マンションの5階の高さは地上約15mが目安です。ただし、これは階高を3mとして計算した天井付近の高さで、床面は約12mとなります。実際の高さは建物の構造や階高によって異なります。
マンション5階は、眺望や日当たり、防犯面でメリットがある一方、エレベーター停止時の移動負担や生活音、虫の侵入などに注意が必要です。
この記事では、マンション5階の購入を検討している方に向けて、以下の内容を解説します。
この記事でわかること
- マンション5階の高さの目安と正確な高さの確認方法
- マンション5階が人気を集める理由とデメリット
- 5階と1階・6階・7階・高層階の住み心地の違い
- 階数による価格差と購入時に確認したいポイント
マンション5階の住み心地を把握し、自分や家族のライフスタイルに合った物件を選ぶための参考にしてください。
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マンション5階の高さは約15メートル
マンション5階の高さは、1階分の階高を3mとして計算すると約15mが目安です。ただし、階高は建物の構造や築年数によって異なり、2.5〜3mとした場合、5階の天井付近までの高さは約12.5〜15mです。また、1階に店舗や駐車場があるマンションでは、さらに高くなる場合があります。
ここでは、マンション5階の高さの計算方法や建築基準法による高さ制限、階高・天井高との違いについて解説します。
- 1階分の階高3mで計算すると5階は約15m
- 建築基準法で定める高さ制限の3種類
- 階高・天井高・海抜との違いを比較表で整理する
- 1階が店舗・駐車場のマンションは5階の床面が高くなる
1階分の階高3mで計算すると5階は約15m
マンション5階の高さは、1階分の階高を3mとした場合、地上から5階の床面まで約12m、天井付近まで約15mが目安です。一般的な階高は2.5〜3m程度で、築年数や建物の構造によって異なります。
なお、建築基準法施行令第21条では居室の天井高を2.1m以上と定めていますが、これは階高そのものの最低基準ではありません。
建築基準法で定める高さ制限の3種類
マンションの高さは、建築基準法に基づく「絶対高さ制限」「斜線制限」「日影規制」の3種類によって制限されます。
それぞれの内容と目的は以下の通りです。
| 制限の種類 | 内容 | 目的 |
| 絶対高さ制限(第55条) | 第一種・第二種低層住居専用地域などで建物の高さを原則10mまたは12mに制限 | 低層住宅地の住環境を保護する |
| 斜線制限(第56条) | 道路斜線・隣地斜線・北側斜線により建物の各部分の高さを制限 | 採光・通風などを確保する |
| 日影規制(第56条の2) | 対象区域で冬至日に周辺へ落とす日影の時間を制限 | 周辺住宅の日照環境を保護する |
また、自治体が都市計画で建築物の高さの最高限度などを定める「高度地区」による制限もあります。
マンション購入時は、自治体の都市計画図で用途地域や高度地区を確認すると、周辺に同程度以上の高さの建物が建つ可能性を判断する手がかりになります。
階高・天井高・海抜との違いを比較表で整理する
マンション5階の高さを正しく把握するには、「床面の高さ」「階高」「天井高」「海抜」の違いを理解することが重要です。
それぞれの意味や目安、確認方法は以下の通りです。
| 項目 | 意味 | 5階の目安 | 確認方法 |
| 5階床面の高さ | 地盤面から5階の床面までの高さ | 約10〜12m(階高2.5〜3mの場合。1階の床の高さは含まない) | 竣工図・設計図書 |
| 階高 | 下階の床面から上階の床面までの高さ | 1層あたり約2.5〜3m | 竣工図の断面図 |
| 天井高 | 室内の床面から天井までの高さ | 約2.2〜2.5m | 間取り図・現地での計測 |
| 海抜 | 平均海面を基準とした高さ | 敷地の標高+5階床面の高さ | 国土地理院の地理院地図・設計図書 |
※数値は一般的な設計値に基づく目安です。5階床面の高さは、階高×4層+1階床面の地盤面からの高さで計算します。
