすめです。

次に、住宅ローンの事前審査を受けます。

これは、金融機関が住宅ローンの借入が可能かどうかを短期間で判断するためのもので、正式な申し込みの前に申込者の返済能力などが確認されます。

なお、物件を現金で一括購入する場合はこの審査は不要です。

購入したい物件が決まったら、売主と不動産売買契約を締結します。

これは、売主が不動産の権利を買主へ譲渡し、買主がその代金を支払うという約束を書面で交わすものです。

契約時には、物件価格の5%〜10%程度の手付金を売主に支払うのが一般的です。

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2. 物件を購入する

物件を選び終えたら、いよいよ購入の手続きに入ります。

ここで特に重要なのは住宅ローンの本審査です。

本審査は、事前審査よりもさらに詳しい確認が行われる、正式なローンの申し込みです。

金融機関が求める情報や書類をきちんと準備し、正確に伝えることが大切です。

本審査に通ったら、金融機関との間で住宅ローンの契約を結びます。

その後、売主への代金の支払いと物件の引き渡しが行われ、購入の手続きはすべて完了となります。

この際には、登録免許税や司法書士への報酬、仲介手数料といった諸費用の支払いも必要になることを覚えておきましょう。

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3. リノベーションの間取りやデザインの計画

物件の購入が完了すると、いよいよリノベーションに向けた具体的な設計や計画が始まります。

まず、設計士がお客様のリノベーションのご要望を詳しくお伺いし、物件の写真撮影、採寸、設備の状況確認といった現地調査を行います。

ヒアリングと現地調査の結果をもとに、設計士からリノベーションプランが提案されます。

通常は複数のプランが提案されるため、比較検討し、遠慮なくご希望を伝えてプランを具体化していきましょう。

理想のプランが決まったら、それに基づいて見積もりが作成されます。

予算内に収めるため、材料や設備機器を見直すなど、現実的な選択が必要になることもあります。

事前に実現したいことの優先順位を明確にしておくと、このプロセスがスムーズに進みます。

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4. リノベーション工事の実施

設計とプランが決まったら、リノベーションはいよいよ最終段階の施工に入ります。

まず、実際に工事を行う工務店やリフォーム会社と工事請負契約を結びましょう。

次に、近隣の方々への挨拶や、マンションの場合は管理組合への工事申請など、事前の準備を進めます。

これらの手続きは基本的に施工会社が行いますが、状況によっては、施主様ご自身で対応することもあります。

必要な許可が下りたら、いよいよ工事が始まります。

工事期間中は、定期的に現場を訪れて進捗状況を確認しましょう。

必要に応じて、現場で打ち合わせを行い、工事内容を調整することもあります。

工事が完了したら、施工業者と施主様がそれぞれ、設計図通りに工事が完了しているか検査します。

もし不備が見つかった場合は、修正工事を行います。

すべての検査に合格すれば、いよいよ物件の引き渡しとなり、リノベーションは完了です。

引き渡し後も安心して暮らすために、施工後のアフターケアがあるかどうかを、契約前に必ず確認しておきましょう。

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リノベーションのメリット6選

リノベーションのメリット6選

中古住宅のリノベーションには、新築住宅にはない多くのメリットがあります。

費用面だけでなく、住まいの機能性や選択肢の広がりなど、さまざまな魅力を見ていきましょう。

  • 立地や物件の選択肢が広がる
  • 費用を抑えられる
  • 間取りやデザインを柔軟に設計できる
  • ライフステージに応じて段階的に対応できる
  • 税金の負担を減らせる
  • 環境を考えた省エネな住まい

1. 立地や物件の選択肢が広がる

リノベーションを前提に家を探すと、物件の選択肢が大きく広がるのがメリットです。

例えば、「どうしてもこのエリアに住みたい」という希望があっても、理想通りの新築物件を見つけるのは簡単ではありません。

特に人気エリアでは新築住宅が少ないため、物件探しが難航しがちです。

しかし、リノベーションを視野に入れることで、そのエリアにある多くの中古物件も候補になります。

たとえ間取りが希望と違っていても、リノベーションで理想の形に変えられる可能性があるため、好立地の物件を手に入れやすくなるでしょう。

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2. 費用を抑えられる

リノベーションの大きなメリットは、新築住宅を購入するよりも費用を抑えやすいことです。

リノベーションでは、既存の建物の基礎や柱を活かして工事を行うため、新築に比べて工程が少なくて済みます。

また、すでに建物が建っている土地を利用するので、基本的に地盤改良工事なども不要となる場合が多いです。

これらの理由から、材料費や人件費、工事費を節約できる可能性があります。

もちろん、工事の規模によって費用は変わりますが、新築よりも少ない予算で理想の住まいを実現したい方にとって、リノベーションはとても魅力的な選択肢と言えるでしょう。

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理想のリノベーションを実現するには、信頼できるパートナー選びが大切です。

「立地やデザイン、自分らしさにこだわりたい。でも費用は抑えたいし、将来のライフスタイルの変化にも対応できるようにしたい。」

そんな希望をお持ちの方にとって、リノデュースは最適な選択肢となるでしょう。

物件探しから設計、施工までをまとめてサポートすることで、お客様の手間を大幅に減らします。

さらに、仲介手数料は無料、10年間のアフターサポートも付いているため、費用面でも品質面でも安心して理想の住まいづくりを進められます。

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3. 間取りやデザインを柔軟に設計できる

リノベーションの大きな魅力は、間取りやデザインを自分の理想通りにできる自由度の高さです。

新築でも自由に設計できますが、費用が高くなりがちで、予算の都合で希望を諦めざるを得ないこともよくあります。

その点、リノベーションなら、比較的少ない予算で理想のデザインを実現できます。

「壁を取り払って開放的なリビングにしたい」「書斎として使える部屋が欲しい」「こだわりの自然素材を使いたい」といった、住む人のこだわりや希望に柔軟に対応できるのが、リノベーションの大きな強みです。

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4. ライフステージに応じて段階的に対応できる

リノベーションは一度に全てを終える必要はなく、段階的に進めることができます。

例えば、「まず予算に合わせて1階だけをリノベーションし、数年後にお金を貯めてから2階を改修する」というように、柔軟な計画を立てることが可能です。

これは、増築とは異なり、木造2階建て以下の住宅であれば建築確認申請が不要な場合が多いからです。

家族構成やライフスタイルの変化に合わせて住まいを更新できる点も、リノベーションならではのメリットです。

5. 税金の負担を減らせる

リノベーションによって、固定資産税などの維持費を抑えられる場合があります。

一般的に、新築物件は資産価値が高いとみなされるため、固定資産税も高くなる傾向があります。

しかし、中古物件をリノベーションした場合、固定資産税はリノベーション前の評価額を基準に算出されることがほとんどです。

ただし、建築確認申請が必要となる床面積を増やすような大規模なリノベーションは例外です。

床面積を変えずに内装や設備を新しくするリノベーションであれば、税負担を抑えながら快適な住環境を実現できるでしょう。

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6. 環境を考えた省エネな住まい

リノベーションの利点として、既存の建物を活用し、太陽熱、自然光、風といった自然エネルギーを効果的に利用することで、環境に配慮した省エネ住宅をつくれる点が挙げられます。

具体的な省エネ改修の例としては、以下のものがあります。

  • 断熱性の高い窓や玄関ドアへの交換
  • 壁や床への断熱材の導入

これらの改修により、室内の温度を一定に保ちやすくなり、一年を通してエアコンの使用を抑え、CO2削減に貢献できます。

特に、住宅の中で熱の出入りが最も多いのは「窓」であり、夏は74%の熱が窓から入り、冬は52%の熱が窓から逃げるため、窓の断熱化は省エネ性能を高める上で非常に重要です。

さらに、風通しや採光を考慮して窓を設けることで、冷暖房の使用を減らしたり、照明の使用時間を短くしたりできます。

このように、リノベーションは人と地球にやさしい、快適な住まいを実現する有効な手段です。

リノベーションのデメリット3選

リノベーションのデメリット3選

リノベーションは自分らしい暮らしを実現するための魅力的な手段ですが、完成品を見てから購入するわけではないため、いくつかのデメリットも存在します。

後悔のない選択をするためにも、事前にどのようなデメリットがあるのかを理解しておくことが大切です。

ここでは、3つのデメリットについて解説します。

  • すぐの入居が難しい
  • 解体後にしか把握できないケースも
  • 新たに創造する際の困難さ

1. すぐの入居が難しい

中古物件を購入する場合、リノベーション工事期間中は基本的に居住できません。

物件の購入からリノベーションが完了し、実際に入居できるようになるまで、通常は3ヶ月から6ヶ月程度かかります。

そのため、「せっかく買ったのにすぐには住めない」という不満や、「子どもの入学に間に合わせたかった」といったスケジュールに関する問題に直面する方も少なくありません。