建築基準法施行令第21条では、居室の天井高を2.1m以上と定めています。また、敷地の標高は国土地理院の地理院地図で確認できます。
階高は築年数や建物の構造によって異なるため、購入前には竣工図や設計図書で実際の高さを確認しましょう。
1階が店舗・駐車場のマンションは5階の床面が高くなる
1階が店舗や駐車場のマンションは、天井高や車路の有効高さを確保するため、住宅専用の建物より階高が大きくなる場合があります。例えば、1階の階高が通常より1m高ければ、5階の床面も約1m高くなる計算です。
眺望や日当たりにも影響するため、購入前に竣工図の立面図・断面図で各階の床面の高さを確認しましょう。
マンション5階が人気を集める理由
マンション5階は、周囲の戸建て住宅より高い位置にあることが多く、眺望が開けやすく、日当たりも確保しやすいことから人気があります。また、低層階と比べて外部からの侵入経路が限られ、周囲からの視線も気になりにくい点が魅力です。
ここでは、マンション5階が人気を集める4つの理由を解説します。
- 5階は周囲の戸建てを超えて眺望が開ける
- 5階は前面の建物に遮られにくく日当たりが安定する
- 侵入経路が限られ道路からの視線も気にならない
- 停電時も階段で上り下りできる高さ
5階は周囲の戸建てを超えて眺望が開ける
マンション5階は地上約15mの高さが目安で、一般的な2階建て戸建て住宅(約6〜7m)より高いため、眺望が開けやすい点が魅力です。周囲に低層住宅が多い立地では、空が広く見え、遠くの景色を楽しめる場合もあります。
ただし、前方に高層ビルがある場合は、視界が遮られる可能性があります。
5階は前面の建物に遮られにくく日当たりが安定する
マンション5階は、周囲の2〜3階建ての戸建てやアパートに日差しを遮られにくく、安定した日当たりを確保しやすい点が魅力です。日当たりが良ければ洗濯物が乾きやすく、冬場の暖房費も抑えられる場合があります。
その分、南向きや西向きの部屋は夏場に暑くなりやすいため、遮熱カーテンやブラインドによる対策も検討しましょう。
方角ごとの日当たりの違いは、東向きマンションで後悔しないための基礎知識とメリット・デメリット、日当たりが良いとされる南向きマンションのメリット・デメリットを解説、北向き中古マンションは後悔する?理由やリノベで解決できるポイントも解説で詳しく解説しています。
侵入経路が限られ道路からの視線も気にならない
マンション5階は地上から高さがあるため、低層階に比べてベランダから侵入されにくく、防犯面で安心感があります。また、道路を通行する人の視線が届きにくく、カーテンを開けて過ごしやすい点も魅力です。
ただし、5階でも侵入被害は起こり得るため、玄関や窓の施錠は欠かせません。
出典:警察庁「住まいる防犯110番」
停電時も階段で上り下りできる高さ
マンション5階は、地震や台風でエレベーターが停止しても、10階以上の高層階と比べて階段で避難・帰宅しやすい高さです。体力に問題がなければ、数分程度で地上へ降りられる場合もあります。
一方で、重い荷物を持って上る際は負担が大きく、高齢者や足腰の弱い方は注意が必要です。
マンション5階に住むデメリット
マンション5階は眺望や防犯面でメリットがある一方、下階への生活音やエレベーター停止時の移動負担などに注意が必要です。また、立地によっては排気ガスや浸水リスクがあり、5階でも虫の侵入を完全には防げません。
ここでは、5階に住むデメリットについて解説します。
- 下の階への生活音に配慮が必要になる
- 交通量の多い立地では排気ガスの影響を受ける
- エレベーター停止時に階段の上り下りの負担がある
- 浸水想定区域とハザードマップを内見前に確認する
- 5階でも虫はゼロにならず、生活音と暑さはリノベーションで軽減できる
下の階への生活音に配慮が必要になる
5階建てマンションの最上階だとしても、下の階の住民に対して生活音の配慮が必要です。
家電製品の生活音は、下の階に響かないように配置をすることや、直接床に置かないこと、周囲に防音シートを貼ることで対策がとれます。育ち盛りの子どもがいる家庭や、ペットを飼っている家庭は足音や声の対策として、防音マットやカーペットがおすすめ。
入居前には下の階の人に挨拶を必ず行い、良好な関係を築いておくことも大切です。