しかし、この点については、事前にリノベーション会社に相談することで対応できる場合があります。

入居希望時期が明確に決まっている場合は、それに間に合う別の物件を探したり、工事の範囲を調整したりするなど、柔軟な対応が可能です。

2. 解体後にしか把握できないケースも

特に、建物を骨組みだけにするフルリノベーションでは、解体するまでわからない問題が出てくることがあります。

例えば、図面に記載がなくても構造上取り除けない柱があったり、予想外の場所に給湯器が設置されていたりするケースです。

これらの内部状況は、どうしても解体前に完全に把握することは難しいものです。

しかし、こういったリスクは、事前の現地調査で建築士がある程度予測し、何ができて何ができないかを判断できます。

そのため、解体しないとわからないことがあるという点を理解した上で、事前に建築士とよく相談し、納得してからリノベーションを進めることが大切です。

3. 新たに創造する際の困難さ

リノベーションの大きな魅力は、理想の住まいを自由に設計できる点ですが、その反面、「何もないところから作り上げる難しさ」という側面もあります。

内装や間取りなど選択肢が多岐にわたるため、どうすれば良いか迷う方も少なくありません。

何から考えれば良いかわからず、理想の住まいづくりを諦めそうになるケースも見られます。

そのような場合は、一人で悩まずリノベーション会社に相談するのがおすすめです。

プロに相談すれば、細かな要望はもちろん、まだ言葉にできない潜在的なニーズまでも見つけ出し、理想の形にする手助けとなるでしょう。

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リノベーションの施工事例10選

リノベーションの施工事例10選

リノベーションでどのような住まいが実現できるのか、具体的な事例を見ていきましょう。

ここでは、リノデュースが手がけた10の個性豊かなリノベーション事例をご紹介します。

  • 千葉県 70平米台 「さまざまな人が集まる、多趣味が光る家」
  • 東京都 40平米台 「プライベートスペースを緩やかにつなぐ」
  • 東京都 70平米台「憧れのメゾネットリノベーション」
  • 神奈川県 40平米台 「ブラウンとモノトーン」
  • 東京都 60平米台 「素材感を楽しむ」
  • 神奈川県 50平米台「線・面のノイズを減らした クラフト感を感じるモダン空間」
  • 東京都 50平米台 「ゴージャスで優美な暮らし」
  • 千葉県 70平米台 「親子とペット、将来を見すえた家づくり」
  • 東京都 60平米台 「流行に左右されない経年が味に変わるリノベ」
  • 神奈川県 80平米台 「うちの自慢のコックさん」

1. 千葉県 70平米台 「さまざまな人が集まる、多趣味が光る家」

1. 千葉県 70平米台 「さまざまな人が集まる、多趣味が光る家」

結婚を機に、将来の家族構成の変化を見据えたご夫婦は、新築も検討しましたが、立地、予算、デザインの面で納得がいかず、間取りやデザインを自由に決められる中古マンションのリノベーションを選びました。

「友人や親戚を招き入れるスペース」をテーマに、多趣味なご夫婦の個性を反映しています。

写真やアートを楽しむギャラリースペース、お酒を楽しむための酒棚とバーカウンター、キャンプ用品も収納できるシューズインクローゼットに加え、モルタルや無垢フローリング、躯体らしさといった素材感を活かしたデザインが特徴です。