鉄筋コンクリート造は防音や遮音性に優れている点が特徴ですが、マンションによって壁や床の厚みが異なるため、購入前に構造の確認をしておきましょう。
交通量の多い立地では排気ガスの影響を受ける
前面道路や付近に交通量の多い道路があるマンションは、排気ガスの影響を受けやすく注意が必要です。幹線道路沿いの物件では、排気ガスや粉じんで窓まわりやバルコニーが汚れやすくなります。
また、排気ガスがベランダに干している洗濯物に付着すると汚れてしまいます。外干しをしたい家庭は、道路の反対側にベランダのあるマンションがおすすめです。排気ガス以外にも交通量の多い道路付近は騒音が気になる可能性があります。中古マンションの内見は昼夜問わずさまざまな時間帯で行うことが大切です。
しかし、人や車が多く通る道路は四六時中人の目が届くため、防犯対策になるという利点も。こだわるポイントをしっかり見極めて要望に合う物件を見つけましょう。
エレベーター停止時に階段の上り下りの負担がある
マンション5階は、地震や台風でエレベーターが停止した際、階段での上り下りが負担になる点がデメリットです。10階以上と比べれば移動しやすく、数分で地上へ降りられる場合もありますが、重い買い物袋を持って上る際は体力を消耗します。
特に高齢者や妊婦、足腰の弱い方は注意が必要です。
浸水想定区域とハザードマップを内見前に確認する
マンション5階でも、立地によっては洪水・高潮・津波の浸水想定区域に含まれるため、購入前の確認が重要です。特に、建物の浸水によってエレベーターや電気設備が使えなくなる可能性があります。
内見前には、以下の項目を確認しましょう。
- ハザードマップポータルサイトで浸水想定の深さや浸水継続時間を確認する
- 自治体の防災マップで避難場所や避難経路を確認する
- 現地での内見を行い、 窓を開けて騒音・排気ガス・風通しを確認し、管理組合に修繕計画やエレベーターの点検予定を確認する
内見前の物件の探し方は、中古マンションの探し方のコツを10個紹介!効率的に理想の物件に出会う方法とはで詳しく解説しています。
5階でも虫はゼロにならず、生活音と暑さはリノベーションで軽減できる
マンション5階でも、蚊やハエが風に乗って侵入したり、ゴキブリが配管や換気口から入り込んだりする可能性があります。虫対策には網戸や換気口フィルターが有効です。
また、生活音や夏の暑さは、遮音性の高い床材や内窓、断熱材を使ったリノベーションで軽減できます。ただし、床材の遮音等級は管理規約で指定されている場合があるため、購入前に確認しましょう。
物件探しから設計・施工まで一社で対応する「リノデュース」
リノデュースでは、中古マンションの物件探し・仲介からリノベーションの設計・施工まで一社で対応しています。5階の物件を内見する段階で、床の遮音や断熱工事の可否を確認し、物件価格と工事費を合わせた総額を相談できます。
また、管理規約や構造上の制約も購入前に把握できるため、希望する工事ができないリスクを軽減可能です。
運営会社は青山本店を構える株式会社テシオで、対応エリアは東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城です。詳しいサービスの流れは以下のページからご確認ください。
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マンションの5階と6階・7階の住み心地の比較
マンションの5階・6階・7階では、眺望や虫の侵入しやすさ、エレベーターの利用負担、物件価格などに違いがあります。階数が高ければ必ず虫が減ったり、眺望が良くなったりするとは限りません。
ここでは、5階と6階・7階の特徴を比較し、小さなお子様や高齢者がいる家庭、眺望を重視する方など、ライフスタイル別に適した階数を解説します。
- 5階と6階・7階では眺望や虫の侵入に違いがある
- 小さなお子様がいるご家族には5階が向いている
- 虫が苦手な方や眺望を重視する方には6階・7階が向いている
5階と6階・7階では眺望や虫の侵入に違いがある
マンションの5階と6階・7階では、眺望の広さや虫の侵入しやすさ、階段移動の負担に違いがあります。