ご夫婦の趣味を空間に反映するため、L型のキッチンとダイニングには大きなカウンターを設け、人が集まりやすい雰囲気の良い空間を作り出しました。

コンクリートの梁をあらわしにし、木目の棚と組み合わせることで、並んだお酒が引き立つ空間を演出しています。

さらに、玄関やリビングの壁をギャラリースペースとして活用し、彩度を抑えた壁紙と角度調整が可能なダウンライトによって、作品がより魅力的に映えるように工夫しました。

こうして、ご夫婦のこだわりが詰まった、自分たちらしい住まいが完成しました。

無垢材やコンクリートの質感、ギャラリーなどを日々の暮らしの中で楽しみながら、これから友人や家族が集い、賑やかで快適な場所となっていくことでしょう。

事例について詳しく知りたい方はこちら

また、動画で詳しく知りたい方は、こちらもご覧ください。

2. 東京都 40平米台 「プライベートスペースを緩やかにつなぐ」

2. 東京都 40平米台 「プライベートスペースを緩やかにつなぐ」

これまでお住まいだった賃貸住宅の取り壊しが決まり、施主様は引っ越しを余儀なくされました。

年齢も考慮し、これを機に賃貸住まいから物件購入へと方向転換し、リノベーションを行うことになりました。

多忙な日々を送る施主様が、心から安らげる住まいを求められた結果、いくつかのご要望が生まれました。

それは、効率を重視したワークスペース、リビングと寝室を緩やかにつなぐ空間、スカイツリーの眺望を最大限に活かす設計、仕事道具を一目で確認できる収納です。

リノベーションでは、バルコニー側の二部屋を隔てていた壁を取り払い、スカイツリーを一望できる広々とした空間を実現しました。

鴨居とカーテンレールを設置することで空間を緩やかに仕切り、上部を開放することで空調効率を高めつつ、お気に入りの人形などを飾れるスペースも確保しました。

また、給湯器の位置を変えられないという制約を逆手に取り、上部に棚を設けることで収納スペースとして有効活用しています。

職人の技術により床の段差も解消し、住みやすさが格段に向上しました。

細部にまでこだわったリノベーションによって住まいの快適性は大きく向上し、日々の仕事で疲れ切った施主様が心身ともにリフレッシュでき、ストレスなく次の仕事へ向かえる、そんな安らぎに満ちた住まいが完成しました。

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3. 東京都 70平米台「憧れのメゾネットリノベーション」

3. 東京都 70平米台「憧れのメゾネットリノベーション」

このリノベーションは、メゾネットタイプという珍しい中古マンションの魅力を最大限に引き出し、マンションでありながら一戸建てのような暮らしを実現することを目的としていました。

そこで、LDKの中央にある階段を家の中心に据え、床材には施主が希望するパーケットフローリングを斜めに張ることにこだわりました。

また、清潔感のあるオーダーメイドの洗面台や、一つ一つ丁寧に選んだ照明やスイッチなど、細部にまでこだわった点が特徴です。

リノベーションでは、階段を大胆に見せることで広々としたLDKを作り出し、手すりを開放的なデザインに、2階の壁にはガラスブロックを埋め込んで光を取り入れるなど、開放感を高める工夫を随所に凝らしました。

こだわりのパーケットフローリングは、広い空間にダイナミックな印象を与えています。

さらに、2階の寝室は施主自身が壁を塗装し、専門業者による電気工事は確実に行いつつ、DIYで手を加える余地を残すことで、住まいへの愛着を育む計画としました。

その結果、マンションとは思えない、一戸建てのようなユニークな住まいが完成しました。

LDKの主役となった階段は、空間のアクセントとしてだけでなく、家族のつながりを深める役割も果たしています。

DIYでの壁塗りは楽しい思い出となり、住みながら自分たちで家を育てていくという、リノベーションならではの喜びを実感できる住まいとなりました。

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4. 神奈川県 40平米台 「ブラウンとモノトーン」

4. 神奈川県 40平米台 「ブラウンとモノトーン」

リノベーションの目的は、施主様が思い描いていた「ヴィンテージ感のある、赤みがかったブラウンとオフホワイトで構成された、落ち着いた雰囲気の空間」という明確なイメージを実現することでした。

施主様のこだわりは、コンセプトであるヴィンテージブラウンが際立つ空間づくりで、シート貼りではない、木の質感が感じられるドアや、クラシックなルーバータイプのクローゼットドアを希望されました。