階数が高いほど周囲の建物に視界を遮られにくく、飛来する虫も減る傾向がありますが、完全に防げるわけではありません。
| 階数 | 床面の高さの目安 | 眺望 | 虫の侵入 | 階段の負担 |
| 5階 | 約12m | 低層住宅の屋根を越えやすい | 侵入する可能性がある | 比較的少ない |
| 6階 | 約15m | 5階より視界が開けやすい | 5階より減る傾向 | やや大きい |
| 7階 | 約18m | より遠くまで見渡しやすい | 減る傾向があるがゼロではない | 大きい |
※床面の高さは、1階床面を地上0m、階高を3mとして「3m×(階数-1)」で算出した計算値です。
また、6階・7階は周囲の建物の影響を受けにくく、日当たりが安定しやすい一方、西向きの部屋では夏場の暑さに注意が必要です。階数だけでなく、周辺環境や家族構成、日常の移動負担も考慮して選びましょう。
小さなお子様がいるご家族には5階が向いている
小さなお子様や高齢のご家族がいる場合は、6階・7階より階段移動の負担が少ない5階が選択肢になります。地震や停電でエレベーターが停止しても、比較的短時間で地上へ避難できる点がメリットです。特に、保育園への送迎や買い物などで外出が多い家庭では、階段を利用する際の負担を抑えられます。
ただし、5階でもベビーカーや車いすを使った階段移動は難しく、介助が必要になる場合があります。
また、5階でもベランダからの転落は命に関わるため、補助錠の設置や足場になる物を置かないなどの対策が欠かせません。
虫が苦手な方や眺望を重視する方には6階・7階が向いている
虫の侵入をできるだけ避けたい方や、開放的な眺望を楽しみたい方には、マンションの6階・7階が向いています。階数が高くなるほど蚊やコバエなどの飛来が減る傾向があり、周囲の建物に視界を遮られにくくなるのが主な理由です。特に、リモートワークで自宅にいる時間が長い方や、バルコニーでガーデニングや朝食を楽しみたいご夫婦に適しています。
一方で、6階以上でも虫の侵入を完全には防げないため、網戸などの対策は必要です。
また、階数による価格差や将来の売却のしやすさも考慮しましょう。眺望を重視する場合は、内見時に周囲の用途地域や建築計画を確認することが重要です。
マンション5階の価格差の目安
マンションの価格は階数が高いほど上がる傾向がありますが、価格差は立地や眺望、建物の総階数などによって異なります。5階の購入を検討する際は、同じマンションの他の階と価格を比較することが重要です。
また、物件価格だけでなく、購入時の諸費用やリノベーション費用を含めた総額を把握し、予算に合った物件を選びましょう。
- 階数による価格差は物件ごとに違う
- 5階のリセールは階数より立地と管理状態で決まる
- 諸費用とリノベーション費を含めた総額で予算オーバーを防ぐ
階数による価格差は物件ごとに違う
マンションは同じ棟でも階数が高いほど価格が上がる傾向がありますが、価格差は立地や眺望、総階数、部屋の向きによって異なります。比較する際は、仲介会社に同じ棟・同じ間取りの過去の成約事例を確認しましょう。
また、国土交通省の「不動産情報ライブラリ」で周辺エリアの取引価格を調べることも有効です。
5階のリセールは階数より立地と管理状態で決まる
マンション5階の売却価格は、階数だけでなく、駅からの距離や築年数、建物の管理状態、修繕積立金の水準などに大きく左右されます。中層階は価格と住みやすさのバランスを重視する方に選ばれやすいものの、5階だからといって売却時に有利・不利になるとは限りません。
将来の売却を見据えるなら、購入前に長期修繕計画や修繕積立金の残高、管理組合の総会議事録を確認しましょう。
リノベーション後の資産価値の考え方は、リノベーションした中古マンションの資産価値を分かりやすく解説で詳しく解説しています。
諸費用とリノベーション費を含めた総額で予算オーバーを防ぐ
マンション5階の購入では、物件価格だけでなく、仲介手数料や登記費用、住宅ローン諸費用、リノベーション費を含めた総額で比較することが重要です。
例えば、物件価格3,500万円の場合、仲介手数料の上限は以下の計算で税込122.1万円となります。
| (3,500万円×3%+6万円)×1.1=122.1万円 |
したがって、購入総額は「3,500万円+122.1万円+その他の諸費用+リノベーション費」となります。
リノベーション費の目安は、リノベーション費用相場とは?費用を抑えるコツや注意点も徹底解説で確認できます。
仲介手数料が無料になる条件を設けている会社もあるため、物件探しの段階から総額を試算し、予算オーバーを防ぎましょう。
仲介手数料が無料になる会社の仕組みと条件は、中古マンションの仲介手数料無料会社おすすめ7選|仕組みと注意点で比較しています。
物件探しとリノベーションのセット依頼で仲介手数料が無料になる「リノデュース」
リノデュースでは、中古物件の購入とリノベーションをセットでご依頼いただいた場合、物件購入時の仲介手数料が無料になります(仲介のみ・リノベーションのみは対象外)。
例えば、3,500万円の物件なら仲介手数料の上限は税込122.1万円となり、条件を満たせば、その分を床の遮音や断熱工事などに充てられます。対応エリアは東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城です。
中古物件の購入とリノベーションをセットで進める流れや仲介手数料の条件は、以下のページからご確認ください。
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マンション5階と他の階数の住み心地の違い
マンション5階と他の階数では、建物の高さや眺望、移動の負担、室温の変化などに違いがあります。1階は出入りがしやすく、専用庭付きの物件もありますが、湿気や防犯面への注意が必要です。
一方、高層階は眺望に優れるものの、夏場の暑さやエレベーターへの依存が課題となります。
ここでは、階数ごとの特徴や住み心地の違いを比較します。
- 階数別の高さと特徴を比較表で整理する
- 5階は低層階と中層階のどちらに当たるか
- 5階の地震対策は階数より耐震基準で見る
- 5階と高層階(10階以上)の違い
- 1階のメリット・デメリットと5階との違い
階数別の高さと特徴を比較表で整理する
マンションは階数によって、眺望や日当たり、虫の侵入しやすさ、移動の負担が異なります。1階は出入りしやすい一方、5階は眺望と移動負担のバランスが取りやすく、10階以上は開放感を得やすい点が特徴です。
それぞれの違いは以下の通りです。
| 階数 | 床面の高さの目安 | 眺望・日当たり | 虫の侵入 | 移動の負担 | 注意点 |
| 1階 | 約0m | 周囲の建物に遮られやすい | 比較的侵入しやすい | 少ない | 湿気・防犯・道路からの視線に注意 |
| 3階 | 約6m | 立地によっては眺望が開ける | 侵入する可能性がある | 比較的少ない | 周囲の建物による日影に注意 |
| 5階 | 約12m | 低層住宅より高く、眺望が開けやすい | 侵入する可能性がある | 中程度 | 停電時の階段移動に注意 |
| 10階以上 | 約27m以上 | 遠くまで見渡しやすく、日当たりも確保しやすい | 飛来する虫は減る傾向 | 大きい | エレベーターへの依存や強風、最上階の暑さに注意 |
※床面の高さは、1階床面を地上0m、階高を3mとして「3m×(階数-1)」で算出した目安です。実際の高さは建物の構造や階高によって異なります。
階数ごとの特徴をさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
マンション3階の高さは何メートル?最強説の理由と後悔・デメリット
マンション1階の湿気・カビ対策7選|乾きやすい部屋の見分け方
5階は低層階と中層階のどちらに当たるか
マンション5階が低層階と中層階のどちらに当たるかは、建物の総階数によって異なります。
明確な統一基準はなく、建物を3分割して分類する場合、5階建てでは最上階、10階建てでは中層階、15階建てや30階建てでは低層階に該当します。
5階の地震対策は階数より耐震基準で見る