また、キッチンは空間に馴染むように主張を抑え、スイッチやコンセントも全体の雰囲気に合うものを選びたいという要望がありました。

リノベーションでは、まずコンセプトに合う木の質感のドアを選び、床は玄関からキッチンまでをグレーのタイルで統一し、モノトーンですっきりとした印象にしました。

リビングと寝室は、将来的に施主様自身で張り替えができるように、あえてタイルカーペットを選びました。

異なる床材のつなぎ目には真鍮の見切り材を使用し、段差がないようにフラットに仕上げるなど、細部にも緻密な設計と施工が施されています。

その結果、施主様の理想とするブラウンが主役の、洗練された空間が完成しました。

当初予定していたガラスの間仕切りをやめ、家具で空間を区切るワンルーム形式にしたことで、将来のレイアウト変更にも柔軟に対応できる、自由度の高い住まいとなりました。

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5. 東京都 60平米台 「素材感を楽しむ」

5. 東京都 60平米台 「素材感を楽しむ」

このリノベーションは、モルタル、コンクリート、木といった様々な素材の質感をバランス良く組み合わせ、クールで洗練された住空間を作り出すことを目的としました。

施主様からは、職人の手仕事が感じられるモルタル仕上げのキッチンカウンターと、ラフで格好良いコンクリート打ちっぱなしの天井に強いご希望があり、インダストリアルな雰囲気でありながらも、温かみと心地よさを感じられる空間が求められました。

リノベーションでは、キッチンカウンターにひび割れ防止と防水機能を高めた特殊なモルタルを使用しました。

職人のコテの跡が唯一無二の美しい表情を生み出し、空間の主役となっています。

天井はコンクリートを打ちっぱなしにすることで天井が高くなり、広々とした開放的なLDKが実現しました。

無機質な空間に、ナチュラルなフローリングや木目が美しい背面収納、機能性とデザイン性を兼ね備えた木製ブラインドを組み合わせることで、素材同士が調和し、柔らかさと温かみが加わっています。

その結果、様々な素材が互いに引き立て合う、表情豊かな空間が完成しました。インダストリアルなデザイン性と、木製ブラインドによる断熱・遮熱効果による快適性を両立し、デザインと機能が融合した、心地よい住まいでの暮らしが始まっています。

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6. 神奈川県 50平米台「線・面のノイズを減らした クラフト感を感じるモダン空間」

6. 神奈川県 50平米台「線・面のノイズを減らした クラフト感を感じるモダン空間」

施主様は、長年の夢だった「海の近くに住みたい」という思いを実現するため、物件の購入を決意しました。将来の資産価値も考慮し、立地や建物の潜在能力が高い中古マンションを選び、自分たちらしい空間を創り出すリノベーションを選んでいます。

理想は、パリのアパルトマンのような、アンティーク感とモダンさが共存する空間。

予算との兼ね合いから、天井や壁の仕上げはDIYで行うことを希望されました。

お掃除ロボットが動きやすいバリアフリーな床、回遊性の高い間取り、ホームオフィスとしての機能性など、暮らしやすさへの強いこだわりもありました。

シンプルな空間だからこそ、細部にまで徹底的にこだわり、細幅の木材を使ったヘリンボーンの床、キッチンのデザイン、スイッチをドアのレバーハンドルの高さに合わせるなど、細部にわたる綿密な打ち合わせを重ねています。

施主がDIYで仕上げる壁や天井は、プロが下地を丁寧に仕上げることで、最終的なクオリティを高めるよう計画されました。

このリノベーションの最大の魅力は、施主自身がDIYで手を加えて完成させる「未完成のデザイン」です。

自分たちの手で住まいを育てていく楽しみがあり、完成後にはヘリンボーンの床が映える、唯一無二のインダストリアルモダンな空間となるでしょう。

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7. 東京都 50平米台 「ゴージャスで優美な暮らし」

7. 東京都 50平米台 「ゴージャスで優美な暮らし」

理想の住まいを実現するため、色や素材、小物を独自に組み合わせ、ゴージャスで優美な空間を作り上げることが目標でした。

施主様は色使いと素材選びに強いこだわりをお持ちで、寝室の壁には心を落ち着かせるターコイズカラーを、照明やスイッチにはゴールドを取り入れ、非日常的な雰囲気を演出しました。

浴室はタイル張りの、他にない空間にしたいというご希望から、2LDKの間取りを1LDK+Wに変更し、ゆったりとした空間を確保しました。

寝室にはゴールドのブラケット照明を設置し、間接照明の柔らかな光がターコイズカラーの壁紙と調和して、リラックスできる雰囲気とドラマチックな印象を両立させています。

浴室は床と壁を磁器質タイルで覆い、ホテルのように豪華な空間を実現しています。

キッチンの隣に設けたモルタル仕上げのダイニングテーブルなど、素材の意外な組み合わせで個性を際立たせています。

施主様のこだわりが詰まった、上質で魅力的な住空間が完成し、一日の疲れを癒す寝室や、リラックスできるバスルームなど、日々の生活を豊かにする工夫が施され、毎日が特別なものに感じられる住まいとなりました。

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8. 千葉県 70平米台 「親子とペット、将来を見すえた家づくり」

8. 千葉県 70平米台 「親子とペット、将来を見すえた家づくり」

施主様は、転勤の可能性が低いことからマイホーム購入を決意し、家族と飼っている2匹の猫が快適に暮らせるようにリノベーションを選びました。

利便性や予算を考慮して、中古マンションでの家づくりをスタートさせています。

広いLDK、家族それぞれの個室、そして猫専用の部屋を設けることが間取りの絶対条件でした。

キッチンは収納量を重視したII型レイアウトを希望し、猫が滑りにくいよう、床材は凹凸のあるフロアタイルを選ぶなど、ペットへの配慮が見られます。

玄関はベビーカーなども置けるように広くしたいという要望もありました。

将来、子どもが二人になった際に書斎部分を間仕切り壁で個室にできるよう、ライフスタイルの変化に対応できる間取りを提案しました。

猫が快適に過ごせるよう、床材の選定はもちろん、猫部屋に面した壁に回転窓を設けて、採光と換気を確保する工夫も凝らしています。

内装はアクセントクロスを使わず、紺色の建具をアクセントにすることで、全体的に爽やかで統一感のある印象に仕上がりました。

設計段階で様々なアイデアや注意点について話し合えたことで、施主様も納得のいく家づくりができたと実感されています。

どこにお金をかけるか優先順位を明確にしたことで、迷いなく計画を進めることができました。

家族とペット、そして将来を見据えた賢いリノベーションが実現しました。

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9. 東京都 60平米台 「流行に左右されない経年が味に変わるリノベ」

9. 東京都 60平米台 「流行に左右されない経年が味に変わるリノベ」

このリノベーションでは、築60年近いヴィンテージマンションの歴史を受け継ぎ、流行に左右されず、長く使うほどに味わい深くなる住まいを目指しました。

テーマは、施主様が所有する絵画などのコレクションが、さりげなく置かれてもインテリアとして調和する、懐の深い空間づくりです。

コンセプトは「飾らないデザイン」と「余白」。

LDKの一体感を重視したII型キッチンや、自分たちで壁を塗るDIYのスペース、十分な収納力を持つウォークインクローゼットを希望されました。

タイルと目地の組み合わせなど、細部にまでこだわりが感じられます。

家具のような木天板のキッチンを空間の中心に据え、床材も同じバーチ材で統一したことで、キッチンだけが浮いて見えることなく、部屋全体に統一感が生まれました。

リビングの壁は、施主様がDIYで塗り壁を楽しめるよう、パテ処理までの「未完成」の状態で引き渡しています。

収納は、デッドスペースをできる限りなくし、生活感を出さずに多くの物を収納できるよう工夫しました。

周りのインテリアを引き立てるシンプルな美しさと、住む人の個性を引き出す余白のあるデザインが実現し、これから施主様の手で壁が塗られ、センスの良い家具やアートが配置されることで、この家はさらに個性的で魅力的な空間へと成長していくでしょう。

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10. 神奈川県 80平米台 「うちの自慢のコックさん」

10. 神奈川県 80平米台 「うちの自慢のコックさん」

このリノベーションは、フレンチシェフであるご主人のために、プロ仕様のキッチンを中心とした、家族みんなが繋がれる空間づくりが、リノベーションの最大の目的でした。

レストランの厨房のような機能的で充実したキッチン周りが最優先の希望で、お子様の部屋は将来的に成長に合わせて2部屋に分けられるようにしたいという要望がありました。

築40年の物件の古さを活かし、コンクリートの躯体を露出させるなど、大胆なデザインも求められました。

リノベーションでは、LDKはキッチン、ダイニング、リビングの境界線をなくし、一体的な大空間としました。

レストランの厨房を思わせる幅2.4mのステンレスキッチンと大容量の業務用冷蔵庫を設置し、プロの料理人であるご主人の要望に応えました。

コンクリートの壁と木のフローリングという異なる素材の組み合わせが、独特のコントラストを生み出しています。

子供部屋には室内窓を設け、リビングから様子が見えるようにしつつ、将来的に間仕切り壁を設置できるよう補強を施し、可変性のある間取りを実現しました。

その結果、「キッチンを充実させたい」「壁をなくしたい」という大胆な要望が叶い、中古リノベーションならではのユニークな空間が誕生しました。

趣のある古さと新しさが調和したカフェのような住まいは、施主様も大変満足されており、家族の温もりを感じながら、自慢のコックが腕を振るう、温かみのある暮らしが始まりました。