マンション5階の地震対策では、階数だけでなく建物の耐震基準を確認することが重要です。1981年6月に導入された新耐震基準は、震度6強〜7程度の地震でも倒壊・崩壊しないことを目標としています。中古マンションの購入時は建築確認日を調べ、旧耐震基準の物件では耐震診断や耐震補強の実施状況を確認しましょう。
耐震基準の違いと物件の選び方は、中古マンション選びで気になる耐震基準!過去の被害状況から選び方を解説で詳しく解説しています。
5階と高層階(10階以上)の違い
マンションの5階と高層階(10階以上)の違いは、眺望・日当たり、エレベーターの利用負担、夏の室温、地震時の揺れ方、虫の侵入の5点です。
それぞれの特徴を以下の表で比較します。
| 比較軸 | 5階 | 高層階(10階以上) |
| 眺望・日当たり | 低層住宅より視界が開けやすい | 遠くまで見渡しやすく、日当たりも確保しやすい |
| エレベーターの待ち時間と停止時の移動 | 階段での移動負担が比較的少ない | 待ち時間は設備や運行状況によって異なり、停止時の階段移動は負担が大きい |
| 夏の室温 | 周辺環境や断熱性能によって異なる | 日射の影響を受けやすい場合があり、特に最上階は屋根からの熱にも注意 |
| 地震時の揺れ | 建物の構造によって異なる | 高層建築物では長周期地震動による大きく長い揺れに注意 |
| 虫の侵入 | 蚊やハエなどが侵入する可能性がある | 飛来する虫は減る傾向があるが、侵入を完全には防げない |
| 向いている人 | 移動のしやすさと眺望のバランスを重視する方 | 開放的な眺望や周囲からの視線の少なさを重視する方 |
高層階は眺望が開けやすい反面、エレベーター停止時の移動負担が大きくなります。
また、気象庁によると、高層ビルは長周期地震動によって大きく長時間揺れる場合があります。※マンションは何階がいいか迷った場合は、眺望を優先するか、日常の移動のしやすさを優先するかで判断しましょう。
最上階の室温上昇については、マンション最上階が暑いのはなぜ?原因から暑さ対策までを紹介で詳しく解説しています。
1階のメリット・デメリットと5階との違い
マンションの1階は、出入りがしやすく、専用庭付きの物件もある一方、湿気や虫、防犯面への対策が必要です。
5階とは住み心地の特徴が異なりますが、適切な対策を行えば1階も十分に選択肢となります。
| 比較軸 | 1階 | 5階 |
| 出入り・移動 | エレベーターを使わずに出入りしやすい | エレベーターの利用が中心 |
| 眺望・日当たり | 周囲の建物や塀に遮られやすい | 眺望が開け、日当たりも確保しやすい |
| 湿気 | 地面に近く、湿気がこもる場合がある | 地面からの湿気の影響を受けにくい |
| 虫 | 庭や植栽から侵入しやすい | 侵入は減る傾向があるがゼロではない |
| 防犯・視線 | 道路からの視線や窓からの侵入に注意 | 外部からの視線や侵入のリスクが比較的小さい |
| 下階への生活音 | 下階の住戸への配慮が不要な場合が多い | 下階への足音や生活音に配慮が必要 |
| 災害時(浸水・避難) | 避難しやすいが浸水被害を受けやすい | 階段移動の負担があるが、居室への浸水リスクは比較的小さい |
1階の主なメリットは以下の3つです。
- エレベーターを使わずに出入りできる
- 専用庭やテラス付きの物件がある
- 下階への生活音を気にせず暮らしやすい
一方、デメリットには次のような対策が有効です。
- 湿気・カビ: 換気や除湿、床下の断熱対策を行う
- 防犯: 面格子や防犯フィルム、補助錠を設置する
- 虫の侵入: 網戸や換気口フィルターを活用する
また、内見時には道路からの視線や日当たりを確認しましょう。湿気や視線の問題は、内窓や断熱工事、可能な範囲での窓まわりの改修によって軽減できる場合があります。
1階の湿気やカビへの対策については、マンション1階の湿気・カビ対策7選|乾きやすい部屋の見分け方で詳しく解説しています。
1階の専用庭付きの住戸については、専用庭付きマンションのデメリットは?メリットもわかりやすく解説で詳しく解説しています。
マンションの5階に関するよくある質問
ここでは、以下のマンションの5階に関するよくある質問とその回答について解説します。
- マンション5階は地上何メートルですか?