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リノベーションを行う際の注意点

リノベーションを行う際の注意点

マンションリノベーションは、間取りやデザインの自由度が高く理想の住まいを実現しやすい一方で、構造や管理規約、費用面での制約もあります。

トラブルを未然に防ぎ、計画的に進めるために、特に中古マンションを購入してリノベーションを行う際には、以下の点に注意が必要です。

  • 間取り・内装変更の規約上の制限を確認
  • 断熱性に不足がないか
  • 管理費や積立金に過度な負担がないか
  • 新耐震基準に適合しているか
  • 国からの支援制度を確認する

間取り・内装変更の規約上の制限を確認

マンションのリノベーションでは、工事できるのは専有部分のみで、共用部分には手を加えられません。

そのため、建物の構造を支える柱や壁は撤去できず、窓サッシや玄関ドアといった共用部分の交換は、原則として認められていません。

また、トイレや浴室などの配管スペースの移動も制限される場合があります。

さらに、マンションの管理規約によって、床暖房の設置が禁止されていたり、床材の防音性能に基準が設けられていたり、水回り設備の移動や電気容量の追加が制限されることもあります。

理想の間取りやデザインが実現可能かどうか、物件を購入する前に管理規約や建物の構造を必ず確認することが重要です。

断熱性に不足がないか

マンションの断熱性能は、住み心地に大きく影響し、冷暖房の効率や結露の発生しやすさに関わってきます。

一般的にマンションは木造住宅よりも断熱性が高いことが多いですが、物件によっては窓やサッシの性能が十分でなく、断熱対策が必要になることもあります。

内覧の際は、窓の近くの温度を確かめたり、結露の有無を確認し、必要に応じて断熱リフォームを検討すると良いでしょう。

管理費や積立金に過度な負担がないか

マンションの所有者は、管理費とは別に、通常12〜15年ごとに行われる外壁塗装や屋上防水といった共用部分の大規模修繕に備えて、毎月、修繕積立金を支払う必要があります。

この修繕積立金は、建物の老朽化が進むにつれて修繕の必要性が高まるため、築年数が古いほど金額が高くなる傾向があります。

また、一度支払った修繕積立金は、原則としてマンションを売却しても返還されません。

物件購入後の資金計画に影響を与えるため、事前に修繕積立金の金額や将来的な値上げの計画などを確認しておくことが大切です。

中古マンションの管理費/修繕積立金の違いは?各相場と値上がる要因

新耐震基準に適合しているか

中古マンションを購入する際、新耐震基準を満たしているかを確認することが非常に重要です。

新耐震基準とは、1981年6月の建築基準法改正で定められたもので、震度6〜7程度の地震が起きても建物が倒壊しないレベルの耐震性能を指します。

一方、1981年より前に建てられた旧耐震基準のマンションは、大地震で倒壊する恐れがあります。

リノベーションは専有部分に対する工事で、マンション全体の耐震性を高めるものではないため、旧耐震基準の物件を検討する際は、必ず耐震補強工事が実施されているか確認してください。

さらに、新耐震基準を満たすマンションは住宅ローン控除が利用できますが、旧耐震基準の物件では適用されない場合があり、リフォームローンの金利も高くなる傾向があるため、結果的に総支払額が増加する可能性があります。

中古マンションは築何年がおすすめ?寿命から耐震性や選び方まで徹底解説

国からの支援制度を確認する

国はリノベーションを推進しており、費用負担を軽減するための支援制度が設けられています。

これらの制度を利用するには条件に合致する必要があるため、事前に確認することをおすすめします。

国土交通省が実施する「長期優良住宅化リフォーム推進事業」は、既存住宅の長寿命化や省エネ化などを目的とした補助金制度です。

住宅の性能向上度合いに応じて、最大160万円の補助金を受けられます。

さらに、若者・子育て世帯や中古住宅購入者には、最大50万円が加算される場合があります。

この制度の対象となるのは、既存の戸建て住宅や共同住宅です。

補助金の申請はリフォーム施工業者などが代行するため、個人で直接申請することはできません。

申請には、リフォーム前のインスペクションなどが必須となります。

出典:国土交通省「令和7年度長期優良住宅化リフォーム推進事業」

 

また、「リフォーム促進税制(所得税・固定資産税)」は、特定の性能向上リフォームを行った場合に税制上の優遇措置が受けられる制度です。

耐震、省エネ、バリアフリー、子育て対応など、国が定める特定の工事を行った場合、所得税の税額控除や固定資産税の減額措置が適用されます。

申請手続きでは、確定申告の際に「増改築等工事証明書」などの専門的な書類を提出する必要があります。

出典:国土交通省「リフォーム促進税制(所得税・固定資産税)について」

 

これらの制度は、リノベーションの内容や住宅の状況によって利用条件が異なります。

制度の活用を検討する際は、リノベーション会社や専門家に相談するようにしましょう。

中古マンションのリノベーション物件購入前に後悔しないための注意点を解説

リノベーションに関してよくある質問

リノベーションに関してよくある質問

ここでは、リノベーションに関するよくある質問に回答していきます。

  • 工事期間はどれくらいかかりますか?
  • 築年数が古い物件でもリノベーションは可能ですか?
  • リノベーションでよくある失敗例は何ですか?

Q1: 工事期間はどれくらいかかりますか?

リノベーションの期間は、工事の規模によって大きく変動します。

  • 部分的なリノベーションの場合:約1週間から1ヶ月程度
  • マンション全体のリノベーションの場合:約1ヶ月から3ヶ月程度
  • 戸建て全体のリノベーションの場合:約2ヶ月から4ヶ月程度

これらに加えて、プランニングや打ち合わせの時間も必要です。

一般的に、工事完了までには数ヶ月から半年程度を目安とすると良いでしょう。

Q2: 築年数が古い物件でもリノベーションは可能ですか?

はい、リノベーションはできます。

築年数が古い物件でも、耐震補強や断熱工事をすれば、新築のように安全で快適な住まいに生まれ変わります。

ただし、建物の状態によっては、大掛かりな修繕が必要になることもあります。

Q3: リノベーションでよくある失敗例は何ですか?

リノベーションでよくある後悔として、予算を明確にしないまま工事を始め、予期せぬ費用が発生して予算オーバーになることや、希望する設備を諦めざるを得なくなることがあります。

また、イメージだけで間取りを伝えた結果、住んでみると生活動線が悪かったり、収納が足りなくなったりするケースも少なくありません。

さらに、業者との間でデザインや仕様の認識にずれが生じ、完成後にイメージと違うと感じることもあります。

これらの失敗を防ぐには、事前の綿密な計画と業者との丁寧なコミュニケーションが不可欠です。

リノベーションをワンストップで支援する「リノデュース」

リノベーションをワンストップで支援する「リノデュース」

この記事では、リノベーションについて解説してきました。

リノベーションは、既存の住宅に新しい価値を加え、自分らしい理想の住まいを実現できる魅力的な選択肢です。

しかし、自由度が高い分、何から始めたら良いか迷う方もいらっしゃるでしょう。

リノデュースでは、中古物件選びからリノベーションまでを仲介手数料無料のワンストップサービスでご提供しています。

お客様一人ひとりのご要望に寄り添ったプランニングとご提案で、安心してお客様の理想の住まいづくりをお任せいただけます。

さらに、施工後10年間のアフターサポートもご用意しており、入居後も安心して長くお住まいいただけます。

まずは、豊富な施工事例が詰まったカタログで、理想の暮らしをイメージしてみましょう。

リノデュースについての施工事例集のダウンロードはこちら

また、実際の素材感や空間を体感できるショールームを各地で開催しているので、ぜひお気軽にお越しください。

ショールームの詳細はこちら

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    「リノデュース」は施工会社からスタートした会社です。
    その後、デザイン・設計や不動産の領域に事業を拡大し、ものづくりの会社である技術と不動産業の知識を活かし、ワンランク上のリノベーションを提供しています。今まで不動産業界では当たり前とされていた「両手仲介」や「囲い込み」などの仲介手数料による利益の最大化を狙う業界の習慣から、仲介手数料のかからない新しい不動産仲介の仕組みを作りたいとの思いが強くなりました。

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