- マンションの高さは建物によって違いますか?
- 1階が駐車場や店舗のマンションは5階の高さが変わりますか?
- ゴキブリは何階まで侵入しますか?
マンション5階は地上何メートルですか?
一般的なマンション5階の床面は、地上約12〜13mが目安です。1階の床面を地上0m、各階の階高を3mとすると、5階の床面は約12m、天井付近は約15mになります。
ただし、1階が店舗などで階高が大きい場合は、さらに高くなることがあります。
マンションの高さは建物によって違いますか?
マンションの高さは建物の構造や用途、設計によって異なります。天井高を重視した物件や、1階が店舗・駐車場(ピロティ)になっている建物では、階高が大きくなる傾向があります。
正確な高さは竣工図の断面図などで確認しましょう。
1階が駐車場や店舗のマンションは5階の高さが変わりますか?
1階が駐車場や店舗のマンションは、住宅専用の建物より1階の階高が大きくなる場合があり、その分だけ5階の床面も高くなります。例えば、1階の階高が通常より1m高ければ、5階の床面も約1m高くなる計算です。
正確な高さは、竣工図の立面図や断面図で確認しましょう。
ゴキブリは何階まで侵入しますか?
ゴキブリは5階以上の階でも侵入する可能性があります。配管まわりの隙間や換気口などを通って室内に入り込むため、階数だけで侵入を防ぐことはできません。
対策として、排水口の定期清掃や排水トラップの水切れ防止、換気口への防虫網の設置などが有効です。
まとめ:マンション5階の高さと住み心地
マンション5階の高さや住み心地について、押さえておきたいポイントは以下の3つです。
- 高さ: 階高3mなら5階の天井付近は約15m、床面は約12mが目安です。実際の高さは建物の構造や1階の用途によって異なるため、竣工図で確認しましょう。
- 住み心地: 眺望・日当たり・防犯面が魅力ですが、生活音やエレベーター停止時の負担、虫の侵入にも注意が必要です。内見やハザードマップで確認しましょう。
- 価格: 階数だけでなく立地や管理状態を重視し、購入時の諸費用やリノベーション費を含めた総額で判断することが重要です。
リノデュースでは、中古マンションの物件探しからリノベーションまで一社で対応しています。中古物件の購入とリノベーションをセットでご依頼いただいた場合、物件購入時の仲介手数料が無料になります(仲介のみ・リノベーションのみは対象外)。
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更新履歴
2026年11月1日:5階の高さの計算と法令の根拠を整理し、6階・7階との比較表と価格差の章を追加しました。
2026年9月17日:「マンションは何階がいいのか」「マンションの1階に住むのはあり?」の2記事を統合し、階数別の比較表と1階・低中層階・高層階のメリット・デメリットの章を追加しました。





